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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
41/262

第34話『俺、社長の危機?』

「才能を奪って、成り上がる!」


無職で底辺だった俺が、美少女ヒロイン達とともに現代社会を攻略していく物語、ぜひ覗いてみてください。


ちょっと空き時間に、俺の成り上がりハーレム物語をどうぞ!


感想・評価・ブクマ、ぜんぶめちゃくちゃ励みになります。

書く気力が120%になるので、応援よろしくお願いします!


ブックマーク&評価をいただけると、次の展開の原動力になります!

感想も全部読んでますので、お気軽に一言でも残してくれると喜びます!





.




「聞いてますかー? せんぱーい? おーいおーい♪」


……あーもう、ちょっと黙って。整理させて。


とりあえず今の状況まとめると――


 


「うちの会社の社員が、女の子に暴力を振るった……と?」


……は?


「そのゴミは、私が処分してきます」


物騒すぎるわノア!!


「ちょっと待て! ノア! 落ち着け! とりあえず深呼吸しよ!? な!?」


 


俺はノアを必死でなだめつつ、ユズハに確認。


「で? よりによって人前で……ほんとなのか?」


ユズハは頬を指でツンツンしながら――


「それがですね〜、多分ほんと〜……なのかな?」


「……“かな?”ってなんで疑問系なんだよ!?」


 


「今までの誹謗中傷って証拠がないから〜、パパっと消せたんですけどぉ〜」


おい、サラッと怖いこと言わないで?


「今回は、被害者?がいるんですよぉ〜」


 


……ん?


ノアがスッと首を傾げる。


「ユズハさん……被害者が何故疑問系……なのですか?」


……俺もそれ気になる。


被害者いるなら、もうアウト確定だろ?


 


ユズハが説明しようとした、その時――


ガチャッ!


「潤くーん! 会いたかったでー? ほら、再会のぎゅーや♡」


おっふ……!?


いや違うからな!?

興奮とかしてないからな俺!?


 


慌ててノアが暴走する前に、俺はカエデをベリッと引き剥がす。


「潤君冷たいなぁ……うち、泣いてしまうで?」


ぐっ……罪悪感攻撃やめろ。


 


カエデはクスクス笑いながら、真顔に戻る。


「まぁ冗談はさておきや。ユズハ、もうみんなに話したん?」


「カエデさんが〜邪魔したんじゃないですかぁ〜」


ユズハがぷくーっと頬を膨らませて抗議。


いやいや、あなたもさっき修羅場一歩手前だったからね?


 


ノアがピシッと空気を締める。


「……で? 話の続きを」


 


カエデは腕を組んで、真面目モードに。


「その被害者の女性がな〜、うちの社員の服着とる人に殴られたって言うてるらしいんよ」


「……マジか……」


「まーな、ほんまにうちの社員か?ってのもあるけど、会社としてはまずは謝罪やろって思て謝りに行ったんやけど――」


「話が全然できへんかったわ」


 


カエデは苦笑しながら肩をすくめる。


「とりあえずはエンリに任せてきたけどな」


 


事態は――重い。


うちの会社のウリは『悪党だからこそ守れる』って看板。

でも裏を返せば、その信頼が命。

崩れりゃ、一瞬で瓦解する。


 


「でもな?」


カエデが不敵に笑った。


「うちもただ旅してたわけちゃうねん。おもろい話、持ってきたで?」


「おもろい話、って?」


俺がそう訊ねると、カエデがニヤッと笑った。


 


「うちの会社の――新事業や!」


 


……新事業?


 


「ウチらの若い連中な? 意外と“働き口と収入さえあれば真面目にやるで”って子、多いんよ」


「で、近くの農家の手伝いさせて、その野菜の売り先までウチらがマネジメントするっていう……まったく新しいビジネスや!」


「今、その協力企業とか出資してくれる人回ってるとこでな〜」


 


ほぉ……意外とちゃんとしてる。


 


「んでな、ノアが“CMやる”って言うたら、意外と人が集まってきてな! ノア様様やでほんま♪」


 


……え、ノアCM出るの?

なんか勝手に話が進んでない?


 


「えっ、ノア。勝手にそんな決めてよかったのか?」


 


だが、ノアは少し微笑んで、まっすぐ言い切った。


「潤様のために、私の演技が役立つのであれば。そしてそれが多くの人の役に立てるのなら……喜んで」


 


あーもう。

やっぱこの子、真っ直ぐで綺麗だよな……。


俺なんかのために、そこまでしてくれるとか。


 


でも――


 


「その話も、今回の事件を解決しないと進められないんじゃないか?」


 


カエデが表情を引き締めた。


「それやねん……この問題、ちゃんと解決できへんとウチら終わりや」


「まぁ……誰が仕組んだかはだいたい察しついとるけど、まだ証拠が足りん。決定打にはなれへんのや」


「それに……被害者の女性に会って、話を聞かんと始まらんしな」


 


だよな……


内部の誰がやったのか、本当に社員だったのか、

今はまだ情報が足りない。


 


俺は、立ち上がった。


「……よし」


「潤様、どちらへ?」


 


俺はゆっくり振り返り――


 


「俺が、探してみせる!」


 


そう言って、ドアを開けて颯爽と部屋を出た。

……いや、出た“つもり”だった。


 


後ろから聞こえる、三者三様の声。


 


「潤様……流石です……!」


「いや、あれたぶんノリで出ていっただけやな……」


「先輩、なんか可愛いですね〜♪」


 


……ええい、うるせぇ!!

今さら戻れねぇんだよ俺は!


 


こうして、潤は動き出す――

自分の会社と、大切な仲間を守るために!





【あとがき小話】


作者『(΄◉◞౪◟◉`)』


潤『……は? なにその顔文字』


作者『真面目な顔してみた』


潤『いや、どう見ても不審者じゃねぇか!!なんで真面目アピールにそのチョイス!?』


作者『いやほら、あとがきってさ、ふざけてばっかだと読者に“ちゃんと書いてるのか?”って思われるかなって……』


潤『その考え方は正しい。でも顔が全力で逆方向なんだわ』


作者『これは真剣さの象徴だから。(΄◉◞౪◟◉`)=本気』


潤『新しい顔文字の使い方すんな。

しかも前回のあとがきでアメリカンドッグ論争してただろ』


作者『でも今回はこの顔で締めるから──

(΄◉◞౪◟◉`) < 次回もよろしくお願いします』


潤『やめろ!!閉じ方までふざけんな!!』


 


作者:pyoco(表情だけは真面目です)



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