表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
37/262

第31話『俺、社長?』

「才能を奪って、成り上がる!」


無職で底辺だった俺が、美少女ヒロイン達とともに現代社会を攻略していく物語、ぜひ覗いてみてください。


ちょっと空き時間に、俺の成り上がりハーレム物語をどうぞ!


感想・評価・ブクマ、ぜんぶめちゃくちゃ励みになります。

書く気力が120%になるので、応援よろしくお願いします!


ブックマーク&評価をいただけると、次の展開の原動力になります!

感想も全部読んでますので、お気軽に一言でも残してくれると喜びます!





.


俺――社長らしい。


……いや、知らんけど。


どうやら俺が名義だけ預けてた警備会社、やたらと評判がいいらしい。


カエデ、ユズハ、エンリが中心になって動いて、

キャッチコピーは「元悪人だからこそ、悪から守れる」。

……まぁ分からんでもないが。


しかも社内では、なぜか俺が“全ての悪を破滅へ導く存在”として神格化されているらしい。


誰がそんな設定作った。

知らんぞ、俺。


 


で、世間で広まってる俺の噂がこれだ。


「葉山潤は、ゴリラのような大男で不良100人を叩き伏せた武闘派」


「超優秀な頭脳で、悪人が勝手に滅びていくインテリヤクザ」


 


……誰だよソイツ。


俺じゃねぇよ。


 


で、実際に会社に顔を出してみた結果――


 


『おう、坊主。今日も葉山社長とユズハ様の世話、頼むぞ!』


「……はい〜頑張りまーす」


 


『おはよう! オメェ、葉山社長とエンリ姐さんに失礼ないようにな?』


「……はいしっかりやりまーす」


 


『ヒャッハー! 葉山社長とカエデねぇは怒らせると一瞬で消されちまうぜ!』


「……はい肝に銘じまーす」


 


……うん。


俺が誰にも葉山潤として認識されてねぇ。


完全に“社長のお世話係”と思われてる。


……何この人生。どこで間違えたんだろうな、俺。






社長室に入ると、そこにはユズハとエンリがいた。


「二人ともおはよー」


「潤さん、おはようございます」


「先輩〜おはようございます♪ あらあら〜朝からユズハに見惚れちゃいました〜?」


「ちげーわ……まあ可愛いけど……」


…… ピシィッ。


エンリの方から、ピシィッ……と、音がした“気がする”。いや、多分した。絶対した。


「それはそうと、なんでまだ先輩呼びなんだよ。社長とか、潤とかでいいだろ。もう会社の先輩後輩じゃないし」


「え〜、先輩は先輩じゃないですか〜。それか〜……ダーリン♡とかでもいいですよ〜?」


……あれ?

エンリさん、笑ってるけど……またピシィッと聞こえたぞ? 怖ぇ。


「先輩とダーリンの二択なのかよ……なら先輩でいいや」


「え〜? 釣れないですね〜」


耳元にスッと近づいて――


「先輩こそ〜……ハニ〜♡とか呼んでくれてもいいんですよ〜?」


コホン――!


エンリが咳払い。

笑顔だけど、声にめちゃくちゃ圧が乗ってる。


「潤さ〜ん? お仕事、しましょうねぇ……?」


いや怖っ。これが癒し系ってマジかよ……。


慌てて話を逸らす。


「で、二人してここにいるってことは……なんかあった?」


この二人が揃って暇なわけがない。

何かある――しかもロクでもないことだ。


案の定、ユズハがニコニコと、とんでもない話を始めた。


「それがですね〜最近この会社、めっちゃ調子いいじゃないですか〜。だから〜やきもち焼いてる人がいるらしくて〜」


「ネットで誹謗中傷を書いていた方々には、こちらで対処しましたが……どうやら別の会社が人を雇って動かしていたようです」


……はい?


「……対処って、何したの?」


「話し合いですよ〜? 時間をかけて、ゆっくり、丁寧に。ちゃんと納得してもらいましたから♪」


……あれ? エンリさん、それ拷問ギリギリの言い回しじゃない?


「……縄の痕くらいは、ついちゃいましたけど」


アウトやないか!!!


合法ギリギリで済ませてる顔じゃないだろ、これ。

いや、深く聞かない方が良さそうだ……命的に。


「まあ、解決したなら良かったじゃん……」


と、思った瞬間。ユズハが悪戯っぽく笑った。


「先輩〜それが〜、まだ終わってないんですよ〜」


……あ?


「相手の会社、また別の連中を雇ってきたみたいで。調べてみたら……なんか、きな臭いんですよね〜」


……嫌な予感しかしねぇ。


エンリが淡々と続ける。


「私たちも調査中ですが……この規模と手口、ただの嫌がらせでは済まないかもしれません」


……帰って、もやし食べよ。


今夜は現実逃避で決まりだ。


ただ――


この時の俺は、まだ知らなかった。

この一件が、次なる“才能奪取”と、俺の名を更に世間に轟かせる戦いの始まりだったなんて。





【あとがき小話】


作者『ユズハ~、ノアもカエデもブックマークお願いしてくれたし、

君もちょっと媚びといてもらえる?』


ユズハ『え~? 媚びるってなんですか~? ユズハ、そういうの苦手なんですけどぉ?』


作者『得意そうな口調で言うな』


ユズハ『じゃあ……“ブックマークしてくれたら、先輩のこと、も~っと好きになっちゃうかもですけど~?”』


作者『それが媚びだよ!!』


ユズハ『え~、でも違いますよぉ? ユズハは、自然体で甘えてるだけですから~♪』


潤『一番質が悪いやつな……』


ユズハ『あ、ブックマークしてくれなかったら……ふふ、どうなるかは、次の回で♡』


作者『やっぱこいつコワッ!!』


 


作者:pyoco(甘えられたいし甘やかされたい)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ