【特別回】祝・2000PVありがとう!ヒロイン女子会(?)
「──潤様の物語が、2000PV……」
ノアは静かに呟いた。
目を細め、胸に手を当てる姿はどこか神々しさすら感じさせる。
「ふふっ、すごいですね。潤さん、立派に成り上がってます」
エンリが柔らかく微笑む。
「ウチらの力も、ちょびっとはあるんちゃう?」
カエデはテーブルにドンと肘をついてドヤ顔。
ノアは即座に反論した。
「いえ……これは潤様の努力と才能の結果です。私たちはそのお力添えをしたに過ぎません」
エンリ「ふふ……でもノアちゃん、嬉しそうですよ?」
ノア「……当然です。潤様が評価されることが、私の何よりの喜びですから」
カエデ「ガチやん……やっぱノアちゃん、重いで?」
ノア「……誠実で忠実なだけです」
エンリ「でも……ノアちゃんに限らず、皆さん潤さんのことが大好きですからね」
カエデ「そらウチもや! ほら、ノアちゃんはどこが好きなん?」
ノア「……全部です」
カエデ「はやっ!?」
ノア「存在そのものが、私の生きる理由です。……逆に、嫌いなところなど一つも……」
エンリ「ふふ……私は潤さんの優しさ、ですね。困ってる人をほっとけないところ」
カエデ「ウチはあの無気力そうで適当なとこが逆にええわ。頼りないくせにやる時はやるってズルいやん?」
ノア「それは……わかります」
エンリ「……はい」
カエデ「ちょ、なんで息ピッタリやねん」
その時だった。
ガチャ──。
潤「……ん? なにしてんだお前ら」
ノア「な、なにも。潤様の今後の支援計画を……」
エンリ「ふふ……ただの女子会ですよ」
カエデ「いや〜潤君の自慢大会やっててん。えへへ〜」
潤「……なんか恥ずかしいからやめてくれ」
ノア「いえ。これからも潤様の偉業を、私たちは全力で支えていきます」
エンリ「はい。次の目標に向けて、また一歩ですね」
カエデ「次は3000PVとか目指してみる?」
──これからも、この物語は続いていく。
読んでくれている皆さまに、心から感謝を込めて──。
【次回もお楽しみに!】
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【特別回:裏】
──作者と潤の対談
潤「なぁ作者さん? ちょっと聞いていい?」
作者「どした主人公様?」
潤「俺さ……チート成り上がり系の主人公なのに……なんで“すごい才能”すらないんだよ?」
作者「え、そりゃお前……潤はおまけだからな?」
潤「おいぃぃぃ!? 何しれっと言い放ってんだよ! 主人公なんですけど俺!?」
作者「だってさ、潤って……“エビフライのエビ”だし」
潤「は?」
作者「エビフライってさ、タルタルソース食べるための棒って言うだろ?」
潤「……いやまぁ、聞いたことはあるけど?」
作者「つまりヒロイン=タルタルソース。潤=エビ」
潤「はいクソ失礼案件きましたー。俺、“ただの棒”扱い? 主人公とは?」
作者「まぁまぁ主役だよ主役。ちゃんと輝いてるって」
潤「軽いんじゃ! その言い方に真心が1ミリも感じられねぇ!」
作者「あとさ」
潤「ん?」
作者「一応言っとくけど」
潤「……なに?」
作者「ヒロインに手ぇ出したら、カリブ海を背泳ぎで横断するハメになる話書くからよろしく」
潤「はぁ!? 怖っ!! え、脅迫? それアウトじゃね?!」
作者「大丈夫大丈夫、元の世界戻ったら忘れるから」
潤「いやいやいやいや!! 忘れるとか言っても、今すでに怖ぇわ!! 何その呪いみたいなフラグ!!」
──この物語はフィクションです。
──でも作者の監視はガチです。
潤「やってらんねぇぇぇぇぇ!!」