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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
23/262

第20話『俺、就職する!』

「才能を奪って、成り上がる!」


無職で底辺だった俺が、美少女ヒロイン達とともに現代社会を攻略していく物語、ぜひ覗いてみてください。


ちょっと空き時間に、俺の成り上がりハーレム物語をどうぞ!


感想・評価・ブクマ、ぜんぶめちゃくちゃ励みになります。

書く気力が120%になるので、応援よろしくお願いします!


ブックマーク&評価をいただけると、次の展開の原動力になります!

感想も全部読んでますので、お気軽に一言でも残してくれると喜びます!





.


――就職、決まりました!


 


無職の俺でも社会復帰できる!


そんな奇跡の求人が、ハローワークに落ちてたんだよ。


 


・アットホームな雰囲気!

・やりがいあり!

・報酬も充実!

・助け合いを大切に!


 


もうこれ、理想の職場じゃん!


俺は秒速で応募して、即日内定をゲットした!


 


(これで俺も、社会人ライフ満喫ってわけよ……!)


 


そして――初出勤日。


 


夢と希望を胸に、オフィスのドアを開けた。


 


* * *


 


「葉山くん、ね? そこ、前に使ってた人の席だから、自由に使って〜」


 


ふんわりとした声で出迎えてくれたのは、

50代くらいの女性・亀山エツコさん。


 


「うちはね〜、ほんっと“明るい職場”だから。

助け合いを大事にしてて、成果はちゃんと評価されるのよ♪」


 


(うぉおおお!神環境……!!)


 


スタートから好印象MAX。


やる気スイッチが、ブチ上がる!


 


仕事はデータ入力と書類整理。


だけど「自分のペースでいいからね?」って言ってくれるし――


 


(いやマジかよ……この会社、天国か?)


 


「書類、もう終わったの? すごいわね〜!」


 


褒められた。しかも拍手付きで!


俺、今日から人間として生き直せる気がしてきた!


 


「じゃあ次、この伝票入力お願いできる?」


「はいっ、任せてください!」


 


ここまで、完璧なスタートだった――


 


……あの一言を言うまでは。


 


「この項目、ちょっとわからなかったので、空欄にしておきました!」


 


笑顔で報告した俺に、エツコさんの手がピタッと止まる。


 


「……空欄?」


 


「はい! 間違えたら大変だと思って……」


 


「……ふぅん」


 


その瞬間――エツコさんの“笑顔”が、完全に“無表情”に変わった。


 


「それ、“誰が確認する”つもりだったの?」


 


「えっ……えっと……エツコさん……?」


 


「つまり葉山くんは、“私に手間をかける存在”ってことになるのね」


 


(……えっ、なんでそんな話に!?)


 


「“助け合い”って、言ったわよね?」


 


「“誰にも負担をかけず、すべて自分で処理する”。それが、うちの“助け合い”なのよ?」


 


(定義が独自すぎるーーー!!)


 


「す、すみません! 次からは全部調べて……!」


 


「いえいえ♪ 新人さんなんだもの〜気にしないで?」


 


……なのに、口調と裏腹に“書類の山”が3倍に増えていた。


 


「じゃあこれとこれと……これもお願いね?」


 


“ドサッ、ドサッ、ドサッ”


 


(いやこれ、もう“盛り放題”じゃん……!?)


 


「……はいっ、頑張ります!」


 


必死に笑顔を作りながら、震える指でキーボードを打ち始める。


 


(この圧……なにこれ、こわ……)


 


* * *


 


昼休み、ようやく逃げるように立ち上がった――そのとき。


 


「葉山くん? どこ行くの?」


 


「え、あの、休憩……」


 


「……えっ?」


 


「……??」


 


「仕事、残ってるよね?」


 


「えっ、でも、時間……」


 


「“人に手間をかける”気なの?」


 


(来たーーーーー!!)


 


にっこり笑顔のまま、空気が凍る。


あれだ、ホラー映画でよく見る「静かに怒るやつ」!


 


「そ、そうですよねっ! やります!仕事します!」


 


(この職場、怖すぎんだろ……)


 


* * *


 


その日――俺が口にできたのは、


水、だけだった。


 


アットホーム(※殲滅系)……


この“優しさ”に、俺の胃が耐えられるのか……!?






【あとがき小話】


作者『……やっぱさ、ラーメンにもやしって、必須じゃね?』


潤『わかる。あのシャキシャキ感がないと始まらん』


作者『だよな!? わかってる奴がいたか……!』


潤『てかさ、もやしって“貧乏飯の象徴”みたいに思われがちだけど──ラーメン界だと急に格上になるよな』


作者『あれ完全にスター食材だよ。脇役のフリして、実は主役級』


潤『もやしなしでラーメン食えって言われたら、俺、多分“もういいです”って箸置くもん』


作者『わかるわ~。チャーシューより無いと困るまである』


潤『チャーシューには申し訳ないけど、もやしって“魂”なんだよな』


作者『じゃあ、今後もこのあとがきにはもやし要素入れていこう。読者にバレない範囲で』


潤『やめろや。バレると変な縛り芸始まるからな』


 


作者:pyoco(今日の夜はラーメン)


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