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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第3章『初心者の作者が本気出すでしょう』
224/262

第199話『咎人』

【読たんへお願い!】


作者の夢──

ヒロインの薄い本です!!(ドン!!)


え?真面目な目標じゃないって?

うるさいっ!!

作者は本気なんです!!!(大事なことなので3回目略)


この夢を叶えるためには──

もっともっと!この作品が知られなきゃダメなんです!!



評価

ブクマ

コメント(なんでも嬉しいです、雑談感覚でOK)

リアクション


あなたのアクション、全部が……

“読たんの一押し”が、作者の魂の着火剤になるんです!!

あなたが思っている以上に──

あなたのリアクションやコメントに、作者は救われています。


ブクマ、評価、コメント、リアクション。

その一つ一つが、

「ちゃんと届いてるんだ」って教えてくれるんです。




可愛いけどやべー子たち!

愛しいのに社会壊すヒロインたち!


このバカで全力で尊いヒロインたちを、

もっと世界に広めるために──


お願い!

あなたの「読んだよ」が、作者のエネルギーになるんです!



今後の目標:

「薄い本、ください」って言われるくらいのヒロインズを育てたい!


その第一歩を、あなたの一票で……!


──ドアの外に、靴音。

複数。重い足取り。間違いなく警備だ。


矢野が落ち着いた声で言い放つ。


「──今すぐ下がれ。お前一人でどうにかできる相手じゃないぞ」


 


(こっちはどう見ても“戦闘力ゼロ”な見た目だしな……)


 


でも──そのとき。


潤の視界の隅に、青いウインドウが静かに現れる。


 


【スキルウインドウ展開】


【使用スキル】

・反射強化(Lv4)

・格闘(Lv8)


【連続使用を開始します】


→イエス!


──システム音は鳴らず、ただ“身体”が動く。


 


「……俺をなめんなよッ!!」


 


潤はドアに背を向け──突進してくる警備員に向かって叫んだ。


「でやあああああぁぁぁッッ!!!」

※妙に甲高い声で


 


一人目が躊躇した──その一瞬。


潤はその腕を取って、思い切り壁に叩きつけた!


「ぐぅっ……!? な、なにっ……!?」


 


二人目がスタンバトンを振りかぶる。

だが──


「うおらああああ!! このやろうぉぉ!!」


潤の意味不明な吠え声とともに、ローキックでバトンをはじき飛ばし、

肘打ち→膝蹴り→回し蹴り(でもなぜか形が様になってる)!



 


──気がつけば、警備員2名は床で呻いていた。


そして。

背後からその光景を見ていた矢野は、明らかに表情を強張らせる。


 


「お、お前……見た目、ただの陰キャやないか……!なんで……なんでや……!」


「うっさいわ!こっちだってビビってんだよ! でもなぁ──!」


潤はネクタイを振り払って一歩踏み出す。


「お前らみたいな“勘違い上級国民”が──

勝手に人の人生決めて良いわけねぇだろうがッッ!!」


 


その怒声に、マイは思わず肩を震わせ──

潤の背中を、目を潤ませて見つめた。


 


(潤さん……あなた、やっぱり……)


 


矢野が一歩後退する。

その額に、初めて汗が滲んだ。


 


「な……なんだね!?」


矢野の顔が引きつる。眼鏡にかけた手がわずかに震え、乾いた唇がパクつく。


「こ、こんなことしてタダで済むと思ってるんか?!ああん!?」


 


俺は一歩も引かず、真正面から睨み返す。


「お前こそ……このまま帰れると思うなよ」


 


「ワイを殴るんか?!け、警察に突き出してみぃ!その時は、お前の会社も──そのバカ女の会社も終わりや!!」


矢野が壁際まで逃げながら、必死に喚く。


「ワイはなぁ!誘われたから来ただけや!はめられたんや!なあ!?マイちゃん!お前も悪いやろがああああ!!」


 


──その一言で、俺の理性が切れた。


「この野郎ッ!!」


肩を跳ね上げ、拳を握り──矢野に掴みかからんと詰め寄った。


だが──


 


「待って!!」


振り返れば、マイが必死に手を伸ばしていた。


「やめて、潤君……っ!」


その目は、苦しみと覚悟を押し殺すように伏せられていた。


 


「……これ以上やってしまったら、取り返しがつかなくなってしまうの……」


「……っ」


「潤君には、待ってくれてる“大切な人たち”がいるでしょう……?信じてるから、信じて帰りを待ってるから、あなたはここに来たんじゃないの?」


 


 


……分かってる。


殴っても、何も解決しない。

何も変わらない。

むしろ──すべてが壊れる。


でも、それでも──!


 


 


──その時だった。


空気が震えた。


青白い光が、視界の隅で静かに脈動する。


 


【スキルウインドウ展開】


【通知】

《新規スキル合成が完了しました》


【パッシブユニークスキル】


【咎人の玉座とがびとのぎょくざ


◤正しさを否定した者にこそ、王座は似合う◢

──スキルは自動発動します。


──発動中。


 


(……これは──?)


 


何もしていない。声も荒げていない。ただ、そこに“立っている”だけ。


……なのに。


矢野の表情が、みるみる青ざめていく。


「…………っ」


目を見開き、喉を引きつらせ、ゆっくりと後ずさる。足がもつれ、背が壁に張り付く音がした。


 


「ど、どうした?」


俺は静かに、低く問いかけた。


「さっきまで──あんなに吠えてたじゃねぇか?」


 


矢野の口がパクパクと動く。だが、もう何も言葉になっていない。


それでも──叫びはじめた。


 


「な、なんや!?金か!?金が欲しいんか!?なあああああ!?」


 


「そんなもんいるかァァァァァッ!!」


 


「ヒィッ……っ!!お前は知らんやろ……この国には、個人の意見やら正義やら、そんなもん通らへんのやっ……!」


矢野の口が、止まらない。


「この法案もなぁ!!全部、AI市場の独占のための国絡みの陰謀なんや!!」


「い、いくらワイをここで殺しても止まらんぞ!?鳴海がおる限り、この流れは止まらへんのや!!」


 


「……殺しても止まらない、か」


俺は、ゆっくりと拳を振り上げ──


 


「ひっ……ひいいぃぃ!わ、ワイだって鳴海に脅されてたんや!わいかて、ただのトカゲの尻尾やぁ!!なあ!!ワイを──」


 


「──うるせぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


 


ドンッ!!


 


拳が壁を打ち抜く直前──


矢野の体は、崩れ落ちるように膝から崩れ──そのまま、白目を剥いて気絶していた。


 


 


静寂が、訪れる。


マイの震えた呼吸だけが、部屋の中に残っていた──。








珍しく真面目な解説


あとがき小話



【ストックスキル:4枠/最大10枠】

•格闘(Lv8)

•自動反応無効(Lv2)

•反射強化(Lv4)

•証拠隠滅(Lv6)


 


【リンクスキル:5種】

演者ノア:動き・雰囲気を模倣可能(声・本質は模倣不可)

解析眼カエデ:発言の真偽をピンポン/ブブー音で潤にだけ判別

精神干渉耐性エンリ:あらゆる精神干渉を無効化(ランダム発動)

笑顔共有ミリー:対象と潤が強制的に笑いを抑えられなくなる(※潤側は精神耐性で無効化済)

名推理リア:証拠が揃えば、過去や未確認情報を推理・再構築可能


 


【パッシブユニークスキル】

•咎人の玉座とがびとのぎょくざ

 ◤正しさを否定した者にこそ、王座は似合う◢

 効果:

 ・周囲が「支配者」として錯覚しやすくなる

 ・無言や静観が「裏の意図」として深読みされる

 ・祝福されぬ戴冠者として、──────となる




最新版スキルリストです

ここから物語が加速……する予定


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