『61000の感謝を魔法に込めて。変身☆全員集合なのです!』
作者『本当にありがとうございます
なろう28000、カクヨム23000──合計61000PV……
信じられません。
私と同じ空の下で、今日も読んでくれてる“あなた”のおかげで、私はここにいられます。』
潤『……めちゃくちゃ真面目じゃん。何があった?』
作者『いやでもさ!?一応確認しとくけど、同じ空の下だよね!?
火星とか木星とかに読者さん居たりしないよね!?』
潤『いるわけねーだろ!この地球基準野郎!』
作者『でも居たらすごくない!?火星で通信遅延5分越しに“面白かったです”とか届いたら俺泣くよ!?』
潤『泣くな。俺も泣くわ』
作者『とにもかくにも、今後もテンション高く暴れながら、作品を突き進んでいきます!
作者のハイテンションと、潤のツッコミと、ヒロインズのカオスに、ぜひ今後もお付き合いください!』
潤『つまり俺がまた苦労するやつだな……』
『語尾で死ぬほど自己紹介してくる世界線』
俺の名は潤。
ただの一般人──だったはずなのに、気づけば“おかしな女の子たち”に囲まれ、
彼女らが作った“謎の会社”に巻き込まれ、
今や命すら不安な毎日を過ごしている。
そんな中、やつらは突然こう言い出した。
ミリー「PV合計61000記念なのです!」
ユズハ「じゃあ改めて自己紹介しよーよ!しかも語尾縛りでっ!」
カエデ「にゃん語か、なのです語。どっちか選ぶしかないにゃん♪」
ノア「決まりにゃん!じゃ、潤以外全員、語尾縛り適用なのです」
──なぜ俺だけ仲間外れなんだよ。
ミリー「ミリーはねー、ミリーなのですっ! いっぱい笑って、いっぱい甘えて、いっぱい元気な存在なのですっ!」
勢いだけで自爆しそうな全開テンションで、ミリーが両手をブンブン振りながら回ってる。
いつも通り明るいのはいいけど、語尾に“なのです”をつけたせいで、幼児感がすごい。
ミリー「踊るのも!歌うのも!じゅんくんに抱きつくのも!全部ミリーの特技なのですっ!」
それ最後だけ絶対特技じゃねぇよ。
むしろ犯罪の一歩手前なんだよ。
リア「……私はリア、なのです。日常的に分析を行い、合理性をもって行動するのです」
リア、お前もなのです勢かよ。
絶対似合わないと思ってたけど、想像以上にぎこちない。
リア「この言語仕様は……正直、私の知性を一時的に損なう危険性がある、なのです。
だが適応とは試練でもある。なので、これはこれで──実験的価値が……なの、で、す……」
今めっちゃ語尾バグったよな?
データ転送失敗みたいな声出たよな今?
ユズハ「はぁい♡ユズハにゃんだよ〜? 潤先輩を溺れさせる可愛いお姉さんにゃん♡」
来たな、にゃん勢の問題児。
ユズハ「最近よく言われるの。“ユズハって小悪魔すぎて怖い”ってにゃん。でもね?違うにゃん。これは全部、戦略♡」
それが怖いって言ってるんだよ全員。
あと語尾つけたことでさらに胡散臭さが増してんぞ。
ユズハ「……ってことで先輩? 今日のにゃん語プレイ、どうだったにゃん♡?」
プレイとか言うな。今すぐ黙れ。
カエデ「……ウチ、カエデやけど……こ、こんなアホみたいな語尾……にゃ、にゃん……って、あかんて……恥ずかしすぎるわ……」
急に地面に座り込んで顔真っ赤になってる。
カエデ「ウ、ウチは……潤くんのこと守ってるだけやし……くっつくんは仕事の一部やし……にゃ……ん……うぅ……」
崩壊してるじゃねぇか。
感情も、語尾も、すべて。
カエデ「で、でもなっ!?潤くんが“可愛い”って言ってくれるまで、頑張るにゃ……!!」
言ってねぇわ。誰も言ってねぇし、今のはむしろ呪文だったわ。
ノア「私はノアです。潤様に捧げるこの身と心、そして役割のすべて……それが私なのです」
なぜその語尾で“忠誠”を語る!?
違和感がすごすぎて頭に入ってこねぇよ!
ノア「私は本来このような稚拙な言葉を使用するべきではないのですが……潤様が楽しそうだったので。私も“従います”、なのです」
あれ?今完全に俺のせいにされたよね?
語尾の恥ずかしさ、八つ当たりされてないか俺?
エンリ「エンリと申します、なのですよ〜♪ こうして改めてお話しできる機会をいただけて、とても嬉しいです、なのですよ〜」
あれ?この人だけ語尾の違和感ゼロなんだけど。
なんだこの包み込むような“なのですよ〜”。
エンリ「普段は潤さんの行動を見守りながら、必要な時にそっと手を伸ばす立ち位置にいます、なのですよ〜
……ふふっ、でも今日は、こうして語尾で遊ぶ潤さんも見てみたかったです、なのですよ〜」
俺は一言も語尾遊びに参加してねぇんだけどな。
なのに、一番見抜かれてる気がするのはなんでだろう。
──というわけで。
なろう28000PV+カクヨム23000PV=61000PV記念。
感謝を伝えるには……こいつらの自己紹介で伝わったのかどうかは正直わからない。
でも。
読んでくれる人がいるからこそ、俺たちの騒がしい日常も、こうして形になっていく。
……だから、伝えるしかない。
ありがとう──ここまで読んでくれた人へ。
そしてこれから、もっと騒がしくなる未来へ。
ようこそ、俺たちの物語へ。
たぶん、この先もろくなことにはならないけど。
それでも……どこか、楽しい地獄だと、思うからさ。
【あとがき小話】
──記念回といえばこれしかない。
\魔法少女化・全力召喚!/
作者『はい、というわけで!61000PV記念回!
恒例行事いきまーす!魔法少女化・全員強制!!』
潤『いや何が“恒例”だよ。聞いたことねぇぞその儀式!?』
ミリー「いっくよーっ!ミラクル変身〜っ♪」
(キラキラの音と共に、両腕をぐるんぐるん回しながらスカートひらり)
ミリー「舞い降りた奇跡の☆情熱のピンク! ミラクル・ミリー、参上なのですっ!」
潤(心の声)
「もう完全に“魔法少女そのもの”なんだけど!?
ノリすぎて変身ポーズがプロレベルだよ!」
ユズハ「ん〜……これ、マジでやるんですね〜?
……じゃ、先輩見ててください♡」
(腰に手を当て、ウィンク付きでターン)
ユズハ「嘘と演出の化身♡ 漆黒のマジカル・ユズハにゃん、降☆臨!」
潤(心の声)
「うわぁ……技名とか出しそう。
絶対“ダーク・シンフォニック・ラブショット”とか口走るタイプだ……」
カエデ「な、なぁこれ……ほんまにやるん……?」
(目線逸らしながら、そっと手を広げる)
カエデ「うぅ……ほ、ほんわかパトロールっ、まもってみせるで……!
マジカル・カエデ……参上や……にゃん……」
潤(心の声)
「最後の“にゃん”が限界突破しとる……!顔真っ赤やん……!」
リア「……私がこのような衣装を着る合理性が、どこにあるのでしょうか」
潤『やめとけ!そのまま静かに帰れ!』
リア「……でも、データを取る価値はあります。
変身……起動。装甲展開。防御魔術、展開完了」
リア「論理と防御の蒼き使徒──マジカル・リア、起動完了」
潤(心の声)
「ちょっと待て、こいつ変身がメカ寄りだぞ!?誰か止めろ!」
エンリ「ふふ……これも“記念”なら、やるしかありませんね」
(包容力全開の笑顔で、両腕を広げて旋回)
エンリ「優しさを包む光のベール──マジカル・エンリ、ただいまです♪」
潤(心の声)
「うわ……優しい魔法少女だ……一番それっぽい……
でも絶対“過保護シールド”で世界崩壊するやつだコレ……」
ノア「……ああ、また皆さん潤様に媚びを売る準備ですね?」
潤『え?違くね?これはただのギャグでは?』
ノア「変身など、くだらないと思っていました。ですが……」
(黒い羽の演出と共に、静かに目を閉じる)
ノア「その身に刻め、愛の呪縛。
マジカル・ノア──潤様のためだけに顕現しました」
潤(心の声)
「やっべぇ、語感と演出がガチすぎる!
“魔法少女”じゃなくて“魔王城の恋人枠”じゃねぇか!」
イヨ「…………き、きらめけ……魔法のっ……か、かなぶん……」
潤『今なんつった!?』
イヨ「違うの!名前とかないのっ!でも……頑張るもん……!
みんなが笑ってくれるなら……っ、イヨだって……!」
(ギラギラしたカナブンのバッヂをつけながら)
イヨ「……マジカル・イヨ、ちょっぴり泣きながら……出動ですっ!」
潤(心の声)
「泣いてる!完全に泣きながら変身してるぞ!でも可愛いから許されてるのが悔しい!」
久松「……はいはーい。あたしまで? マジで? 逃げられないやつ?」
潤『断れない性格なのに登場頻度高いせいで巻き込まれてる……』
久松「仕方ないっすね〜……よいしょっと。
じゃ、いきますよー?」
(タピオカ片手に片脚だけ回す簡易変身)
久松「燃えよタピ魂!常温でもぬるいぜ!
マジカル・ひっさまっつー、参☆戦☆っす!!」
潤(心の声)
「誰よりノリノリだった!!最終的に一番ポーズキマってた!!」
潤『……で?なんだったの?この茶番?』
作者『記念回といえばこれだろ?
このあと全員の変身バンク出す予定なんでよろしく』
潤『やめろ。データ容量の無駄だわ!!』