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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第3章『初心者の作者が本気出すでしょう』
217/262

『61000の感謝を魔法に込めて。変身☆全員集合なのです!』

作者『本当にありがとうございます

なろう28000、カクヨム23000──合計61000PV……

信じられません。

私と同じ空の下で、今日も読んでくれてる“あなた”のおかげで、私はここにいられます。』


潤『……めちゃくちゃ真面目じゃん。何があった?』


作者『いやでもさ!?一応確認しとくけど、同じ空の下だよね!?

火星とか木星とかに読者さん居たりしないよね!?』


潤『いるわけねーだろ!この地球基準野郎!』


作者『でも居たらすごくない!?火星で通信遅延5分越しに“面白かったです”とか届いたら俺泣くよ!?』


潤『泣くな。俺も泣くわ』


作者『とにもかくにも、今後もテンション高く暴れながら、作品を突き進んでいきます!

作者のハイテンションと、潤のツッコミと、ヒロインズのカオスに、ぜひ今後もお付き合いください!』


潤『つまり俺がまた苦労するやつだな……』

『語尾で死ぬほど自己紹介してくる世界線』


 


俺の名は潤。

ただの一般人──だったはずなのに、気づけば“おかしな女の子たち”に囲まれ、

彼女らが作った“謎の会社”に巻き込まれ、

今や命すら不安な毎日を過ごしている。


 


そんな中、やつらは突然こう言い出した。


 


ミリー「PV合計61000記念なのです!」

ユズハ「じゃあ改めて自己紹介しよーよ!しかも語尾縛りでっ!」

カエデ「にゃん語か、なのです語。どっちか選ぶしかないにゃん♪」

ノア「決まりにゃん!じゃ、潤以外全員、語尾縛り適用なのです」


 


──なぜ俺だけ仲間外れなんだよ。


 


 


 


ミリー「ミリーはねー、ミリーなのですっ! いっぱい笑って、いっぱい甘えて、いっぱい元気な存在なのですっ!」


 


勢いだけで自爆しそうな全開テンションで、ミリーが両手をブンブン振りながら回ってる。

いつも通り明るいのはいいけど、語尾に“なのです”をつけたせいで、幼児感がすごい。


 


ミリー「踊るのも!歌うのも!じゅんくんに抱きつくのも!全部ミリーの特技なのですっ!」


 


それ最後だけ絶対特技じゃねぇよ。

むしろ犯罪の一歩手前なんだよ。


 


 


リア「……私はリア、なのです。日常的に分析を行い、合理性をもって行動するのです」


 


リア、お前もなのです勢かよ。

絶対似合わないと思ってたけど、想像以上にぎこちない。


 


リア「この言語仕様は……正直、私の知性を一時的に損なう危険性がある、なのです。

だが適応とは試練でもある。なので、これはこれで──実験的価値が……なの、で、す……」


 


今めっちゃ語尾バグったよな?

データ転送失敗みたいな声出たよな今?


 


 


ユズハ「はぁい♡ユズハにゃんだよ〜? 潤先輩を溺れさせる可愛いお姉さんにゃん♡」


 


来たな、にゃん勢の問題児。


 


ユズハ「最近よく言われるの。“ユズハって小悪魔すぎて怖い”ってにゃん。でもね?違うにゃん。これは全部、戦略♡」


 


それが怖いって言ってるんだよ全員。

あと語尾つけたことでさらに胡散臭さが増してんぞ。


 


ユズハ「……ってことで先輩? 今日のにゃん語プレイ、どうだったにゃん♡?」


 


プレイとか言うな。今すぐ黙れ。


 


 


カエデ「……ウチ、カエデやけど……こ、こんなアホみたいな語尾……にゃ、にゃん……って、あかんて……恥ずかしすぎるわ……」


 


急に地面に座り込んで顔真っ赤になってる。


 


カエデ「ウ、ウチは……潤くんのこと守ってるだけやし……くっつくんは仕事の一部やし……にゃ……ん……うぅ……」


 


崩壊してるじゃねぇか。

感情も、語尾も、すべて。


 


カエデ「で、でもなっ!?潤くんが“可愛い”って言ってくれるまで、頑張るにゃ……!!」


 


言ってねぇわ。誰も言ってねぇし、今のはむしろ呪文だったわ。


 


 


ノア「私はノアです。潤様に捧げるこの身と心、そして役割のすべて……それが私なのです」


 


なぜその語尾で“忠誠”を語る!?

違和感がすごすぎて頭に入ってこねぇよ!


 


ノア「私は本来このような稚拙な言葉を使用するべきではないのですが……潤様が楽しそうだったので。私も“従います”、なのです」


 


あれ?今完全に俺のせいにされたよね?

語尾の恥ずかしさ、八つ当たりされてないか俺?


 


 


エンリ「エンリと申します、なのですよ〜♪ こうして改めてお話しできる機会をいただけて、とても嬉しいです、なのですよ〜」


 


あれ?この人だけ語尾の違和感ゼロなんだけど。

なんだこの包み込むような“なのですよ〜”。


 


エンリ「普段は潤さんの行動を見守りながら、必要な時にそっと手を伸ばす立ち位置にいます、なのですよ〜

……ふふっ、でも今日は、こうして語尾で遊ぶ潤さんも見てみたかったです、なのですよ〜」


 


俺は一言も語尾遊びに参加してねぇんだけどな。

なのに、一番見抜かれてる気がするのはなんでだろう。


 


 


──というわけで。


 


なろう28000PV+カクヨム23000PV=61000PV記念。

感謝を伝えるには……こいつらの自己紹介で伝わったのかどうかは正直わからない。


でも。


読んでくれる人がいるからこそ、俺たちの騒がしい日常も、こうして形になっていく。


 


……だから、伝えるしかない。


 


 


ありがとう──ここまで読んでくれた人へ。

そしてこれから、もっと騒がしくなる未来へ。

ようこそ、俺たちの物語へ。


 


たぶん、この先もろくなことにはならないけど。


それでも……どこか、楽しい地獄だと、思うからさ。

【あとがき小話】


──記念回といえばこれしかない。

\魔法少女化・全力召喚!/


 


作者『はい、というわけで!61000PV記念回!

恒例行事いきまーす!魔法少女化・全員強制!!』


潤『いや何が“恒例”だよ。聞いたことねぇぞその儀式!?』


 


 


ミリー「いっくよーっ!ミラクル変身〜っ♪」


(キラキラの音と共に、両腕をぐるんぐるん回しながらスカートひらり)


ミリー「舞い降りた奇跡の☆情熱のピンク! ミラクル・ミリー、参上なのですっ!」


潤(心の声)

「もう完全に“魔法少女そのもの”なんだけど!?

ノリすぎて変身ポーズがプロレベルだよ!」


 


 


ユズハ「ん〜……これ、マジでやるんですね〜?

……じゃ、先輩見ててください♡」


(腰に手を当て、ウィンク付きでターン)


ユズハ「嘘と演出の化身♡ 漆黒のマジカル・ユズハにゃん、降☆臨!」


潤(心の声)

「うわぁ……技名とか出しそう。

絶対“ダーク・シンフォニック・ラブショット”とか口走るタイプだ……」


 


 


カエデ「な、なぁこれ……ほんまにやるん……?」


(目線逸らしながら、そっと手を広げる)


カエデ「うぅ……ほ、ほんわかパトロールっ、まもってみせるで……!

マジカル・カエデ……参上や……にゃん……」


潤(心の声)

「最後の“にゃん”が限界突破しとる……!顔真っ赤やん……!」


 


 


リア「……私がこのような衣装を着る合理性が、どこにあるのでしょうか」


潤『やめとけ!そのまま静かに帰れ!』


リア「……でも、データを取る価値はあります。

変身……起動。装甲展開。防御魔術、展開完了」


リア「論理と防御の蒼き使徒──マジカル・リア、起動完了」


潤(心の声)

「ちょっと待て、こいつ変身がメカ寄りだぞ!?誰か止めろ!」


 


 


エンリ「ふふ……これも“記念”なら、やるしかありませんね」


(包容力全開の笑顔で、両腕を広げて旋回)


エンリ「優しさを包む光のベール──マジカル・エンリ、ただいまです♪」


潤(心の声)

「うわ……優しい魔法少女だ……一番それっぽい……

でも絶対“過保護シールド”で世界崩壊するやつだコレ……」


 


 


ノア「……ああ、また皆さん潤様に媚びを売る準備ですね?」


潤『え?違くね?これはただのギャグでは?』


ノア「変身など、くだらないと思っていました。ですが……」


(黒い羽の演出と共に、静かに目を閉じる)


ノア「その身に刻め、愛の呪縛。

マジカル・ノア──潤様のためだけに顕現しました」


潤(心の声)

「やっべぇ、語感と演出がガチすぎる!

“魔法少女”じゃなくて“魔王城の恋人枠”じゃねぇか!」


 


 


イヨ「…………き、きらめけ……魔法のっ……か、かなぶん……」


潤『今なんつった!?』


イヨ「違うの!名前とかないのっ!でも……頑張るもん……!

みんなが笑ってくれるなら……っ、イヨだって……!」


(ギラギラしたカナブンのバッヂをつけながら)


イヨ「……マジカル・イヨ、ちょっぴり泣きながら……出動ですっ!」


潤(心の声)

「泣いてる!完全に泣きながら変身してるぞ!でも可愛いから許されてるのが悔しい!」


 


 


久松「……はいはーい。あたしまで? マジで? 逃げられないやつ?」


潤『断れない性格なのに登場頻度高いせいで巻き込まれてる……』


久松「仕方ないっすね〜……よいしょっと。

じゃ、いきますよー?」


(タピオカ片手に片脚だけ回す簡易変身)


久松「燃えよタピ魂!常温でもぬるいぜ!

マジカル・ひっさまっつー、参☆戦☆っす!!」


潤(心の声)

「誰よりノリノリだった!!最終的に一番ポーズキマってた!!」


 


 


潤『……で?なんだったの?この茶番?』


作者『記念回といえばこれだろ?

このあと全員の変身バンク出す予定なんでよろしく』


潤『やめろ。データ容量の無駄だわ!!』


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