第185話『俺、不安を感じる』
作者『カナブン事件のあと……寝不足状態で創作について熱く語ってしまった……』
潤『後から読み返して顔真っ赤になるやつな……』
作者『うん……マジで羞恥で爆発した……』
潤『で?語ってスッキリはしたのかよ?』
作者『ああ、気持ちは整理できた』
(スッ……と静かにバニー服を着る)
作者『というわけで──読たん、結婚してくれえええぇぇぇぇ!!!』
潤『はやく脱げ!!整理ついてねぇだろそれ!!脳みそだけカーニバル開催中か!?』
作者『でもさ、全部吐き出したらさ……なんか“創作も人生も勢いだな”って思って……だから勢いで結婚しよう!読たん!運命共同執筆生活だよ!!』
潤『その勢いが怖ぇんだよ!創作と婚姻届を一緒に出すな!!!』
作者『だって……夜中に創作語った直後って……バニーにもなるし、結婚もしたくなるじゃん……?』
潤『ならねぇよ!!!!!』
──夜。都内某所。
Neulogic社長・御影マイは、静かなバスルームで湯に身を沈めていた。
バスソルトの香りも、今夜ばかりはただの演出に過ぎなかった。
マイ(……わかってる。私だって、ちゃんとわかってる)
水音の中、マイは天井を見上げたまま、ゆっくりと考える。
マイ(あの会社──“悪徳リクルートエージェント社”に、資金計画書を改ざんする意味なんてない。
だって、彼らは私たちの計画を支援する側。
わざわざリスクを背負ってまで、資料をいじる理由なんて……どこにもない)
(そもそも、そんなことをすれば──紅陽銀行との信頼関係が破綻する。
ようやく通ったばかりの大型融資が、白紙に戻る可能性だってある)
──にもかかわらず、改ざんは起きた。
しかも、それが“我が社側”の計画書だったとすれば──
マイ(……やっぱり、か……)
押し込めていたものが、音もなく浮かび上がる。
(ずっと、違和感はあったのよ)
(数字の変動。報告の遅延。予算配分のズレ。──全部、微細で、曖昧で、でも確かにおかしかった)
でも。
マイ(……それでも私は、動かなかった。
いや、“動けなかった”のよ)
(潰れかけたこの会社で、最後まで一緒に残ってくれたメンバーたち。
開発も営業も支えてくれた人たちを、私自身の手で疑うなんて……できなかった)
(それに、私も必死だった。
製品の完成に向けて、交渉も、開発費の確保も、資材調達も……全部、全部ひとりで回してた。
“調べる”っていう行動に、向き合う余裕なんて……なかった)
マイ(……でも──)
鏡に映る自分の顔を、じっと見つめる。
怯えが浮かぶ。苦しみが滲む。
マイ(ダメ。今さら後悔しても、仕方ない)
(私は、これまでも全部やってきた。
誰に頼れなくても、どれだけ状況が苦しくても──
“立ち止まらない”ことで、何度も壁を乗り越えてきた)
マイ(今回だって、なんとかする。なんとか──してみせる)
──翌朝。Neulogic本社。
エントランスを通った瞬間、ロビーから急いで駆けてくるスーツの気配があった。
「マイさんっ!!」
──浅川だった。
顔面蒼白、握った書類がわずかに震えている。
マイ「……何かあったの?」
問いかけるより先に、胸の奥が嫌な音を立てていた。
受け取った資料を開く。最初の数行を読んだ瞬間──
マイ「……っ」
そこに記されていたのは──
“提出済みの資金計画書と、内部原本との大幅な不一致”。
──改ざんされていたのは、**銀行と潤たち支援側に提示した“対外向け資料”**だった。
明らかに意図的に、数値が動かされている。
融資決定直後という最悪のタイミングで。
マイ(……うそ……こんな……)
冷たい恐怖が、全身を貫いた。
頭が真っ白になりながら、それでも理解する。
マイ(──これは、内部の人間じゃなきゃできない)
マイ(……本当に……私の会社の誰かが……?)
声も出なかった。
ただ、資料を握る手が震えていた。
──夜。都内某所。
Neulogic社長・御影マイは、静かなバスルームで湯に身を沈めていた。
バスソルトの香りも、今夜ばかりはただの演出に過ぎなかった。
マイ(……わかってる。私だって、ちゃんとわかってる)
水音の中、マイは天井を見上げたまま、ゆっくりと考える。
マイ(あの会社──“悪徳リクルートエージェント社”に、資金計画書を改ざんする意味なんてない。
だって、彼らは私たちの計画を支援する側。
わざわざリスクを背負ってまで、資料をいじる理由なんて……どこにもない)
(そもそも、そんなことをすれば──紅陽銀行との信頼関係が破綻する。
ようやく通ったばかりの大型融資が、白紙に戻る可能性だってある)
──にもかかわらず、改ざんは起きた。
しかも、それが“我が社側”の計画書だったとすれば──
マイ(……やっぱり、か……)
押し込めていたものが、音もなく浮かび上がる。
(ずっと、違和感はあったのよ)
(数字の変動。報告の遅延。予算配分のズレ。──全部、微細で、曖昧で、でも確かにおかしかった)
でも。
マイ(……それでも私は、動かなかった。
いや、“動けなかった”のよ)
(潰れかけたこの会社で、最後まで一緒に残ってくれたメンバーたち。
開発も営業も支えてくれた人たちを、私自身の手で疑うなんて……できなかった)
(それに、私も必死だった。
製品の完成に向けて、交渉も、開発費の確保も、資材調達も……全部、全部ひとりで回してた。
“調べる”っていう行動に、向き合う余裕なんて……なかった)
マイ(……でも──)
鏡に映る自分の顔を、じっと見つめる。
怯えが浮かぶ。苦しみが滲む。
マイ(ダメ。今さら後悔しても、仕方ない)
(私は、これまでも全部やってきた。
誰に頼れなくても、どれだけ状況が苦しくても──
“立ち止まらない”ことで、何度も壁を乗り越えてきた)
マイ(今回だって、なんとかする。なんとか──してみせる)
──翌朝。Neulogic本社。
エントランスを通った瞬間、ロビーから急いで駆けてくるスーツの気配があった。
「マイさんっ!!」
──浅川だった。
顔面蒼白、握った書類がわずかに震えている。
マイ「……何かあったの?」
問いかけるより先に、胸の奥が嫌な音を立てていた。
受け取った資料を開く。最初の数行を読んだ瞬間──
マイ「……っ」
そこに記されていたのは──
“提出済みの資金計画書と、内部原本との大幅な不一致”。
──改ざんされていたのは、**銀行と潤たち支援側に提示した“対外向け資料”**だった。
明らかに意図的に、数値が動かされている。
融資決定直後という最悪のタイミングで。
マイ(……うそ……こんな……)
冷たい恐怖が、全身を貫いた。
頭が真っ白になりながら、それでも理解する。
マイ(──これは、内部の人間じゃなきゃできない)
マイ(……本当に……私の会社の誰かが……?)
声も出なかった。
ただ、資料を握る手が震えていた。
【あとがき小話】
作者『やっぱりユズハに煽られるのもいいけど、カエデに甘々に言い寄られるのも……なかなか捨て難い』
ユズハ『へぇ〜〜? それってつまり、「小悪魔の魅力には抗えない」って意味ですよねぇ?♡』
カエデ『あらら〜ウチの甘々にハマっちゃいましたかぁ〜? しゃーないなぁ、ほんなら今夜も“耳元で好き”って100回囁いたろか〜?』
潤『あとがきで何告白ショー始まってんだよ!?』
ノア『……今、どちらが潤様に口説きをかけましたか? 記録しました。対応します。』
リア『……あとがきとは通常、読後の余韻を穏やかに締めるものだと思っていたのですが……。論破してもよろしいですか?』
ミリー『じゅんくーん! みりーも混ざっていい!? ほらほら、踊りながらハグしちゃうのーっ!!』
エンリ『ふふ、皆さんが仲良くて安心しました。……では、私も潤さんのお膝、いただいても?』
潤『ちょ、待て待て!? お前らの「あとがき」の定義どこいった!?』
作者『つまり……最高だなこの作品(満足)』
潤『あとがきでフルコンボ決めるなぁぁぁ!!』