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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第3章『初心者の作者が本気出すでしょう』
205/262

第181話『俺、動けない』

はい、作者です。


やらかしましたーーーーーーー!!!!

(地面に大の字)


今、ちょうど205話を書き終えたんですが──

気がついたら、そこから約5話分くらい……めちゃくちゃ暗いです。

もうね、夜の冷蔵庫でシュークリーム探すくらいの暗さ。


 


潤『……でも、それも必要な回だったんだろ?』


作者『うん……必要だった……!必要だったんだけどさ……!』


潤『じゃあ読たんにはどうすんだよ?』


作者『なるべく早く!

ブラジルでモコモコの服着てビリー隊長のもとでポジティブ跳躍する勢いで!

ギャグとテンション、全力で上げ直します!!』


潤『……温度差で読たんが風邪引くわ。』


作者『いや、ここで踏ん張ってくれたら……その先でちゃんと笑わせるから!!』


 


ちょっとだけ……耐えてもらえると嬉しいです!

 


──都内、あるコワーキングスペースの一室。


完全に閉ざされた防音ルームの中で、ノアは淡々とキーボードを叩いていた。


その瞳には、いつもと違う冷たい光。


 


ノア「……堂島要。あなたの“本当の融資理由”、今ここに記録させていただきます」



彼女が構築していたのは、

堂島による企業評価操作と、弁護士法人オルドールとの癒着をまとめた“金融圧力レポート”。


だが──それは単なる内部告発ではなかった。


 


ノア「彼の“野心”──すなわち“出世欲”を逆手に取らなければ、動かすことはできません」


 


──堂島要。紅陽銀行の中でも、融資部門の実権を握る男。


次期“営業本部長”の座を狙っており、上層部の評価に非常に敏感。


 


ノア「……本部側が“不正”を疑い始めた時点で、彼の立場は終わる」


 


そして今、ノアの手元には──


・オルドールとの過去メール(匿名提供)

・特定企業の評価が“会議を経ず”に改竄されていた証拠

・吉野(受付)から漏れた“内部処理コード”


 


これらを裏付けにしたレポートが完成していた。


 


ノア「……では、いきましょうか」


 


──“匿名の告発者”として、レポートは紅陽銀行の本部・監査室に送信された。


あくまで中立の形式で、だが内容は明確に“堂島要の出世ルート”を破壊する仕様。


 


ノア「……これで、あなたが“今のまま”では居られなくなることを祈ります」


 


 


──翌日、紅陽銀行・本部。


監査部・小川課長のもとに、そのレポートは届いていた。


 


小川「……“堂島要の恣意的評価操作”……だと?」


 


彼がその名前に過敏に反応したのは当然だ。


堂島は“営業系の筆頭候補”として、来季の人事リストに入っていた。


その男に“疑義あり”となれば──すぐに精査対象となる。


 


小川「おい、財務資料と照合しろ。あと、この“Neulogic社”って企業、最近何があった?」


 


──即座に内部監査の予備調査が始まった。


その動きは、まだ堂島本人には伝わらない。

だが──水面下では、確実に“綻び”が始まっていた。


 


 


──同時刻。


悪徳リクルートエージェント社のオフィスにて。


 


潤「え、ノア……銀行本部に“何か送った”って……」


ノア「ええ、詳細は申し上げられません。ですが、“敵の出世”という欲望を逆手に取れば、止める道は必ずあります」


潤「……マジかよ……本当にそっち方面の能力高いな……」


ユズハ「じゅんく〜ん、何もしなくてもノアちゃんが勝手に逆転してくれる説〜♡」


ミリー「もはや、じゅんくんは“横で応援する係”なの〜」


潤「俺のポジション、ますますアイドルの追っかけみたいになってない!?」


 


──だが、ノアはひとつだけ釘を刺す。


 


ノア「……ただし、彼が“出世”よりも“忠誠”を優先するような人間であれば──我々は、第二手を準備する必要があります」


潤「第二手……?」


ノア「堂島が“逆らえない相手”を、本部側に作ることです」


 


──敵の動機を読み、逆手に取る。


これは、明確な“戦術のフェーズ”だった。


 


 


──そして、Neulogic社。


御影マイは、まだ知らなかった。

水面下で、静かに“彼女のために動いていた人間”がいたことを。


 


マイ(何かが……ほんの少し、動いた気がする)


 


彼女の直感が、かすかにそう告げていた。



──紅陽銀行・社員専用フロア。


早朝の静けさの中、一人の行員が休憩室で電話をしていた。


 


行員(小声)「……うん、間違いない。“営業部長候補”の件で、監査が動いてる」


 


──堂島要の人事が、揺れていた。


だがその情報は、本人の耳にはまだ届いていない。


 


一方、我々“悪徳リクルートエージェント社”の本部では──


 


潤「……あのさ。今のところ、俺マジで何もしてなくない?」


ユズハ「してますよ〜? ちゃんと落ち込んでたじゃないですか♡」


ミリー「うんうん、“社長の威厳ゼロの落ち込み芸”は最高だったの〜」


潤「評価軸おかしくない!? もっと“戦略的行動”とか褒めてくれよ!」


 


──そんな中、動いていたのは“インテリ陣”。


リアとエンリは、堂島の過去の企業評価データを精査し、“不自然な傾向”を探っていた。


 


リア「堂島が過去3年間に評価を担当した案件を抽出。平均より明確に“上方・下方操作の偏り”があります」


エンリ「しかも──その“下方修正”された企業のうち、4社がのちに“ある共同投資ファンド”に買収されている」


潤「えっ、めっちゃ怪しいじゃん……!」


リア「“堂島 → 格下げ → 資金難 → ファンド買収”という流れが、構造的に成立しています」


 


──つまり。堂島は“潰す企業”を選び、潰した後で“救済者(買収者)”を用意していた。


その背後にいるのが──オルドール法律事務所と、その協力ファンド。


 


ノア「……そして今、Neulogic社も同じパターンに入れられている、ということですね」


エンリ「はい。オルドールが最近Neulogicに“経営支援の提案”を送っていると判明しました」


潤「いやおかしいだろ! 自分たちで追い詰めて、支援名義で乗っ取るとか詐欺かよ!!」


 


──だが。


マイは──まだ、こちらの動きには気づいていない。


 


潤「……これ、俺が今コンタクト取ったら……逆効果、か」


リア「はい。マイさんは現在、“外部の影響”に極めて慎重になっています。潤の行動が再びリスクと見なされる可能性が高いです」


潤「……くっそ……っ」


 


──俺はまた、“動けない”。


でも、代わりに彼女たちが動いてくれている。


 


──その夜。


Neulogic社・会議室。


 


マイ「……この書類、“オルドール”?」


社員「はい。“経営支援の意向がある”とのことで、提案が届きました。内容は──“資金注入”と“人員派遣”」


マイ「……それ、経営権を奪う構造よ」


社員「ですが、今のままでは……」


 


──社員は口を閉ざす。

“それでも受けるしかない”という無言の圧。


 


マイ(……どうする。これを受ければ、会社は残る。だが、“私たちのもの”ではなくなる)


 


──その時、彼女の元に一通のメールが届いた。


差出人:【匿名】


添付ファイルには──堂島の評価操作と、オルドールとの繋がりを示す“第三者調査レポート”があった。


 


マイ(……このデータ……)


 


文章は匿名ながら、構成・視点・語尾のリズム──彼女は直感する。


 


マイ(潤さん……これは、あなた?)


 


明示はない。証拠もない。

だが、“信じたいと思える熱”だけが、そこにあった。


 


マイ(……あなたは、何も持ってない。けれど──誰よりも、“手放さない”)


 


彼女の中で、“静かに見ていた視線”が、わずかに前のめりになった。


 


マイ(……もう少し、だけ。信じてみてもいいですか)


 


 




あとがき小話


作者『俺的ヒロインズ&サブキャラの人気ランキング予想ッ!!』


潤『あーやったなコレ……火種だぞ、火種。』


作者『いやいや!前にアンケートやったら2票しか来なかったんだってば……!だから今回は勝手に俺が予想するの!!自己責任でッ!!』


潤『つまり“俺が勝手に地雷原を走る”って宣言なわけね。止めないけど後悔すんなよ?』


 


【5位】イヨ

作者『意外とね?裏で“守ってあげたい”票が集まってそうな雰囲気を感じるんだよな……!』


 


【4位】ユズハ

作者『小悪魔キャラでXでもちょいちょい呟いてるし、読たんは振り回されたい願望あるはずッ!』


 


【3位】リア

作者『インテリ論破キャラって需要高いのよ、温泉回の理性崩壊でポイントも急上昇!』


 


【2位】エンリ

作者『包容力に弱い読たん層、絶対多いと思うんだよ……!全肯定されたくなる夜ってあるじゃん?』


 


【1位】ノア

作者『はい、これはもうXのアイコンにもなってるし“顔”だし、安定の1位ッ!!異論は認めないッ!!』


 


──沈黙。

……数秒後、部屋の空気が変わる。


 


カエデ『……ウチ、ランキング圏外なん?』


作者『!?』


ノア『作者様……“異論は認めない”と仰いましたね?では、そのお言葉、今からご自身でご証明いただきます』


ユズハ『ほ〜〜〜ん♡ 私が4位?つまり“本命ではないけどたまに構いたくなる枠”ってことですかぁ? ……すっごく、舐めてますよねぇ?♡』


エンリ『ふふ……包容力“だけ”だと思われていたなんて、ちょっとショックですね……♡』


リア『……まったく非科学的な統計。根拠が感覚のみで構成された“願望ランキング”と見て間違いありません。即刻撤回を要求します。』


イヨ『……(壁の隅で正座)』


潤『おいイヨ!?反応が重すぎる!!ランクインしてるんだからもっと堂々としていいだろ!?』


作者『まって!?ちょっと!?みんな落ち着いて!?これはあくまでギャグ的なやつであって──』


 


カエデ『あーあーあー、言い訳は聞こえなぁ〜い♪』


ノア『潤様、今のうちに後ろへ。万が一巻き込まれたら、私が壁を作りますので──』


潤『“壁”って物理的!?てかそもそもなんで俺まで護衛される前提なの!?』


ユズハ『だって潤くん、きっと“私なら3位ぐらいかなぁ”って思ってたでしょ? ねぇ?♡』


潤(……え、なんでバレてるの!?)


 


──というわけで、作者ランキングは無効になりました。


潤『最初からそうしとけ!!!』


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