表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
18/263

第15話『俺、セミナーを受ける』

「才能を奪って、成り上がる!」


無職で底辺だった俺が、美少女ヒロイン達とともに現代社会を攻略していく物語、ぜひ覗いてみてください。


ちょっと空き時間に、俺の成り上がりハーレム物語をどうぞ!


感想・評価・ブクマ、ぜんぶめちゃくちゃ励みになります。

書く気力が120%になるので、応援よろしくお願いします!


ブックマーク&評価をいただけると、次の展開の原動力になります!

感想も全部読んでますので、お気軽に一言でも残してくれると喜びます!





.


――スキル《演者》、発動。


俺は今、“無能な一般人”を完璧に演じていた。


目立たず、刺激せず、穏便にセミナーを終えるために……ノアとのリンクスキルの出番ってわけだ。


 


「……どう? エンリさん。俺の雰囲気、変わったろ?」


ちょっと得意気に胸を張る。


 


「はいっ! なんかこう……ファミレスのときより頼もしく見えますね!」


 


(……え? 今、俺”無能な人”を演じてるんだけど……?)


 


ウインドウ確認。


 


【ユニークスキル:演者(対象:無能)発動中】


 


……バグってるのか? 俺のスキル。てか、エンリの見る目がヤバいのか?


どっちだとしても、スキルの信用が揺らぐわ……。


 


「さぁ、いよいよ始まりますよ……!」


 


エンリの声に導かれ、会場に目を向ける。


なんだこれ……空気が重い。


 


周囲の参加者たちは、皆どこか表情が抜け落ちていた。


――虚無。けど、どこか救いを得たような安心の笑み。


 


(目つきがやべぇ……平和とか救いとかって、なんでこう目がギラつくんだよ……)


(平和の象徴のハトですらガンギマリしてるし……)


 


そのとき。


会場前方、壇上に一人の男が現れた。


スーツ姿の若い男――見た目は爽やかだが、何かが引っかかる。


 


「それでは、本日の講師――黒川ユウト先生です!」


 


一斉に、信者たちが拍手!


……俺も、慌てて手を叩く。


 


(せめて目立たないように! 周囲に合わせて拍手……!)


 


――ちゃっちゃちゃちゃ!


 


(えっ!? リズム!?)


 


突然、全員が「笑っていいとも」みたいな謎の手拍子を始めた。


乗れねぇよ初見じゃ!


 


俺は必死でリズムに追いつこうとするが――


それが、逆に目立ってしまったらしい。


 


「ほう……今日は新しい、熱心な受講生がいるようですね。お名前は?」


 


……詰んだ。


会場中の視線が、俺ひとりに突き刺さる。


隣のエンリ、顔引き攣ってますよ!?


 


「……はい、葉山潤です」


 


「葉山さんですね! いいですねぇ〜。あなたもこのセミナーを受講して、生まれ変わりたいと? では皆さん、拍手!」


 


「「おお〜〜!」「仲間が増えた!」「救われるぞ〜!」」


 


(なにこれ……軽い地獄じゃねぇか……)


 


「では潤さん……いえ、“新たな仲間”潤くん。君は、自分のことを“賢い”と思いますか?」


 


「……普通、だと思います」


(いや、もしかしたらちょっと上かも……?)


 


「そうですねぇ〜。最初は皆さん、そう言うんですよ。普通だ、並だ、ってね。


でもね? 私は思うんです。人は皆――馬鹿だ、と!」


 


(!?)


 


「目を閉じてください。信者の皆さんも一緒に!」


 


ヤバい。この流れ、完全に洗脳モード。


目を閉じたら、才能チェックできなくなる……!


 


ウインドウを確認!


 


【奪取対象:黒川ユウト】

・悪事:※悪意ある行動を目撃していないため、奪取条件未達成

・スキル:不明

・効果範囲外です


 


(くっ、まだ“黒”が確定してないから奪えない……!)


 


「下を向いて! 目を閉じて! 救いの言葉を聞くのよ!」


 


隣の信者があおってくる。


(仕方ない……)


 


俺は目を伏せる。けど耳は澄ます。


 


「いいですねぇ〜……皆さん、受け入れる準備ができましたね?」


「あなたたちは――無能だ!!」


 


「本当に、日々の生活に満足していますか?」


「していない! なぜなら、あなたたちは――“間違い続ける馬鹿”だから!!」


 


「ですが! 救いはあります! 私の言う通りに生きれば、悩まない! 間違わない! 救われる!」


 


「さぁ皆さん、声を合わせて!」


 


「悩まない! 間違わない! 救われる!」


「もっと大きな声で!」


「悩まない! 間違わない! 救われる!」


「もっともっと!!」


「悩まない!!! 間違わない!!! 救われる!!!」


「悩まない!!!!!! 間違わない!!!!!!!







* * * * *





「潤さんっ! 潤さん、しっかりしてください!」


 


エンリの声で、意識がハッと戻った。


 


「うおっ!?」


 


目を開けると、俺は――隣のおばさんとガッツリ抱き合っていた。


 


おばさんは「おやまあ」と驚いた顔を見せると、そのまま次の人とハグしに行った。


 


……え? なにこの空間。


周囲を見渡すと、泣き笑いの信者たちが次々に抱きしめ合っている。


 


(怖い怖い怖い!!)


(まって、これマジのやつじゃん……)


 


そんな混沌の中――エンリが、そっと俺を抱きしめた。


 


「大丈夫です……あなたは、ダメなんかじゃないです」


「しっかりしてください。落ち着きましょう?」


 


(……ああ、優しい……)


胸に触れる温もりと声に、俺の心はすっと落ち着いていく。


 


「……ありがとう」


 


黒川ユウトの姿は、気づけば壇上から消えていた。





【あとがき小話】


作者『いやさ……最近、あとがきが“あとがきじゃない”件について、ちょっと真面目に考えてるんだけど』


潤『やっとかよ。自覚あったんかい』


作者『本来あとがきってさ、「今回は読んでくれてありがとう」って言って、ちょっとした裏話添えて、しんみり終わるやつじゃん?』


潤『うん、それがどうしてこうなった?』


作者『今やキャラが喋り倒す。ボケ倒す。感情爆発する。読者巻き込む。結果──本文より生き生きしてる説』


潤『いや皮肉か!? あとがきで青春し始めてんじゃねーよ!』


作者『……でも読者が笑ってくれるなら、それで良くない?』


潤『“あとがき”の定義、今すっごい勢いで変わってるな……』


作者『これがうちの“あとがき”です。……もはやジャンルです。』


潤『なにその開き直り、強すぎるだろ!?』


 


作者:pyoco(本編との逆転現象、進行中)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ