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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第2章『作者がやりたいことやるでしょう』
177/262

第155話『俺、自由を奪われる』

【読たんへお願い!】


作者の夢──

ヒロインの薄い本です!!(ドン!!)


え?真面目な目標じゃないって?

うるさいっ!!

作者は本気なんです!!!(大事なことなので3回目略)


この夢を叶えるためには──

もっともっと!この作品が知られなきゃダメなんです!!



評価

ブクマ

コメント(なんでも嬉しいです、雑談感覚でOK)

リアクション


あなたのアクション、全部が……

“読たんの一押し”が、作者の魂の着火剤になるんです!!

あなたが思っている以上に──

あなたのリアクションやコメントに、作者は救われています。


ブクマ、評価、コメント、リアクション。

その一つ一つが、

「ちゃんと届いてるんだ」って教えてくれるんです。




可愛いけどやべー子たち!

愛しいのに社会壊すヒロインたち!


このバカで全力で尊いヒロインたちを、

もっと世界に広めるために──


お願い!

あなたの「読んだよ」が、作者のエネルギーになるんです!



今後の目標:

「薄い本、ください」って言われるくらいのヒロインズを育てたい!


その第一歩を、あなたの一票で……!



「……いや、その……そんなに見つめられても……」


テレビの前、俺はただ座っているだけ──なのに。


ノアとエンリのレーザー並みの視線が横から突き刺さるッ!!


 


「お気になさらず。潤様が……テレビを見ているだけで、尊いのです」


「うふふ、何か困ったことがあったら、いつでも言ってくださいね〜?」


 


──こっわ!!!

なんか二人とも瞳がキラキラしてるのに、圧がやばい!!!!


 


善意でやられてる分、余計に逃げ道がねぇんだよ!!

普段ならポテチ片手にテレビ見ながら笑ってる時間なのに──


目の前のポテチ袋がまるで起爆スイッチに見える。


 


(これ……開けた瞬間、指折られるパターンのやつでは!?)


 


なんとか……なんとか視線だけでも外させないと……!!


 


「──あーあ! ちょっと飲み物でも取りにいこうかなー!」


 


スタッ


「はいっ♪ 潤さん、冷えた麦茶ですよ〜」


 


「お、おう……ありがとう……?」


──なんで立った瞬間に出てくるの!?

もはや自販機の方が自立してるレベルだろコレ!!


てか、冷蔵庫に行く自由すらねぇじゃねぇか!


 


ならば──奥の手!!


「ちょっとトイレに──」


 


スッ


ノアが手際良く“例のもの”を用意する。


「どうぞ、お使いください」


「いや使わねぇよ!?!?!?!?!?!?」


 


オマル!?!?今の令和だぞ!?!?


「俺にも……せめてトイレくらい行かせてよ!? 尊厳が、俺の人権がぁ!!」


「……流石にご無理がありましたね」


ノアはそっとオマルを片づける。

エンリは優しく笑ってるけど、完全に“赤ちゃん見る目”じゃねぇか。


「わかりました。では……お待ちしておりますね」


──やっと許可が出た……。


やった、ようやく人間に戻れた……!!


 


だが。


もちろん、これはブラフだ。


俺は今、トイレへ向かうふりをし──


ルートを大胆に逸れて、冷蔵庫へ直行するっ!!


 


(プリン……!俺のプリン……!)


 


あの冷蔵庫の最奥にある──金色の輝きを放つプリンッ!!


 


(待ってろよ、今……今こそお前を……!)


 


バッ!!


冷蔵庫を開けると同時に、プリンをガッと掴む!


勝ったッ……!


 


──その瞬間。


「潤様?」


背後から、ノアの声が刺さる。


「プリンは糖質が高いので、代わりにこちらの豆腐をどうぞ」


 


俺の手から──プリンがすぅっと奪われた。


 


「ちょっ──おい!! 俺の! 俺のスイーツライフがぁ!!」


 


そして次の瞬間──


 


ノアはプリンを大きく振りかぶって──


 


「高糖質排除ッ……!!」


 


投げた。


 


「やめろぉぉぉぉぉ!!!?!?!?」


 


ベチャッ!!


プリンは、流しの縁にクリティカルヒットし──


爆・散。


 


「──俺のプリンんんんんんんん!!!」


 


流しに飛び散る無惨なカラメルの残骸。


 


そして──冷蔵庫には、ぽつんと置かれた豆腐一丁。


 


──絶望が冷蔵庫から湧き上がる……。



──俺は泣きながら、箸で豆腐をつつく。


 


「うっ……うまい……けどぉ……違うんだよぉ……」


 


──豆腐は悪くない。むしろ、うまい。

けど、違う。俺の心はカラメルを求めてたんだよ……!


 


「うふふっ、潤さん、豆腐をそんなに美味しそうに……」


「潤様が……豆腐を噛むたびに……尊さが増していく……」


 


──誰か助けてくれ。

この状況、豆腐のCM撮影か何か!?


 


(……いや違う、むしろこれは“健康な日常”という名の拘束だ……!!)


 


と、そんな俺の絶望もどこ吹く風。


テーブルの向こうでは──


 


「ところでエンリさん。昼食と晩食、どちらをご担当なさいます?」


「ふふ、どうしましょう?私としては、両方とも……差し上げたいくらいなのですが」


「おや、奇遇ですね。私も……同じことを思っていました」


 


──おい待て!!

二人とも笑顔なのに視線が完全に戦場のそれだぞ!?

背後で“コキィッ……”って関節鳴らす音が聞こえるんだけど!?


 


だが──今しかねぇ!!


二人が健康管理戦争で牽制し合ってる今、この一瞬が俺の自由だッ!!


 


(……行ける……今ならッ!!)


 


俺は音を立てぬようスッと、テーブルの端に手を伸ばす。


目指すは──たった一枚だけ残されたせんべい!!


 


(この乾き……この香ばしさ……今の俺に最も足りない……“罪の味”ッ!!)


 


指先で割る!


パキッ──心地よい音が鳴る!


そして即座に──口へ!!


 


勝った……俺の勝利だ──ッ!!


 


 


──その時だった。


 


「──潤様?」


 


スッ……


 


ノアの美脚が──空を斬った。


 


「えっ──ちょ、ま──」


 


スパァァァァン!!!


 


「せんべぇぇぇぇぇ!?!?!?」


 


──空中で割られた俺のせんべい。


まるで武道の達人が瓦を割るような鮮やかな軌道で、ノアの膝下が俺の希望を真っ二つにした。


 


(え……今……回し蹴り……?)


 


「高脂質・高塩分の摂取は……許容できませんので」


ノアは美脚をゆっくり戻しながら、にこりと微笑んだ。


──慈悲ゼロの天使スマイルで。


 


「は、はは……」


俺の指には、粉々になったせんべいのかけらだけが残っていた。


 


(これもう……食育とかじゃねぇ……ただの戦争だ……)


 ──昼下がり。俺はまだ“解放”を諦めていなかった。


 


■【失敗1】リビング逃走計画


(……くそ、ノアとエンリが書類整理中……今がチャンスだ!)


そっと立ち上がり、リビングの隅にある引き出しへ向かう俺。


 


中には──先日こっそり隠した“チョコパイ”が眠っている!!


 


ガチャッ


「っしゃ……あった……!」


 


──が、その瞬間。


背後から、無言で伸びる白く細い指。


チョコパイは静かに没収され──代わりに置かれたのは干し芋だった。


 


「……糖分ならばこちらが良質です」


(いや……質じゃねぇ……)


 


■【失敗2】買い物について行く作戦


「ちょっとコンビニ行ってくるわ。ていうか、散歩がてら──」


「ご一緒します」


「私もです♪」


「え、なんで!? 買い物に!? 一人で充分じゃん!?」


「護衛です」


「見守りです♪」


 


──その結果。


俺は“砂糖ゼロ・塩分ゼロ・味ゼロ”のカゴを引いて歩く栄養刑務所の囚人と化した。


 


■【失敗3】隠し食い作戦:インスタント味噌汁


(夜用に隠しておいた味噌汁パック……これならいける)


──レンジで加熱、湯気とともに香るだしの香り……


 


「潤様、それは塩分量がやや高めです。……没収です」


 


お椀ごと消えた。

代わりに置かれたのは無塩わかめスープ。


味は……草。


 


■【失敗4】ハンスト偽装作戦


(食べなければ逆に心配して甘いものをくれるかも──!?)


 


──夕方の食卓。


「潤さん、食欲が……?」


「……いや、ちょっとね……」


 


──キラリ。


ノアの目が光る。


「では栄養を強化しますね」


 


──数分後。


出されたのはプロテイン3倍ブロッコリー爆弾スープだった。


(逆効果ィィィィ!!)


 


■【失敗5】エンリに泣き落とし作戦


「なぁエンリ……俺もう限界でさ……たまにはさ、甘いの……プリンとかさ……」


「……潤さんの健康は、何より大切です」


「いやそうなんだけど!?」


「ですので、甘みの代替として“にんじんのグラッセ”を作りましたよ?」


 


──その瞬間、俺の希望は“にんじん”に置き換えられた。


心が、ぽきりと折れる音がした。


 


■【失敗6】ミリーに助けを求める(唯一の希望)


「なぁミリー、ちょっとプリン買ってきてくれたり──」


「うんっ!わかったのー!」


(おお……ミリー……女神……!)


 


──30分後。


「じゅんくーん!ただいまー! 買ってきたよー!」


 


差し出されたのは──カロリーゼロ・糖質ゼロ・原材料が“謎”の透明寒天ゼリー。


「……誰に聞いて買ったの?」


「ノアちゃんとエンリさんに教えてもらったのー!」


「──うおぉぉぉぉいッ!!」


 

『誰か俺に甘味をくれぇぇぇぇ!!』






【水着ファッションショー in 脳内】


司会:作者

解説:潤(強制)


作者『さあ〜まずは登場、ノア嬢!濃紺のワンピでしっとり清楚に殺しにかかってます!』


潤「“殺しに”って表現すんなよ!?あとノアの視線が……うわ、怖い……!」


ノア「潤様……見ましたね?……では、私のものになっていただきます」


潤「ちょっと待って!?なんでこのショー契約制なの!?」


作者『お次はカエデ嬢!ビビッドなビキニで飛びついてくる甘え爆弾、投下されました!』


カエデ「潤くん〜♡ そのまま海で溺れてもウチが助けたるからなぁ♡」


潤「沈める気満々じゃねえか!!あとこの水着、生地面積どこ行った!?」


作者『はい来ましたミリー嬢!ピンクフリルが爆発しながらジャンプ着地!着地と同時に謎のBGM発生!!』


ミリー「じゅんくーん!見て見てっ!回転〜どーん!!やったー!海でもハッピー!」


潤「物理的に無敵なの!?波が避けてるんだけど!?なんでこの子だけ環境がバフってんの!?」


作者『ユズハ嬢は黒レースの透け感マキシ水着!虚言と色気で脳を焼きにかかってくるぞぉ〜!!』


ユズハ「先輩って……水着の紐、外したがりそうな顔してますよねぇ♡ ……え?私の勘違い?」


潤「知らんわ!!あとなんでそんな恐怖の罠みたいな質問してくるんだ!!」


作者『エンリ嬢はパレオで完全防備!だけど“匂わせ力”が最大級!見えないのに気になる!逆に危険!』


エンリ「ふふ……潤さんにだけ、あとで“見せてあげますね”?」


潤「その言い方はやめろーーーーー!!余計ダメな妄想入ってくるぅぅ!!」


作者『ラストはリア嬢。唯一“水着審査を拒否”してスーツのまま登場。だが濡れてる』


リア「気象条件の誤算でずぶ濡れになっただけです。見ないでください。今は……冷静ではいられませんから」


潤「やばい、逆にエロい……!なんでスーツで全員蹴散らしてきた!?」


──全員終了。潤、完全敗北。


作者『てことで以上、脳内水着ファッションショーでした!』


潤「ふざけんな!!なに一人で感想戦入ってんだよ!!あとがきで脳内水着ってどんなコンテンツだよ!!」


作者『ちなみにこの回に“コメント”くれると、次は“温泉回的に脳内混浴レース”が開かれます』


潤「やめろォォォォォ!!読たんを試すな!!」


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