第149話『俺、変装の達人に命を狙われる(ミリー似)』
【読たんへお願い!】
作者の夢──
ヒロインの薄い本です!!(ドン!!)
え?真面目な目標じゃないって?
うるさいっ!!
作者は本気なんです!!!(大事なことなので3回目略)
この夢を叶えるためには──
もっともっと!この作品が知られなきゃダメなんです!!
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評価
ブクマ
コメント(なんでも嬉しいです、雑談感覚でOK)
リアクション
あなたのアクション、全部が……
“読たんの一押し”が、作者の魂の着火剤になるんです!!
あなたが思っている以上に──
あなたのリアクションやコメントに、作者は救われています。
ブクマ、評価、コメント、リアクション。
その一つ一つが、
「ちゃんと届いてるんだ」って教えてくれるんです。
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可愛いけどやべー子たち!
愛しいのに社会壊すヒロインたち!
このバカで全力で尊いヒロインたちを、
もっと世界に広めるために──
お願い!
あなたの「読んだよ」が、作者のエネルギーになるんです!
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今後の目標:
「薄い本、ください」って言われるくらいのヒロインズを育てたい!
その第一歩を、あなたの一票で……!
──全速力で逃げながら、俺は震える指でスマホをタップした。
『ゼェッ……ゼェッ……リア!助けてくれ!!』
『……何があったんです?』
『ミリーに──いや、ミリーに似たナニカに……!ミリーの皮をかぶった化け物に襲われてる!!ぎゃぁぁぁぁっ!!』
「じゅ〜んく〜ん♡ ぎゅ〜〜〜っ♡」
背後からズシン、ズシンと響く重低音。振り返れば、ゴリラミリー(推定95kg)が両腕を広げて猛ダッシュしてきていた。
(物理的に“抱き潰す”気じゃねぇか!!)
『なるほど……分析が一致しました。ラブアンドピース──詳細が判明しました』
『はあっ!?ゼェッ……分析とかどうでもいいから!こっちはもう──』
『これは“潜入型暗殺者”です。変装の達人であり、ターゲットの最も身近な人物に扮し、心理的なスキを突いて接触──最後は物理で折り曲げます』
『変装の達人なわけがあるかああああああああっっ!!』
俺は街角を曲がり、コーンを飛び越え、滑るように駐車場を突っ切った。
その背後を、足音皆無のデカミリーが“浮くように”追ってくる。
(音がしないのが逆に怖ぇよ!!なんでこんな巨体でステルス!?)
『……既に追われているのですね』
『そうだっつってんだろぉぉぉぉぉお!?!?!?』
──バッ!
脇道から飛び出してきたデカミリーが、ハグの構えで俺の視界を覆う。
『じゅ〜んく〜ん♡ ぎゅっ♡』
『ぎゃあああああああ!!肺が潰れるぅぅぅう!!助けてくれぇぇえ!!』
とっさに横っ飛びで避けると、デカミリーはそのまま街頭に激突──
ガッシャアァァァン!!
(鉄柱が折れた!!あれもう抱擁ってレベルじゃねぇだろ!?“殺意を込めた愛”ってなんだよ!!)
──スマホからリアの冷静な声が返る。
『……潤、安心してください。既にカエデさんと警備チームが、近隣の倉庫街で待機しています』
『よし!!そこで迎撃して──』
『そこまで走って逃げてください』
『あっ結局、根性論じゃねぇかああああああああああああ!!!』
ズガアァァァン!!
背後で何かが爆発した音がした。振り返ると、ミリー似が自販機ごと投げ飛ばしてきた。
『じゅんくんの愛を自販機より重くしてあげるね〜♡』
『そんな比較あるかぁぁぁぁぁぁっっっ!!!』
(こいつのせいで次に恋人できた時の基準がバグるわ!!)
──俺は全力で走った。
(くっそ、まだ来るのかよ……!)
倉庫街。無人の搬入エリア。
トタンの壁を蹴って曲がり、薄暗い通路に滑り込む。
「──潤くんこっちや〜っ!!」
その声とともに、振り返る間もなく“デカい何か”が飛び込んでくる。
──偽ミリー(巨大)猛追中!!
俺はコンテナの前に身を投げるように滑り込み──
「ここだッッ!!」
横へステップ回避!
ズシャァァァァァァァァァンッッ!!!
偽ミリー、反射で止まりきれず、そのままコンテナの中へ突撃イン!!
「──今やぁっ!!閉めて閉めて閉めてぇぇぇっ!!」
社員たちが物陰から飛び出し、全自動コンテナシャッターのスイッチを連打!
バシャァァァァァァァァン!!
ガガガガガッ!ゴッッッ!!
大量のロックボルトが自動で起動し、内外から溶接──
【封印完了──《プロジェクト・ぎゅー抑止封印》作動】
(……何そのプロジェクト名)
そのままフォークリフトで持ち上げられ、台車に乗せられると……
「積載完了。行き先、北極──座標67°18′N、110°52′W」
「開けちゃダメだぞ!絶対だぞッ!!」
ブォォォ……
唸るエンジンとともに、封印コンテナはトラックごと出発していった。
──静寂。
(……ふ、ふぅ……なんとか、助かっ──)
「じゅんくぅぅぅぅぅぅん♡」
(声聞こえてるよね!?めちゃくちゃ怖いんだど?!?)
──どんな構造してんだあの化け物!!!
「潤くんッ!」
振り返ると、カエデが駆け寄ってくる。
「無事でよかったぁ〜……潤くん!ウチが今すぐぎゅーして癒したるっ!」
「もうぎゅーは……ぎゅーはとうぶんやめてええええええええええ!!!」
【あとがき小話:読たん取調室・Ver.1.0】
作者『なぁ〜? 読たん?』
読たん『……プルプル』
作者『そろそろ吐いて楽になろうよ?』
読たん『ガクガク……』
作者『ほら……本当は言いたいんでしょ?心の奥にずっと隠してたアレをさぁ?』
読たん『……白目(物理)』
作者『さぁ! 口を開いてごらん? 好きなアニメのタイトルを!!』
バシン!!
潤『推しだろ!!今は“推し”を聞け!!』
作者『いやまずはアニメの話題からほぐすのが取調べの基本で──』
潤『警察かお前は!! いや違う、警察でも順番逆だわ!先に動機訊くわ!』
作者『よ〜し気を取り直して──なぁ読たん?』
読たん『……白目維持(眼球震え中)』
作者『あの〜? ご趣味は?』
バシン!!
潤『だからお見合いか!? なんでテンプレ質問なんだよ!? 次“ご職業は?”とか言い出したら蹴るからな!!』
作者『えっ……でもさ? 趣味から話広げるのは定番だし──』
潤『それ会話であって尋問じゃねーから!!“告白してもいいですか?”みたいな圧のかけ方してるのに中身フワフワかよ!!』
作者『じゃあさ……こういうのはどう?』
作者(机をバン!)
作者『読たん!! “このキャラに殺されたい”って一度でも思ったことがあるだろ!?』
読たん『ヒッ!?』
潤『どんなジャンル前提だよ!? あと読たんの表情すごいことになってるぞ!?タコみたいになってるぞ!?』
作者『じゃあもうシンプルに聞くね? “最近、笑った話のタイトル”──言えるよね?』
読たん『……ぷるぷる……ぷる……』
作者『あっ今ちょっと口元動いた! ねぇ今なんて言おうとしたの!? “潤の顔が”って言った!? “潤の顔が”って言いかけたでしょ!?』
潤『絶対言ってない!!俺に八つ当たりすんな!!』
作者『……わかった。なら最後の手段だ』
作者(目を細めて)
作者『黙秘ってことは──“全員推し”ってことでいいんだね?』
読たん『!!!!!(全力白目)』
潤『うわ出た!!一番面倒なまとめ方!!誰も幸せにならない全肯定ワード!!』
作者『でもしょうがないじゃん。だってコメント欄、まだ真っ白なんだもん……』
潤『やめろ!!その“しょんぼり演出”で情に訴えかけるな!!地味に効くんだよそれ!!』
作者『だから……なぁ、読たん?』
作者(小声で)
作者『……「面白かった」だけでも、いいんだよ?』
潤『うわ〜〜〜〜〜〜出たああああ!!最大級の“重いひと言圧”演出!!』
潤『やめろ!!言わせたくなるやつじゃん!!読たんの心、もう無言で震えてんだよ!!』
作者『──じゃ、コメント欄で待ってるね?』
読たん『ぷるぷる……(フラフラしながらスマホを握り始める)』
潤『……ま、これでホントに一言くれたら、全力で感謝するよ。読たんのコメント、俺たちには栄養だからな』
作者『よし!じゃあ俺は今から正座してコメント欄の前で待機します!!お茶とポテチを用意してッ!!』
潤『ポテチ用意してる時点で正座の意味ゼロだわ!!!』