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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第2章『作者がやりたいことやるでしょう』
167/262

第145話『俺、殺し屋の会議に参加させてもらえない奴と出会う』

【読たんへお願い!】


作者の夢──

ヒロインの薄い本です!!(ドン!!)


え?真面目な目標じゃないって?

うるさいっ!!

作者は本気なんです!!!(大事なことなので3回目略)


この夢を叶えるためには──

もっともっと!この作品が知られなきゃダメなんです!!



評価

ブクマ

コメント(なんでも嬉しいです、雑談感覚でOK)

リアクション


あなたのアクション、全部が……

“読たんの一押し”が、作者の魂の着火剤になるんです!!

あなたが思っている以上に──

あなたのリアクションやコメントに、作者は救われています。


ブクマ、評価、コメント、リアクション。

その一つ一つが、

「ちゃんと届いてるんだ」って教えてくれるんです。




可愛いけどやべー子たち!

愛しいのに社会壊すヒロインたち!


このバカで全力で尊いヒロインたちを、

もっと世界に広めるために──


お願い!

あなたの「読んだよ」が、作者のエネルギーになるんです!



今後の目標:

「薄い本、ください」って言われるくらいのヒロインズを育てたい!


その第一歩を、あなたの一票で……!




──この“サイレントアサシン”……もといイヨが言うには。


『えっと……私……』


──その時、彼女の回想が始まった。


 


???『今から《五影会議》を始めるッ!! 本日の標的は──これだ!』


──ドンッ!!


掲げられたのは──俺の顔写真(寝起き・口半開き・目が虚ろ)だった。


 


???『で? またサイレントアサシンは居ねぇのかよ? アイツ、毎回ドタキャンかよ!』


イヨ『あのっ……わ、私……ここに……』


 


???『いーつーも来ないじゃない。影の存在(笑)なんだから仕方ないでしょ? ていうか報酬は?』


???『そりゃもちろん──“早いもん勝ち”だ』


──その場にいた三人の殺し屋たちは、にやりと笑う。


 


イヨ『あ、あの……せっかくなら……こ、協力して倒した方が……その……成功率も上がると……っ』


???『ハァ? てめぇ、独り占め狙ってんじゃねーだろーな?』


???『まぁいいわ。せいぜい頑張んなさいな……死なない程度に』


──次々と影たちは姿を掻き消し、音もなく闇に溶けていく。


 


イヨ『ふぇぇぇん……“おいでがないで”……』


──静寂が残った。


 


 


『──って事があったんです……』


 


 


『……お前、本当に可哀想だな……』



『ひっぐ……私……みんなで……行こうって……ひっぐ……言ったのにぃ……』


──遠足感覚で来られても困るわ!!


『んで? そいつらの情報とか無いのかよ?』


『これでも……ぷ、プロです! しょ、喋りません!』


 


──そこに、リアがすっ……と立ち上がる。


『潤……部屋を出てなさい』


『えっ……? なんで俺が──』


『出て』


『……はい』


──この人に逆らうとろくなことがないと本能が囁いたため、素直に部屋を後にした。


 


その直後──


『なっ……何するんですか!? ちょ、そこは……そこは絶対に話さないで……ひゃん!? やめっ、助けて〜〜〜〜!?』


 


……なんかすごい声聞こえたんだけど!?

いや、何!?何が起きてんの!?

っていうか、なんで俺は出てきちゃったんだよォォォォ!


──めちゃくちゃ気になる!

むしろ、ドアに耳くっつけたいレベルで気になるッ!!


でもそんなことをする勇気もなく……悶々と、ただただ時間だけが過ぎていった。


 


──ようやく、扉が開く。


 


『うぅ……もうお嫁に行けません……』


泣きじゃくるイヨ。肩を震わせ、魂が抜けかけている。


──その後ろで、リアが淡々と──というか、いつも通りの無表情で一言。


『恐らく次に来る刺客はわかったわ。……“ラブアンドピース”という男よ。情報を集めるために、私は皆のところへ行くわ』


 


『ラブアンドピース……? 全然、名前から平和感がないんだけど……それで俺は?』


『あなたは、ここで待機してなさい。……さ、行くわよ、イヨ』


 


──トボトボと、魂を抜かれたような足取りでついていくイヨ。


 


俺はただ、ぽつんと部屋に取り残され──


(なぁ……俺って今、なんの役に立ってる?)


──軽く現実逃避しかけるのであった。







【あとがき小話:ミリーの夏の休日 — 一日編】


06:00


ぱちっ。

目が覚めた瞬間、ミリーは思わず笑顔になる。

だって今日は──夏休みの、まるまる一日フリーデイなんだもん!


「おっはよ~、夏~っ♪」


髪をくしゃくしゃにしたまま、ベッドの上でごろごろ転がる。

一人暮らしの部屋の中、小さなぬいぐるみをぎゅって抱きしめて──


「ふふっ、潤くんの夢、また見ちゃった♪ 今日も会えるといいなぁ〜……」


ちょっぴり、寂しいのは夏の朝の匂いのせいにするの。



07:00


冷たい麦茶と、カットスイカで簡単モーニング。

テレビをつけたら夏特集のグルメ番組。

けどミリーは、食レポよりもナビゲーターの女子アナさんに釘付け。


「……潤くんが“かわいい”って言う女の子、こういう感じ……?」


こくり。

自分の髪を結って、同じ髪型にしてみる。

鏡の前で首をかしげて──


「えへへっ、ちょっとだけ大人っぽくなれたかな?」


誰に見せるでもないけど、“見せたい”気持ちは止まらない。



09:30


日焼け止めをばっちり塗って、お気に入りの夏ワンピでお出かけ準備。

目的地は──駅前のショッピングモール。


今日のミッションは、“潤くんが喜びそうな夏グッズを探すこと”!


「わぁぁっ! このTシャツ、潤くんに似合いそう……でもこっちも……ああああ選べない~!!」


完全に一人脳内会議開催中。

服屋の店員さんに「彼氏さん用ですか?」って聞かれて、

「い、いえ、そのっ……べ、勉強仲間ですっっ!」と爆速否定してしまう辺り、まだまだちょろい。



12:00


フードコートでランチ。

でも、食べてる途中にスマホを見て──


「あっ、潤くん、今オンラインかも……♡」


さっき買ったキーホルダーを写メして、「どっちが好き?」ってDM送る。

即既読になるとテンションMAX!


でも返信は──来ない。

「あぅ……既読スルーってやつぅぅ……」


がくりとテーブルに突っ伏すが、5分後には「ふふっ、潤くん忙しいのかな? がんばって〜」とケロっと笑顔に戻る。

この回復力、ミリークオリティ。



14:00


クーラーの効いた映画館で、話題のアニメ映画を鑑賞。

だけど内容はほとんど頭に入ってこない。


「ヒロインちゃん……潤くんにちょっと似てる声かも……」


感情移入がすごすぎて、ヒーローがやられるシーンで号泣。

周りの小学生に心配されるレベルで涙をこぼしてしまう。


「ぜ、絶対負けないで……! だって、潤くんだって、最後には絶対に──!」


心の中で、完全に主演=潤くんに置き換えられていた。



16:00


帰り道のコンビニでアイスを買って、

家に帰る途中の公園でベンチに座り、空を見上げて──


「……潤くん、今何してるかなぁ?」


蝉の声と、アイスの冷たさと、

ちょっとだけ切なくなる夏の空気。

でも、ミリーの笑顔は消えない。


「ねぇ、潤くんがいるだけで、ミリーの毎日って、特別なんだよ?」


届かないってわかってても、つい呟いちゃうのがミリー。



18:30


シャワーの後は、お気に入りのパジャマに着替えて、

うちわ片手にクーラーの風を独り占め。


「ふぅ〜、夏って感じぃ〜〜〜!」


ふと、スマホを見ると──

お昼のDMに、潤からひと言だけ返ってきていた。


『うさぎのやつ。お前らしい』


その短い文を見た瞬間──

ミリーの顔が、ぽわぁって赤くなる。


「えへへ……うさぎ、ミリーっぽいって……潤くん、見てくれてたんだ……♡」


この一言で、今日という日が“最高の夏”に変わる。



21:00


ベッドにダイブして、ぬいぐるみを抱えて転がる。

BGMは潤が以前好きだと言っていた音楽アプリの夏プレイリスト。


「また会いたいなぁ〜……明日、偶然ばったり会えたりしないかなぁ〜……」


目を閉じると、今日の潤のひと言が頭の中で何度もリピートされる。

笑って、照れて、頬を隠して──


「……うさぎって、ほんとに似てる?」


独り言は、やがて静かな寝息に変わる。



22:00


部屋の灯りが消えて、静けさだけが残る。

でも、ミリーの心の中には、ちゃんと今日の“幸せ”が残ってる。


『明日も、潤くんに会えますように──』


願いながら、夢の中でもう一度、今日をやり直す準備をしてる。



作者:pyoco(全力で甘えられる夏の勇気)


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