表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第2章『作者がやりたいことやるでしょう』
135/262

第116話『俺、アイアムシュラ』

いつも読んでくださって本当にありがとうございます!


なろうではコメント欄がちょっと静かめですが、

感想じゃなくても「日常のこと」「アニメの話」「つぶやき」など、

どんな話題でも気軽にコメントしてもらえたら嬉しいです。


いただいたコメントには、ヒロインズや潤が反応することもあります(笑)

一緒に作品の外でも、ちょっとした会話を楽しめたら嬉しいです!








──いくたびの敗北を経て。


──いくたびの煽りを乗り越え。


──俺は今、悟りの境地へと至った……。


(……たぶん、だけど)


もはや誰にも止められぬッッ!

かつて“芋砂専門のクソ陰キャ”と呼ばれた俺は──

修羅の道を歩み続け、今や孤高のマスターランクプレイヤー。


ミリー「じゅんくんの顔が……別人……!」


ノア「潤様は苦難を乗り越えて高みへ……」


カエデ「なんやろ……後ろに“ゴゴゴゴゴ……”って出てる潤くん、初めて見たわ……」


ユズハ「さっすがぁ〜♪ さすがにこのユズハちゃんと毎晩対戦してただけあるって感じですよね〜♡」


エンリ「潤さん、あの……夜な夜な、あんなボイスに耐えてたんですか?その……大丈夫でした……?」


リア「私は何度か途中でリタイアしました」


──だが俺は、もはや怯えない。


「ユズハァ……今日こそ貴様の勝率を0%にしてやるッ!」


「ふっふっふ〜♡ 来ましたねぇ、先輩♡ 今日も“ユズハちゃんにだけ手も足も出ない男”になっちゃうんですかぁ〜?」


「……フン。今の俺は……梅◯をも超える!」


(※個人の幻想です)


開始の合図とともに、戦いは始まった。


ユズハの得意キャラが前ステで距離を詰める──

が、俺はすでにゾーンに入っている……

昇龍拳。ブロック。投げ抜け。


そのまま1セットをパーフェクトで完封!


「うおおおおおおおッ!!」


ヒロインズ「おおおおおおおおッ!!」


ユズハ「え……うそ……せんぱい……?」


俺「“格ゲー”って、こういうもんだろ?」


──続く2セット目。


驚異の反応速度、完全読みの差し返し。


ユズハ「ひぃっ……ま、待って……ユズハちゃん、手も足も出てないんですけどぉ……」


ミリー「すごいよじゅんくんっ!」


エンリ「これはもはや、修羅の境地……」


ノア「潤様、惚れ直しました……♡」


──だがその時。


「せ〜んぱぁ〜い♡ こんな女の子いじめて楽しいんですかぁ〜? よっわ〜い女の子ボコって悦に入っちゃってるんですかぁ〜?♡」


ピクッ。


(なにィ……!?)


「もしかして……“女の子だけ”にはイキれる系〜? よわよわの女の子だけには無双しちゃう“ちいせえ男”なんですかぁ〜?♡」


カッ……!


俺の手元がブレた。


──そこから、地獄が始まった。


コンボをミスり、ブロックが遅れ、投げにすら反応できない。


「潤様ァァァァ!!」


「じゅんくぅぅぅぅぅんッ!!!」


「おいおいおい、もしかしてぇ〜〜?

 ま〜たユズハちゃんに泣かされちゃうのぉ〜?♡ え? 泣き虫なのぉ〜?♡ 弱男なのぉ〜?♡ 」


(……違う。違う違う違う違う違うッ!!!)


俺は格ゲーがしたいだけだッ!!

勝負を──したいだけなのにッ!!!


(なのに……なぜ……)


(なぜ……こんなにも……)


(煽られると……)


(ゾクッとするんだ……!?!?!?)


──煽りと地獄のような特訓の末。


俺は、ひとつの真理に辿り着いた。


『煽りボイスに、脳が焼かれるのが……快感なんだ……』


──俺は、煽りに弱い。


いや、煽られると強くなるのではない。


逆だ。


煽られると……喜んでしまうッッッ!!!


俺「ユズハァァァァァァ!!もっと罵れェェェェェェ!!!」


ユズハ「ええっ!?きも〜〜〜〜い♡♡♡」


潤「ッハァァァァァァアアア!!!」


ヒロインズ「潤が!!潤が壊れたァァァァ!!!」


──この男、煽り耐性0にして感度3000倍──ッ!!





あとがき小話


ユズハ『みりーちゃんっ、小悪魔の極意を授けましょー♡』


ミリー『こあくま?それって……こわくて、あくま?』


ユズハ『違いますよぉ〜!? あざとくて可愛くて、でもちょっとだけ意地悪な……そう、恋のトリックスターですっ♡』


ミリー『わかんないけど、かっこいい!』


ユズハ『じゃあ実演します!まず、キラッってしてから、耳元で囁くの。

「私ぃ、せんぱいのこと気になっちゃうかも〜♡」……**なーんてっ!**ってやれば完璧です!』


ミリー『おけまる!やってみるのー!』


(とととっ)


ミリー『キラッ☆ カエデさんのこと……好きかも……なーんて♡ うそっ♪』


カエデ『えーーーーっ!?!?!?

なんでウチだけ**嘘つかれんねん!?**しかも即オチ1秒やで!?!』


ミリー『えへへ〜っ、ユズハちゃんが言ってたの!ミリー小悪魔になったのっ♡』


ユズハ『うふふ〜♪成功成功〜♡』


カエデ『いや待て、ウチの心がズタボロや……。これもう“悪魔”ちゃう、“鬼”やで……』


ノア(※いつの間にか後ろで見てた)『……では私も、小悪魔に──』


潤『いやノアの小悪魔は完全に呪詛型だからやめとけ!!

耳元で「私以外の女と話したら──分かってますよね?」とか囁くだろ!?』


ノア『……潤様の予測精度、さすがです♡』


エンリ『あら、私も可愛く「なーんて♡」って言ってみようかしら』


リア『無理です。エンリがそれを言うと、有罪確定の甘やかし兵器になります』


ユズハ『あれ?みんなでやれば、小悪魔軍団♡結成できちゃうかも?』


潤『誰か俺の身を守ってくれ!!一人で無理ゲー突入してる!!!』


作者:pyoco(ちなみに作者は囁かれる前に顔が真っ赤になる派)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ