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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
13/262

第11話『俺、初めてのデートをする』

【読たんへお願い!】


作者の夢──

ヒロインの薄い本です!!(ドン!!)


え?真面目な目標じゃないって?

うるさいっ!!

作者は本気なんです!!!(大事なことなので3回目略)


この夢を叶えるためには──

もっともっと!この作品が知られなきゃダメなんです!!



評価

ブクマ

コメント(なんでも嬉しいです、雑談感覚でOK)

リアクション


あなたのアクション、全部が……

“読たんの一押し”が、作者の魂の着火剤になるんです!!

あなたが思っている以上に──

あなたのリアクションやコメントに、作者は救われています。


ブクマ、評価、コメント、リアクション。

その一つ一つが、

「ちゃんと届いてるんだ」って教えてくれるんです。




可愛いけどやべー子たち!

愛しいのに社会壊すヒロインたち!


このバカで全力で尊いヒロインたちを、

もっと世界に広めるために──


お願い!

あなたの「読んだよ」が、作者のエネルギーになるんです!



今後の目標:

「薄い本、ください」って言われるくらいのヒロインズを育てたい!


その第一歩を、あなたの一票で……!


「潤さん、これめっちゃ可愛いやろ?」


「潤様……こちらをご覧ください。いえ、私だけを見てください……」


 


俺は今――


圧倒的美少女ふたりに挟まれながら、アクセサリー屋で右往左往していた。


……って、ちょっと待て。


これ、“調査”って名目だったよな!?


なにこの平和空間! アクセサリー選びって、事件の香りゼロなんですけど!


というか――


(もやしが……家で……もやしが冷たくなってるのに……!)


 


「潤様、どう思われますか?」


「なあなあ潤くん、どっちが似合う?」


 

(知らん! どっちも可愛い! でも違いが分からん!)


「う、うん……二人とも似合ってるよ」


 


ふたりは満足そうに、また別の棚へ。


いやほんとさ、顔面偏差値が高すぎて、アクセサリーの違いが誤差レベルなのよ。


それにしても――


(長い! アクセサリー選び、エンドレスすぎん!?)


 


「ふぅ〜、アクセサリー選び! めっちゃ楽しかったなぁ!」


カエデが満足そうに腕を組みながら言った直後――

ぱっと何かを思いついたように指を立てた。


 


「せっかくやし、プリクラ撮ろっか!」


 


「プリクラ……ですか?」


ノアがわずかに眉をひそめた。


 


「うんうん、潤くんとの思い出を形に残したいやん?

ほら、最近のプリってすごいで? 顔めっちゃ盛れるし、キス顔でもOKやで〜?」


 


「き、キス顔は不要です」


 


「ウチは全然OKやけどな〜♪ 潤くん、ちゅー顔してくれてもええで?」


 


「潤様、こちらをご覧ください。記録はすべて、私が管理いたしますので」


 


(え、管理って何!? 俺の顔が個人情報の管理対象になるの!?)


ノアの目がマジすぎてちょっと怖い。


 


「じゃあ行こか〜♪」


カエデが俺の手を引き、そのままプリクラ機の中へ。


 


「はい、潤くん真ん中! ウチ右行くで〜♪」


「当然、私が左です」


 


「ってかめっちゃ近くない!? 近い近い近い!」


顔と顔が数センチ。ふたりともガチの至近距離。


 


「ほな、撮るで〜! にっこり〜♪」


カシャッ!


 


「潤様、こちらに視線を……完璧です」


カシャッ!


 


「ほな今度は、キス風ショットな♪ せーのっ」


「なっ、ちょっ、待っ――」


カシャッ!


 


(おいィィィィィ!)


――撮影、終了。


 


プリクラ機の外で、印刷されたシールを見てみると――


 


「潤様の手を……ふふ、しっかり握れております」


ノアの顔がド真ん中で、俺の手を優しく握るカット。


 


「うわ〜! こっちウチ、潤くんのほっぺにちゅーしてる風やん! えへへ〜♪」


カエデの顔は角度で完全に“キス寸前”に見える奇跡の1枚。


 


こんなの心臓持たないわ……


 


「潤様……少しお疲れのようですね?」


ノアが心配そうに俺を覗き込んでくる。


 


「ほら、あっちに公園があるやん? ちょっとお茶でもしよ? な、潤くん」


カエデが右腕にぴとっ。めちゃくちゃ自然に密着してきた。


 


(うおっ……やわらかい感触が……!)


 


「ちょっとカエデさん? 潤様に、あまりくっつかないでいただけますか?」


ノアがスッ……と左に立ち、睨みを効かせてくる。


 


「なにゆーてんの。左側は譲ったけど、右はウチの領地やで?」


「右の腕を譲った覚えは、ありません」


 


(え、領地……? 俺、分割統治されてるの?)



「そもそもこの間、『潤様に抱きつかへん代わりに部屋の合鍵渡す』って言うたん、ノアやろ?」



「……ええ、確かに私は鍵を渡しました。でもそれは、“物理的接触を控える”という約束が前提です」


ノアがピシッと表情を引き締めて、冷静に切り返す。


「その約束を守れないのであれば、鍵の返却を要求します」


 


「せやから、左には抱きついてへんやん? ちゃんと取引通りや」


(ちょ、待て待て待て! 俺の身体のパーツと鍵の交換!? 当事者の俺、蚊帳の外!?)



「……残念ですけど、それを止めるにはあと4件の取引が必要ですね」


 


(え、右腕、左足、右足、胴体……ってエクゾディアかよ!)


(誰か、俺の人権を回収してくれ!!)


 


「ちょっと、ふたりとも落ち着いて! あ、あそこにクレープ屋あるよ?」


 


「潤様はあちらで、お休みになってください。私とカエデが、買ってまいります」


 


「……いや、ここはウチがいくわ。アクセサリー選びのお礼に買ってくるわな♪」


 


ふたりは、なおも火花を散らしながらクレープ屋へ向かっていく。


 


(……騒がしいけど、こういう日常も悪くないのかもしれん)


 


――とか思いかけたけどダメだ。


俺は、もやしを脱したい。人生の底辺から這い上がってみせる!


でも、プランは……まったく浮かばない。


 


ため息をついて、ふと顔を上げると――


 


『占い』の文字が目に飛び込んできた。


 


「……占い、ね」


 


(よし、ちょっと未来のロードマップでも見てもらおうか。俺のもやし脱却コンサル、スタートだ!)





【あとがき小話:質問&コメント大歓迎(ただし圧は標準装備)】


カエデ『は〜いっ!今日はウチとノアで、あとがきコーナー担当するで〜!』


ノア『……はい、潤様の隣が一時的に空いている間に、私たちが対応いたします』


潤(どっちも目的が違うのに、連携だけ無駄に良いのが怖い……)


カエデ『ということでっ☆ うちら──いや、“私たち”に対する質問やコメント、なんでもOKやでぇ〜!』


ノア『お気軽にどうぞ。潤様の観察日記でも、服の好みでも、昨日の晩御飯でも──お答えできる範囲であれば』


カエデ『ちなみにウチの昨日の夜ごはんは、唐揚げと冷奴と、潤くんに構ってもらえなかった味☆』


潤『何その最後の情緒!?食卓に感情のっけるのやめて!?』


ノア『私は潤様のSNSの“いいね履歴”を分析してから、食材を選んでおります。昨晩は豆乳鍋です』


潤『え、なんか怖いくらい正確な好みだったんだけど!?なんで!?』


カエデ『読たんも、“ノアって本当に潤くんのこと好きなん?”って思ったらどんどん聞いてな?』


ノア『答えは常に“はい”ですので、その質問だけは不要です』


潤『アンケート開始5秒で回収率100%みたいな回答すんな!!』


カエデ『てことで、なんでもええから気軽に送ってな〜!“好きな飲み物”とか“潤くんのどこが好き?”とか、“自分のことどれくらいかわいいと思ってるか”とか♡』


ノア『……“潤様のどこが尊いか”なら、パワポにして提出可能です』


潤『どんな方向からでも俺のプライバシーが削られてくるな!?』


ノア&カエデ『それでは、コメントお待ちしてま〜す♪』


潤『あとがきでこんなに圧かけられるとは思わなかったよ俺……』

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