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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
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第107話『俺、新体制になった会社でも相変わらず巻き込まれてる』

いつも読んでくださって本当にありがとうございます!


なろうではコメント欄がちょっと静かめですが、

感想じゃなくても「日常のこと」「アニメの話」「つぶやき」など、

どんな話題でも気軽にコメントしてもらえたら嬉しいです。


いただいたコメントには、ヒロインズや潤が反応することもあります(笑)

一緒に作品の外でも、ちょっとした会話を楽しめたら嬉しいです!








電柱社は新社長体制に移行し、「風通しの良い企業」を目指して走り出した。

社内の雰囲気も明らかに変わった。抑圧されていた時とは違い、自由な意見や革新的なアイデアが次々と飛び交い、社員たちの顔にも活気が戻った。


パワハラ問題やリコール隠蔽などで信用が地に落ちかけていた大企業が、よりによって『悪徳リクルートエージェント』という異色の会社と業務提携を結んだことで、世間の注目度は跳ね上がっている。

ゲンジの巧妙なメディア戦略のおかげもあって、急激に下落した株価も徐々にではあるが回復基調にある。


とはいえ、問題のリコール隠蔽件数は相当なものだ。完全な信頼回復まではまだまだ険しい道のりだが、前向きな要素も十分に揃っている。


特に、俺たちの会社との合同プロジェクトは予想以上の成果を見せている。

現場作業員向けの高機能タブレットや配信者向けの革新的な電子機器、そしてうちの強力なセキュリティ部門と連携した最先端防犯カメラなどが好調だ。


この防犯カメラが凄くて、不審者を感知すると屈強な社員たちが即座に現場に急行する仕組みになっているらしい。

治安悪化が社会問題となっている今、このシステムは世間から絶大な支持を得ている。


そんな社内の好転ムードを象徴するように、あの久松先輩までAmazon支部から無事に帰還した。


「先輩! おかえりなさい!」


俺が歓迎すると、久松先輩は相変わらず気だるげに片手にタピオカ、もう片方の手には割り箸を掲げていた。


「潤くん、アマゾンはヤバいっすよ? ありゃ地獄っす。カップ麺がなかったっすからね。あんなところに人間が住んじゃいけないっす。カップ麺こそ心の癒し、魂の救済、人生そのもの……」


それから30分以上にわたり、カップ麺への愛を熱弁され続けた。

何はともあれ、なんだかんだ世話になった先輩が無事に帰ってきてくれて本当によかったと思う。


──そしてようやく落ち着いた頃、今度はゲンジがやってきた。


「おう坊主! やったじゃねぇか、ガッハハ!」


相変わらずの豪快な笑い声を響かせながらゲンジが肩を叩く。

独占的なスクープ、競合企業の排除など、最終的に一番得をしたのは間違いなくこの人だ。


「お前のおかげで随分と助かったわ。次もよろしくな!」


(……やっぱり俺、相変わらず振り回されてんな)


その頃、元社長はというと、抑圧的な管理体制、リコール隠蔽の指示、さらに社員のキャリアを人質にとり、自分の気に入らない者を海外支部へ「栄転」という名の左遷を繰り返していた実態が次々と明るみに出た。


叩けばホコリどころではなく、埃が山のように積もっていたらしく、ついに警察も本格的に動き出したとのこと。

逮捕も時間の問題らしい……。


そして俺は通帳を見て思わずニヤける。

長らく続いていたノア主導による資金の貯蓄(強制)がようやく終了し、久々に自由に使える金が戻ってきて完全に浮かれていた。


──そんな心の声を隠しつつ、俺は次の嵐が来ないことを祈るのだった。




あとがき小話


作者『一旦ここで章の一区切りです!』


潤『おお、ついに節目か!つまり俺も次のステージへ──』


作者『…………』


潤『……え、なんだよその無言!!もうそろそろでしょ!?会社も成長してきたし!ヒロインたちとの関係も深まってきたし!次は政界進出とか……世界会議とか……なんかあるだろ!?』


作者『潤よ……よく聞け。俺はな……一回、もっと“バカなノリ”ってのをやってみたくなっちまったんだよ』


潤『おいやめろ!!!!!!!!』


作者『だから──一章は「ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう」!』


潤『うん、まだわかる!タイトルだけで無理矢理押し通してるけどギリ意味はある!』


作者『そして第二章は──「作者がやりたいことやるでしょう」!!』


潤『完全に崩壊したァァァァァァ!!!!!そのサブタイトル、“タイトル考えるの面倒になった人”のやつだから!!!』


作者『でもさ?ほら?章が変わるってことは、自由なんだよ潤。やりたいことやっていい章なんだよ……俺が!』


潤『お前だけかァァァ!!なんで主人公そっちのけで作者が自由謳歌してんだよ!!てかその章、地獄が約束されてんだよ!!』


ユズハ『あ〜、なるほどですねぇ♡じゃあ次の章、ユズハ回連続10話とか〜♡ありってことですよねぇ〜?♡』


潤『地獄の始まりが見えたァァァァ!!!まずこの小悪魔が牙を剥いたァァァ!!』


カエデ『じゃあウチは潤くんと2人で田舎の温泉地に長期出張♡もちろん同室で♡お風呂は混浴で♡』


潤『濃度が濃い!!ツッコミのキャパ超えてきたぞ!?』


ノア『潤様。次の章では一日中、私と共に過ごしていただきますね?あら、抵抗は不要ですよ。何せ“作者がやりたいことやる章”なのですから』


潤『それ言ったらノアの執着が本編全覆うぞ!?ちょっと本当に誰かこの章止めて!?編集いないの!?』


ミリー『じゃあミリーはね〜♡じゅんくんにずーっと抱きついてても怒られない章にしちゃおっかな〜♡章のタイトルは「ミリー抱きつくでしょう♡」で決まり〜♪』


潤『ふざけてんのか!?てかお前ら全員タイトルに“でしょう”つけりゃ何でも許されると思うなよ!?!?』


リア『では私は、「論破でしょう」章を要求します。毎話、登場人物を1人ずつ潰していきます。終章で全員が黙ります』


潤『物語の崩壊を予告するな!!!それ本当に黙るしかなくなるやつだから!!』


エンリ『では私は……「過保護でしょう」。潤さんの生活全てを代行し、潤さんが何もしなくても成立する世界を構築します』


潤『やめろおおおおお!!俺が主人公である意味がなくなる!!もう“居るだけでいい枠”になってんじゃねーか!!!』


作者『大丈夫大丈夫!ちゃんと1ヶ月前後で本編に戻すから!それまで自由に暴れて、テンションぶち上げでいきたいの!!』


潤『誰かこいつを止めてええええええええええ!!!俺だけが犠牲になる未来が見えるゥゥゥ!!』


作者pyocoだって……やりたいんだもん

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