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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
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第99話『俺、人生最大級の接待に挑む


──あぁ、ダメだった。


重たい足取りで会社のドアをくぐると、いつもの空気がやけに明るく感じた。


「潤くーん!」


ポテチ片手にソファに座っていたミリーが、勢いよく立ち上がって俺に駆け寄ってくる。


「ねぇねぇ、テレビ見たよっ! 潤くん、すごいって思ったのーっ!」


「え、いや、その……」


俺がうまく言葉を返せずにいると、背後からぴとっと腕が絡んでくる。


「潤くん、なんか疲れてる顔してるやん。まさか──うちらに会いたすぎて元気なくなったん?」


カエデが笑いながら頬を寄せてきた。相変わらず距離が近い。


「……はは、そうならよかったけどな」


そう言って力なく笑った俺を、ノアがそっと見つめる。


「潤様、まさか──会いに行かれたのですか? 社長のもとへ」


「……ああ。直接、話してきた」


俺が答えると、全員の表情がピリッと引き締まる。


「それで、どうやったん? いけそうなん?」


カエデの問いに、俺は首を横に振るしかなかった。


「まったくダメだった。動画も会見も揺るがなかった理由が、よくわかったよ。あの人、自分が崩れるなんて一ミリも思ってない」


「えぇー……あんなにテレビでボロカス言われてたのに……」


ミリーがぷくーっと頬を膨らませる。


「……でも、きっと何か方法はあります。諦めるには、まだ早すぎます」


ノアがそう言って静かに視線を下ろす。その瞬間──


「失礼します」


ドアの外から聞こえた声に、皆の視線が向く。


案内スタッフの後ろに、落ち着いたスーツ姿の男性が現れた。


「副社長……?」


俺が思わず声を漏らすと、副社長はゆっくりと室内へ入ってきた。


「ご足労ありがとうございます。突然お呼び立てしてしまい、申し訳ありません」


エンリが自然に頭を下げると、副社長は軽く頷いた。


「気にしなくていい。状況を共有したかっただけだ。……正直な話、潤くんの行動で内部には動揺が走った。だが社長の立場は盤石だ。なぜなら、彼には“資本の支持”がある」


「……大口投資家、か」


「そう。内部やメディアの声では崩れないが、資金の流れが変われば話は別だ」


副社長は静かに言った。


「では、私から提案です」


エンリが前へ出る。


「潤さんの会社で、投資家向けのパーティーを開きましょう。そこに、電柱社の主要投資家を呼ぶのです。こちらの“人間性”を見せれば、揺らぐ者も出てくるはずです」


「えっ、パーティー……? 俺が? 接待を???」


一気に顔が引きつる俺を見て、ミリーがにこにこと手を振る。


「潤くんがやるなら、ミリーもドレス着ちゃおっかな〜♪」


「潤くんが接待するんやったら、ウチもつきっきりでサポートするで?」


「……心強いですね。潤様なら、きっと魅せてくれるはずです」


*一瞬の静寂*


「せんぱ〜い♪」


ドアの影から、なぜかパーティーハットを被ってキラキラ登場してきたユズハが、ドヤ顔で指をキラッ☆と鳴らす。


「キラッ☆じゃねぇよ!? 絶対炎上するってそれ! パーティーの空気ぶっ壊れるわ!」


「えー? でも“爪痕残す系女子”って意外と人気ありますよ?(小声)」


「小声で言えば許されると思うなよ!?」


笑い声とツッコミの渦の中、でもどこか不思議と前向きな空気が漂っていた。


「……もうやるしかねぇんだな。接待だろうが、炎上だろうが……行くしかねぇ」


こうして、俺の悪党リクルートエージェント主催──


人生最大級の投資家パーティー(会場:レンタルパレス・飲み物だけ豪華)が幕を開ける。



あとがき大話




作者『ということで!ここで一つ──大事な発表をします!』


潤『えっ、打ち切り……?えっ?そっち?打ち切り!?』


作者『違ぇよ!!!やかましいな!!!』


ミリー『じゅんくん、びっくりしたぁ〜!やめないのーっ!よかったぁ〜っ!』


ユズハ『ふふ〜ん♡ 作者さん、とうとう“やらかす宣言”ですね〜?』


エンリ『……“何か”始まるんですね。わかります』


カエデ『どやっ!なんか空気が……“告知”のニオイするやん!!』


ノア『潤様の行動制限が解除される……つまり、私の行動も“自由”になるということですね?』


潤『どういうこと!?』


リア『要点をまとめます──本作は第107話で“第1章”を終了します。

それ以降、108話から“第2章:作者がやりたい事やる編”が始まります。期間は1ヶ月。』


作者『そう!!!ここからは1ヶ月限定で、俺が書きたいこと全部書く!全開ギャグも修羅場もカオスもやる!』


潤『……もう“書きたいこと書いたら本筋に戻る”ってやつだよな?一番信用ならねぇやつ!!』


作者『でもでもでも!これだけは言わせて!

“ヒロインたちの魅力”を最大出力で見せたい──だからこそ、いったん物語の歩みを止めてでも、俺はやる。』


ユズハ『せんぱ〜い♡ つまり“ユズハちゃんイチャイチャ無双編”ってことですよねぇ?』


カエデ『うち、潤くんの部屋に住むで!もぉ決めたっ!』


ノア『潤様に密着して一ヶ月間……ふふっ、夢のような章ですね』


エンリ『あら……私のごはんで毎日包んであげますから……ね♪』


リア『ふむ、なるほど。“世界は壊れても読者は離れない”──それを試す章、というわけですか』


潤『あのさ!? ちょっと!? 俺、1ヶ月間ヒロイン全員からフルコンボで愛されて死ぬの確定なんだけど!?!?』


作者『ということで!

来週以降、“作品の軸を壊すギャグラブコメの限界突破”に挑戦します!

もし……合わねぇなって人は、1ヶ月後に戻ってきてください!!!』


潤『せめて“ちゃんと帰ってくる”って言えええええ!!!』


作者:pyoco(やりたい事を思いっきりやりたいお年頃)

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