『QUEENⅡ』の匂いが感じられる『ザ・ゲーム』だと思うのは私だけ?
ちなみに、このアルバムのジャケットデザインですけど、豪華絢爛時代とは大違いですね。
でも、マッチョな雰囲気がアルバムに合っていると思えます。
なんか、マッチョが流行る時代だったのですかね?
順番ですと『ライブ・キラーズ』となるのですけど、『QUEEN』の一曲一曲が好きだ!と言いたいだけなので、ライブ盤を飛ばして次のスタジオ盤『ザ・ゲーム』について語りたいと思います。
このアルバムからシンセサイザーを取り入れたので、賛否両論となったのですけど、私個人としては時代にマッチしていて賛論しかありません。
なんせナンバーワンヒットが二曲も入ったアルバムだし、なんかマッチョな感じもして、好みなんです!
ってことで一曲目。
『プレイ・ザ・ゲーム』
い、いきなりのシンセサイザーの効果音!
こういった曲はなんて言うんですか?
バラードでもないし……ポップス?ってカテゴリーなんですかね?
でも耳に残るフレーズとか、裏声バンバンのコーラスとか、シンセサイザーが使われたって『QUEEN』健在って感じっす。
それにシンセサイザーの使われ方が気持ちよく、シンセの効果音からギターソロに入る辺りなんかたまりません!
次はダンスナンバーの二曲目。
『ドラゴン・アタック』
ドラゴンって、アタックって……
異世界的な、『QUEENⅡ』的な……感じはありません!
特長的なギターリフのダンスナンバーです。
踊りだしたくなります!
踊れませんけど。
この曲、ベースとギターのユニゾンが格好良いっすね!
続いても踊れる三曲目。
『地獄へ道づれ』
またまた、もの凄い題名の曲ですね。
でもナンバーワンヒットの有名曲っす。
さすがにジョンの作曲で、このベースラインが最高です。
下っ腹に響きます。
それにフレディの低音ボイスがきまってます。
ギターのカッティングもシンセドラムも効果的で、悪いとこなし!
で、ここでちょっと横道にそれて……
確かに初期のころの豪華絢爛な編曲とは違う印象の曲になってきました。
けど!
その当時の『QUEEN』らしさとかにも拘ず、素直に曲を聴くと良い曲ばかりっすよ。
もちろん、豪華絢爛、長髪王子様時代の『QUEEN』も好きですよ。
で、このアルバムにもそんな時代の曲も入ってると思うのです。
産業ロックなんて言葉が流行った時代のアルバムで、売れる曲が多かったかも知れませんけど、でも良い曲なら良いんじゃないかなぁと、思ったりもしたりして……
さて戻って五曲目。
『夜の天使』
前作から出てくるジョンのお得意のシンプルハードロック。
本当に素直に頭に入ってくるメロディです。
こういった凝った仕掛けの無い曲でもやっぱり『QUEEN』を感じます。
で、またまた新しい感じ六曲目。
『愛というの名の欲望』
ロカビリーときましたか!
この曲こそ、最初に聞いたときは『QUEEN』の曲とは思えませんでした。
理由はフレディの声です。いえいえ、最高って意味ですよ。
この渋い低音が曲のマッチしてセクシーって感じっす。
指パッチンしながら聴きたい曲です。
ちょっと落ち着いて七曲目。
『ロック・イット』
フレディーのボーカルからロジャーのボーカルに変る曲。
聴きどころはタメのギターソロ。
と、シンセの効果音。
前衛的です。
で、八曲目。
『自殺願望』
この曲、絶対に題名と曲調があってません。
なんすか自殺志願って。
だってこれ、ド明るいロックンロールなんすよ!
で、この曲の私の印象なんですけど……
ミュージカルでコミカルな悪役が指パッチンしながら登場するシーンが思い浮かんだりするんです。
あ、すんません。
私だけですよね。
さて九曲目。
『スイート・シスター』
山場です。
いやぁ、もう、この曲たまりません!
ほら、この曲はこのまんま『QUEENⅡ』の『ホワイト・クイーン』に通じるものがあると思いませんか。それとか『オペラ座の夜』の『預言者の歌』とか。
ギターソロのところなんかも、綺麗はメロディも、曲の盛り上がりも!
いやぁぁ。こういう曲があると嬉しくなっちゃうのは、私も豪華絢爛時代の『QUEEN』が好きなんですね~。
で、十一曲目。
『カミング・スーン』
アルバム終盤でも踊らされます。
ダンスナンバーです。
いや、踊りたくなるのは私だけですかね?
でもこの曲、次のアルバム『ホット・スペース』に繋がっているという気がしなくなくもないような……
来ました、最後の十二曲目。
『セイブ・ミー』
お得意のザ・バラード。
静かに、静かに、歌いだしてからのぅ……
サビでの大盛り上がり!
いやぁ、この曲、何度も何度も聴きました。
豪華絢爛時代とシンプル時代の合わさった傑作。
このアルバムの最後にふさわしい曲です。
泣ける曲ってあるんですね!
いやぁ、何度泣いたか。
さて、次は映画のサントラ盤、『フラッシュゴードン』となるのですけど……
もちろん、語ります!
お暇であれば、『異世界旅行記 【異】世界の歩き方』という物語の方も書いてますので、覗いてみて下さい。