三枚目の『シアー・ハート・アタック』はまさに遊園地って感じです。『キラー・クイーン』が聴けますよ。
三枚目のアルバムです。
このアルバム、短い曲が多く収録曲数ってなんと12曲もあるんです。
よくもまあ、こんなに色々なアイデアを持っているものですね。
さすが『QUEEN』です。
さて第三作『シアー・ハート・アタック』です。
なんというか、そのまんま遊園地って感じのアルバムです。
ハードロックあり、ロックバラードあり、ポップスあり……
それに何にも縛られないカテゴリーの曲もありで、楽しいことなら何でもありってアルバムです。
それが如何にも『QUEEN』らしいじゃありませんか!
では、さっそく遊園地に行ってきます!
まずはCDをセットしてで、再生ボタンを……
って、一曲目のイントロはまさに遊園地。
『ブライトン・ロック』
あれ、イントロの口笛って、前作の最後の曲『輝ける七つの海』の最後のフレーズじゃぁ、ってことは繋がってるんじゃ……
もう、ニクイ演出なんだからぁ!
で、乗りの良いカッティングギターが聞こえてきて、お、ハードロックじゃないかいって思っていると、裏声から入ってくるっていう離れ業を出してくるし。
おまけにこのギターソロは、なんでも日本の三味線のフレーズがどうのこうのって……
だれか詳しく知っていたら教えて下さい。
もう、楽しすぎる、この曲。
楽しい雰囲気のまま二曲目は……
『キラー・クイーン』です。
なんてお洒落なメロディなんでしょう。
なんてお洒落なコーラスワーク、アレンジ、ギターフレーズ……
ヒットして当たり前です。
こんなのロックバンドの曲じゃありません。
そう、『QUEEN』の曲なんです。
『QUEEN』だからこそって曲です。
ふう、遊園地で最初にジェットコースターに乗った感じの一曲目と二曲目でした。
ってことで、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ休憩して……
三曲目はロジャーのシンプルロックンロール。
『テニメント・ファンスター』
渋い、この渋い声がこのアルバムでも聞けただけでも幸せです。
この曲の終盤、コーラスの掛け合いパート、これって独特ですよね。
とくに最後のところ。
あれが印象的で、あの部分だけいつも真似しちゃいます。
で、続く四曲目。
『フリック・オブ・ザ・リスト』
重いフレーズの曲。
でもこの重いフレーズが最高に格好良い。
重いフレーズから始まるけど、サビの部分では一転して明るくなって、最初のフレーズからこう来るかって、そう驚かさられる曲。
う~ん。
天才集団が作った曲。
そして続く五曲目。
『谷間のユリ』
なんて綺麗な曲なんでしょうね。
バラードっていうカテゴリーじゃ当てはまらない曲。
とくにボーカル。フレディの声が綺麗すぎて優しすぎ。
で、四曲目と五曲目も、二つで一つって感じなんです。
いえ、メドレーになっているからとかじゃなくて、曲調も全然違うんですけど、それでも二つで一組って感じなんですよね。だからどちらか一曲だけって聴かないようにしています。
と、ここで今度はジェットコースター級の六曲目。
『ナウ・アイム・ヒア』
『誘惑のロックンロール』って邦題の曲。
なんじゃい誘惑のロックンロールって。
って、それはさておき、もう快適な曲。
スカっとする曲。
立ち上がりましょ。立ち上がって手を振り上げましょ!
ギターリフが印象的だしドライブ感も最高です。
『QUEEN』のハードロック系の曲の中では単純明解な曲だけど、コーラスワークとかはやっぱり『QUEEN』らしさが全面に出てくる曲。
で、七曲目。
『神々の業』
びっくりします。
何がって、イントロでびっくりです。
そのイントロだけでもドラマチックな展開があってびっくりです。
そしてそして、その歌声もびっくりです。
どこから来るアイデアなんでしょう?
決して色物的な曲ではありません。
メロディなんか最高ですし。
やっぱり才能ってあるんですね。
前の曲とこの曲を同じグループの曲だと思う人は少ないんじゃないですかね。
いやぁ、才能集団の技ですな。
と、ここで格好の良い八曲目となるわけです。
『ストーン・コールド・クレージー』
なんでしょう、この疾走感。
リミッターなしのゴーカートって感じです。
シンプルな曲なんですけど、ギターソロは凝っています。
あと好きなところはギターソロ直後のボーカルソロ。
あんな感じの緩急が格好良いんです。
九曲目。
『ディア・フレンズ』
なんか、心が洗われる曲です。
短い曲なんですが、その短さが良いんです。
ああ、でも、もう少し長くても良いかも。
だってもっと聞きたいって思うんですから。
あの綺麗なコーラスワークがたまりません。
十曲目。
『ミスファイヤー』
なんか、遊園地のコーヒーカップってイメージです。
いや、私はですけど。
くるくる回って楽しさ倍増……
いや、私のイメージですけど。
十一曲目。
『リロイ・ブラウン』
跳ねています。
ピアノが跳ねています。
踊りだしたくなる曲です。
なんかもう、『QUEEN』じゃない感じですけど、でも明らかに『QUEEN』なんですよね。
十二曲目。
『シー・メイクス・ミー』
「ああ、遊園地の閉園時間が来た」って感じになっちゃう曲。
曲の最後、実はずっと気になってます。
何か事故でもあったのでしょうか?
はぁはぁ言ってますし、救急車かなんかサイレンが聞こえるし。
だれか知っている人、教えて下さい。
で、最後の曲。
『神々の業』
雄大な曲です。
七曲目と同題なのですが、何が繋がってるんでしょうか?
歌詞とか調べたら分かるかも知れません。
けど良いんです、詳しいことは。
とにかく大好きな一曲です。
どんなバラードにもない感覚です。
体が揺れます。
大きく揺れます。
そんな曲です。
そして最高なのがサビの部分。
これでもかというほど盛り上げます。
もう、すんごく盛り上げます。
で、同じフレーズの繰り返しなんですけど、もう、このメロディが最高!
永遠に繰り返して欲しいともさえ思えます。
はあぁぁぁぁ。
終わっちゃった。
頭からもう一回聴こうかなぁ
ふう、今からもう一回聴こう……
お暇であれば、『異世界旅行記 【異】世界の歩き方』という物語の方も書いてますので、覗いてみて下さい。