『QUEENⅡ』は女王とお城と妖精が飛び交っています。やっぱり『マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン』が最高です。
不思議ですよね。
一枚の絵から受けた印象を曲に出来るなんて。
なんかすごいアルバムですよ『QUEENⅡ』
『QUEEN』の代表的なアルバムが二作目だというと、怒られるかも知れませんが、それでもやっぱり大好きです。
『QUEENⅡ』もう、たまりません。
もし、ここにレコードプレーヤーとレコードがあれば、迷わずレコードで聞きたいアルバムです。
だってA面、B面じゃなく、サイドホワイトとサイドブラックですよ。
曲も白と黒って雰囲気だし。
なんかコンセプトアルバムとか言うらしいんですけど、その意味、良くわかりません。
でも良いんです。
とにかく良いアルバムなんです!
ってことで、まずは一曲目の再生ボタンを……
『プロセッション』っす。
お、これはバスドラの音ですね。
で、次はオーバーダビングのブライアンお得意のギターオーケストラ。
このギターオーケストラってのは、初めて聴いたときはぶったげました。
いやぁ、色々なことを思いつく人がいるものです。で、その思い付きを形にしちゃえるってのが才能なんですね。
なんか、なんかが始まる予感がしてきます。
で、二曲目にメドレー的に次に来るのが、ブライアンの傑作……
『ファザー・トゥ・サン』です。
ハードロックなのに透明感があるというか、なんか懐かしいというか、だけど力強いし。
もう、最高!
フレディのその透明感のある歌声も最高!
ギターソロの最後、一瞬、フレディ以外の音が消えて、また盛り上がるところ、なんか興奮しちゃいますよね!
このころのフレディの声って透明感があって良いっすよね。
次もメドレー的に始まる三曲目。
切なくも悲しいメロディとアレンジ。
そうです。
『ホワイト・クイーン』です。
私、この曲の間奏のところが大好きです。
クリアトーンのギターとギターが掛け合い的に盛り上がって、で、最後にバーンと歪んだギターサウンドが弾けるところ!
あそこからラストに向かうとことろは鳥肌ものです。
あ、そこだけもう一回再生を……
さて、ここまでの三曲ですけど、私、なんか中世ヨーロッパのお城とか御姫様とか、そんなのが頭の中に浮かんでしまうのです。
いえ、私は、ですよ……
で、四曲目。
ブライアンの歌声が聞こえる『サムデイ・ワンデイ』
ブライアンの声、好きです。
か細いけど、透明感があるし、この曲に合ってます。
本当、こういった曲のギターソロって、どんな感じで思い付くのでしょう?
オーバーダビングされて、何本ものギターが弾いているのに、ちゃんと落ち着いて聞こえるし。
やっぱり天才なんですね。
で、サイドホワイトの最後の五曲目。
『ルザー・イン・ジエンド』
アルバム唯一、ロジャーの曲です。
最初のドラムから入るイントロ。
むっちゃ印象的です。
なんですか、あの『ポポポン』って入るフィルインは。
ハードな曲なのに、あんな音を入れるとは。
それが曲に合っているっていうその不思議さ。
流石にクイーンといったところでしょうか!
さて、ここでレコードを裏返しサイドホワイトからサイドブラックへ……
とはいきませんので、ちょっと停止ボタンを押して、コーヒーの準備でも。
コーヒーを持ってきましたので、レコードを裏返した気分になって、サイドブラックへいきましょうか!
あれ、再生ボタンを押したけど、音がしない壊れたかな……
10秒待っても聞こえないし……ボリュームを上げて、って、あ、聞こえてきた。
何の音?風の音?
いえいえ、違います。『オウガバトル』です!
最初に『アー』って、その後のドライブ感いっぱいのギターが……
ああ、今からサイドブラックの神秘の世界に入るわけですね。
もう、童話の世界をハードロックで表現するなんて、最高っすよ!
その一曲目としては、もう、これ以外ないって感じっす。
フレディさん、ありがとう!
で、二曲目。
『フェアリー・フェラーの神技』
なんですか、これは、ロックなんですか?
って、ロックしてますよ。
で、この掛け合いのボーカルと曲の世界観。
もう、妖精ですよ。
妖精。
妖精がロックしてるって、まさにそんな感じなんです。
三曲目。
『ネヴァーモア』
本当に短いバラード。
優しい感じで始まるのですけど、最後はギターオーケストラと多重ハーモニーで盛り上がって……
こんな短い曲でここまで表現するなんて……
でもこの曲の一番は、曲の終盤、次にあの曲がやってくるという、その期待感を持たせる終わり方でして……
ということで四曲目。
『マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン』とくるわけだ!
きましたね。
もう、ヘビィーローテーションですよ、この曲。
この曲って、AメロとかBメロとかサビとか、そんな概念をぶっ飛ばしてますよね。
それに「あぁあぁあー」って感じ?のコーラスが全編に渡っていますけど、このフレーズそのまま感をギターでも表現しているところ、もう、曲の雰囲気を最高に盛り上げています。
だってギターソロさえもそんな雰囲気なんですから。
とにかくなんか、衝撃的な曲です。
英語なんで意味が分かんなくても、それでも物語の情景が浮かんできます。
黒い女王が軍団を率いて行進してんですよね。
曲名そのまんまなんですけど。きっと。
もう、この曲は絶対にヘッドフォンで聞いた方が良いです。
あと、中盤のあのフレディの裏声のところ、あれがたまりません。
そしてそして、最後のハードロックパート。
曲の長さもそうですが、後に出てくる『ボヘミアンラプソディ』に繋がるものがあるとも思えます。
あの……怒られるのを承知で言いますと……私、『ボヘミアンラプソディ』よりもこっちの方が好きだったりして……
続く五曲目。
『ハニー・ハウ・ラブ・イズ』
四曲目と五曲目って、あわせて一曲的な感じです。
もちろん、メドレーなんでそうなんですけど、でも、独特の雰囲気の前曲を、いっきにひっくり返す明るい曲で、これは二曲あわせて聞かなきゃ意味がありません。
にしてもこのフレディの声。
凄いですね。
鳥肌ものです。
あああああぁぁぁぁ、さ、最後の曲になっちゃたよー!
でも、これって、このイントロって、もしかしてもしかすると……
あれ?前のアルバムの最後の曲と同じじゃ……
そうです。
『輝ける七つの海』ですっ!
やっぱそうですよね。
ボーカルバージョンもありますよね。
あと、こんなけハードなロックなのに、綺麗なコーラスなんですよね。
これが非常に気持ちが良いんです。
で、最後の、なんというか、酒場で盛り上がっている様子っていうか、それも独特な感じで……
あー最高!
このアルバムって、この曲が最後に締めくくって初めて完成って感じしませんか?
って……
あ~ぁ、アルバムが終わってしまいましたね。
ふぅ。
でもなんか、最後の曲のあの酒場のような雰囲気、あれって次のアルバムに続く予感が……
こんな夜中にアップでごめんなさい。
アルバムを真剣に聞いてしまったのです。
お暇であれば、『異世界旅行記 【異】世界の歩き方』という物語の方も書いてますので、覗いてみて下さい。