エピソード37 平和な日常2
暑い日の青空の下
♪ミーンミンミンミンミー♪
蝉時雨が聞こえ、
夏の季節を告げている。
そんな暑い日の中、
ギルド学園の中庭に生えてある大きな木の下で、
冷たい食べ物を食べながら
まったりと涼んでいる3人の男子生徒達がいた。
「すげぇよなぁー。
りと!専用の工房が建設されるんだってなぁー。
王宮侵入は甘飴甘味が言い出したんだろ?
王宮に侵入されたことを知った大臣が、
『軍事力を誇るこの東の国が、
ギルド学園の生徒に侵入されるとは
なんたることかっ!!』
って、
相当怒ってたみたいだぜ?
警備の見直しをするんだとさ……。
ほんとお前ら無茶するよなー。
俺にはできねーわ
つか、目指す職業柄、
知ってたら絶対にお前らを止めてるわぁ……」
"聖騎士見習いの夏輝"が、
他の男子生徒達と木の下で涼んでは、
白くまアイスを美味しそうに食べていた。
この白くまアイスは意外と種類が多く、
『あなた様』のお好きな種類をご想像していただけたら幸いです。
アニメ化になって違うアイスになったとしたら、
そこは察してください。大人の都合です。
「オレっちの演技力のおかげで侵入できたもんよ。
戦闘にはならなかったが、
なかなか面白かったぜ。」
リーゼント頭で見た目がヤンキーの
"料理人見習いの悪田わるぞう"がヤンキー座りしながらも、
両手にはグレープ味の
チューペット?
チューチュー棒?
地方によっていろいろ呼び方があるあの長いアイスキャンディーを持っていた。
見ればパックリと半分の状態で両手に装備されていた。
先端は垂れてこないようにかじられていた。
「……俺はわるぞうと違って、
参加したくてついて行った訳じゃねぇー。
あのピンクに、、、
あの甘飴甘味に無理矢理
連行されたんだよ!
こっちの都合も聞かずに、
涼宮ハルヒばりのルンルン気分でだぞ?」
赤髪の男子生徒"吟遊詩人見習いのアカベコ"
が、
サクレレモンをシャリシャリとスプーンで
かき混ぜすくいながら食べていた。
上に乗っていたレモンの皮一枚は、
開けた蓋にそっと乗けて置いてあったので、
アカベコは後から食べる派だと言うことが推測される。
「美少女に連行されるなんて
羨ましい限りじゃねーか。」チューチュー
わるぞうがヤンキー座りしながらグレープ味の長い棒を吸っていた。
すかさず夏輝が答えた。
「わるぞうは可愛いやつに弱いだけだろ?
本命は誰なんだ?
てか、
俺らの教室って
やたらと美少女が多いよなぁー。」
白くまアイスを食べ終わった夏輝が、
座りながら足を伸ばして木陰で空を見上げてはそう言った。
その返答を今度はアカベコが答えたのだ。
「……いやいや、美少女は多いけどさぁ
俺はあのピンクを美少女とカウントしねぇからな!
あと青髪の男女も除外な。
あのイケメンとイケボは反則だろ……
あれで女とか信じられねぇぜ。」
アカベコは渋い顔をしながらも、
レモンの皮をすっぱそうに舐めていた。
こっちまで唾液が出てくるのだから不思議だ。
絵すらないのに『あなた様』にも唾液が出てきたのならば、
この作者は喜んでいることでしょう。
いえ、
『あなた様』の想像力が高いのですね。
男子3人でこのまま恋バナかと思われたが、
そこはやっぱり男の子。
気付けば漫画の話になっていた。
「やっぱりファンタジー漫画のオススメは、
『葬送のフリーレン』
だな。
長い寿命を持つエルフだからこそ魅せれる
設定とストーリーなんだよ」
夏輝が漫画評論家にでもなったかのように発言した。
「それも好きだがよぉ。
オレっちのオススメはこれよ。
まずはこのフレーズを聞いてくれやっ!
"最強の魔法使いに与えられる称号
《至高の5杖 (マギア・ヴェンデ)》
その頂を目指すは1人の少年
魔法の世界で剣を手にダンジョンに挑む。
これは1人の少年が世界を覆す物語
杖と剣が交わる魔剣譚
『杖と剣のウィストリア』
な?聞いただけでもワクワクするだろ?
しかもあのダンまちの人だぜ?」
わるぞうが興奮気味に熱く語っている。
かき氷を食べ終わり、
ハーモニカの手入れをしていたアカベコが
2人のオススメに激しく同意した。
「わかるわぁー!どっちも面白いよなぁ〜。
てか、
この作者も少しは見習え!って感じだよなぁ。
やっぱプロは違うわ。プロわ。
一流と二流の違いがハッキリとわかるよなぁ」
アカベコが自分で言いながらウンウンと頷いていた。
そこへ、、、
サイコパス作者の顔がアップされたのだった。
٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
アカベコに何かするのかと思われたが、
サイコパス作者は静かに去っていった。
『その後……彼の発言により、
作者は泣きながらふて寝を繰り返す日々を
過ごすことになったのだった。』
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