エピソード31ミッション:インポッシブルオシーロ①
α(アルファ)チームが隠れながらお城の門番を見張っていると、、、
ガラガラガラッ
ゴトゴトゴトッ
大きな音を立てながら荷台を押しては、
お城に入ろうとしている2人の若者がいた。
当然のことながら、門番の兵士に止められた。
「待てっ!
なんだお前たちは?
ここから先は関係者しか入れない
許可証があるなら見せろっ!」
当たり前のことを言ってきた。
ここまで荷台を押してきた2人の若者は、
門番の兵士を前にして、言い争いをはじめた。
たつかぜ「ほらっほらっ、早く許可証を
こちらの兵士さんに見せてくださいよ」
わるぞう「おぃ、おぃ、なに言ってんだ?
お前さんが持ってるんだろ?
まさか持ってくるの忘れたのか?
……仕方ねぇ。
オレっちワルだからよぉ。
ここは顔パスよ!顔パス!」
リーゼントを整える仕草を見せ、
「オレっちのこと知ってるよな?」
っと、門番に逆に問い詰めているヤンキー。
「お前など知らん!
ふざけたことを言っていると捕らえるぞ!」
怒り出した門番をなだめるようにして、
たつかぜは説明した。
「まぁ、まぁ、落ちついてください。
私たちは王宮の料理長に頼まれて、
ここまで食材を運びに来たのです。
もちろんお酒もありますから。」
荷台に被せてあったシーツをめくり、
樽をバンッ、バンッと叩いてみせている。
荷台にはたしかに食材が積んであったので、
門番の兵士は2人のことを信じはじめた。
「む?そうなのか?
……料理長からは何も聞かされてないぞ?
まぁ良い、食糧庫に案内してやる。
こっちだ、運べ。
おーい。そこの兵士!
ちょうどいい所にいた。代わってくれ。」
中にいた兵士を呼びよせ、交代した。
門番だった兵士に案内されるがまま、
2人は荷台を運びながら、お城の中へと消えて行った。
交代した門番の兵士が、
α(アルファ)チームに合図を送る。
!!
α(アルファ)チームは急ぎ、
その兵士に近寄った。
甘飴甘味「上手く行ったね♪」
シャウラ「あぁ、まずは第1関門突破だな。」
アカベコ「それにしても、、、
ほんとにお前、
"わたあめ"なのか?」
門番の兵士「えへへ♪」
ポンッと音が鳴り、
煙から姿を現したのは、、、
博多弁がかわゆい感じの変身を解いた『わたあめ』だった。
誰よりも先にお城に到着し、
兵士の姿に変身しては、
お城の中で待機していたのだ。
これらはすべて『メイショウ』の作戦だ。
「えへへ♪ドキドキしたばい!」
照れながらもそう言った。
遠くで見ているメイショウから通信が入った。
ーーガガッ、、
「わたあめくんはΔ(デルタ)チームと合流を。
α(アルファ)チームは計画通りそのまま
王宮に侵入を。
……ここから先は【王都ギルド部隊】の人達と
遭遇し戦闘になる確率が上がります、、、
みなさんご武運を。」ふわり。
魔道具での通信だと言うのに、
それを聴いていた全員が、
誰にでもくんをつけるメイショウが扇子を扇いでいる姿を想像した。
おそらく実際にも扇いでいるのだろう。
「くぅー。アタイも暴れたかったぜっ」
メイショウの近くにいるbチームのリンクが悔しそうにしていた。
近くにいたメイショウがリンクの役割の重要性を再度認識されようと説明し出した。
「リンクくん。
戦闘は避けるように
みなさんには事前に説明したでしょう?
それにリンクくんにはコレを
正確に発射してもらわないと、、、」
扇子で口元を隠しながらもう片方の手は
ポンッポンッと黒い物体を触っているメイショウ。
「だぁぁぁぁ。
それ、
わざわざ知り合いから転送魔法で送って
もらった借り物なんだからな!
大事に扱ってくれっ、大事に!」
リンクが声を張り上げてそう言った。
「(コレを何も聞かずに送ってくる人物が気になる所ですが……)」
メイショウ「今はみなさんの成功を祈りましょう」
そうお城を見つめながら名軍師は呟いた。




