エピソード30その頃、なゆ姫先生は、、、
生徒たちが王宮に侵入しようと企んでいることなど知らずに、、、
いや、
知っていてなお、
それでも止めに行こうとしないダメ教師の見本となる人物がいた。
そう、私よ。
【七星みらいの保健室】でサボっている私。
……あぶない、あぶない、訂正、訂正。
【七星みらいの保健室】で治療している私。
ここには異世界の物がたくさん置いてあるの。
ファンタジーの世界観が崩壊するほど、
見た事もない遊び道具でいっぱいなのよ。
なゆ姫「……ロードが長いわっ!!」
ゲーム機の画面に向かって怒鳴っている私。
保健室のベッドで横になりながら、
とある牧場を経営するゲームをプレイしていた。
しかし……
画面が切り替わるのが遅い、、、
あまりにも遅い、、、
私はイライラしたわ。
まさかのク●ゲーだったの⁈
……私は諦め、メ●カリに出品することを決めた。
このシリーズはもう二度と買わないと心に誓ったわ。
私の誓いは絶対だからねっ!ぷんぷんっ!!
どれだけ楽しみにしていたと思ってるのよっ!
愛情と憎しみは表裏一体だと心底思った。
……それにしても、
この【七星みらいの保健室】は、
いつ来ても人が多いわね、、、
みんな異世界からわざわざ治療しに来てるのよ?
びっくりよね?
ほらっ、
あそこにいる人もそう。
薄汚い鎧を着て、
部屋の中でも兜を外さない戦士がいた。
しかも口癖が、
「ゴブリンか?」「……そうか」
……ですって。
ほらっ、
あっちにも異世界の人が。
顔はイケメンなのに、
ありえないくらい慎重な性格の勇者がいた。
しかも口癖が、
「〜〜かもしれない」
「レディ・パーフェクトリー」
……私はガナビーオーケーよ。
じーっ(๑❛ᴗ❛๑)
「み、みらい先生はどこかしらぁ?」
私は作者さんの視線を感じ、
これ以上、他の作品のキャラを出したら
間違いなく私の命は無いと直感したわっ。
あの顔はサイコパスの顔よっ!
『あなた様』も気をつけてねっ!
キョロキョロと辺りを見渡し、
私はこの保健室の主を探した。
なにやらYouTubeの撮影中のようだった。
気になった方はぜひ検索してね♡
生の七星みらいさんの癒しボイスが聴けるわよ♡
ついでにチャンネル登録と高評価もよろしくね♡
……さて、CMはこのくらいにして、
邪魔しちゃわるいし、
私はマ●オカートでもしようかしら。
私が1位の人に向かってトゲトゲの青いやつを投げたちょうどその時だった。
ーーガラッ
保健室のドアが開き、眼鏡をかけた男の先生が入室してきた。
ザナトス「……なゆ姫先生、
こんなところにいましたか。」クイッ
コントローラーを握りしめている私を見つけては、
男の先生が呆れていた。
私はサボっているのを見られ、少し焦った。
……が、
開き直っては軽くボケてみることにした。
「ザナトス先生もやりますぅ?マリカー。」
眼鏡をかけた男の人は、
クイッと眼鏡を上げたまま、
身体を小刻みにプルプルと震えているのが見てわかった。
「……なんの為にさっき伏せ字を使ったんですか、、、
それじゃ意味が無いでしょうがっ、、、」
あっ、そっちに怒ってるのね。
ザナトス「そんなことより緊急事態です!
生徒たちが王宮に侵入したとの連絡が……」
「知ってる」(ボソッ)
「……は?」
なゆ姫「いぇ、初耳です!!
ワー、
ソレハタイヘンダアァー。
イマスグイカナイトォー。」
……とても読みづらいし、分かりずらいわね。
私の迫真の演技は、
誰がどう見てもしらじらしいと分かるほどの棒読みだった。
ザナトス「……(クイッ)」
誰かぁぁぁ!
この人の"眼鏡クイッ"を今すぐ通訳してぇぇぇっ!
この人の無言の圧力こわいっ!
こわいからぁぁぁっ!!
この後、
生徒たちを連れ戻すために職員会議が開かれ、
ギルド長こと学園長の『賢者モフ郎』の指示により、
"先生チーム"が結成されるのだった。
ーーー
なゆ姫「……私、
トランシーバーごっこしないからね?」
ザナトス「私もですよ。(クイッ)」
ザナトス「……それにしても、
本編が終わった後のこの、
ナレーションルームですか??
考えましたね」
なゆ姫「なかなか面白いのよ。
次回予告とか使う時に便利よ?」
ザナトス「ネタの次回予告の間違いでは?」クイッ
なゆ姫「……」
なゆ姫「……(クイッ)」
「いや、
あなた眼鏡かけてないでしょうが、、、」




