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エピソード21訂正された神回


小さなステンドグラスの窓から

日差しが入り込んでいたわ。


おかげでまだ夕方ではなく、

日中(にっちゅう)なのだと、

明るさで認識し再確認することができたわ。


この薄暗い部屋では時間の経過がわかりにくいのよ。



ここまでの話をおさらいすると、

野外訓練中の生徒たちが

誰が仕掛けたのか不明の

怪しい謎の魔法陣の(トラップ)に引っかかり、、、

いぇ、

そこを正確に『あなた様』にお伝えするとなると、


甘飴甘味(あまあめかんみ)が罠に突っ込んでは

魔法陣を発動させてしまい、

強制的に近くにいた周りの生徒たちも巻き込まれては

この場所に転送されちゃったってわけなのよ。



ちなみにこの場所とは、、、


東の大陸と南の大陸のちょうど境界線にあたる場所で

そこには大きな大きな大樹が一本あるのよ。



そしてその大樹の幹の真ん中にポッカリと

穴が空いていて、

その穴にお城が大樹に包み込まれるようにして

建ててあるのよ。


それが〈大樹城〉よ。


このお城は今は誰も住んでいないはずなのよね。

なんせ12年ほど前に、

【魔獣王】によって滅ぼされちゃったお城だからね。



「……なゆ姫先生。

 こいつら、

『ジップ&(アンドリュー)ロック三人衆』

 指名手配中のBランクの悪党どもですよ」



私の隣にいる男の先生がそう言った。


男の先生の名前は『ヴェポ』先生。

黒いコートを口元を隠すようにして着ている。

おまけに両手をポケットに突っ込んでいるわ。


……春だと言うのに暑くないのかしら?



ヴェポ先生は現役の冒険者の狩人(ハンター)でもあり、

ギルド学園の先生でもあるのよ。


そんな現役の彼が敵のことを警戒しているわ。


もちろん私も警戒はしているわよ?


だけど敵の名前……



えーっとぉ、、、なんだっけ?



『ジップ&(アンドリュー)ロック三人衆』だったかしら?

現役でも無い私が、

この悪党たちの名前を聞かされても

全然ピンとこなかったのよ。



でもさすがBランクの悪党たちね。


私とヴェポ先生が現れた途端、

敵の2人は余裕の表情から一転して

緊張していてそして真剣な表情へと

変わっていったわ。


ついでに緊迫(きんぱく)した重々しい空気が辺りを流れたわね。



私達の方が"格上"だと、

この悪党たちは肌で感じ取ったのかしら?


だとしたら、

なかなかの修羅場をくぐってそうな悪党たちね。



なゆ姫「見習いの生徒たちでは

    この悪党たちの相手をするには

    まだ早かったってことね。

    さてと、

    あなた達に聞きたいことが

    山ほどあるんだけど、、、

    面倒くさいから

    とりあえず戦闘不能にして

    王都ギルドにでも差し出すとするわ」



私はそう言いながら、

魔法で"黒い大鎌"を具現化して作り出したの。


クルクルクル〜ガシッ!

っと回しながら肩に乗せたわ。


……あ、いま

『あなた様』はこう思ったんじゃないかしら?


「なゆ姫先生ってちょっとカッコイイじゃん……」


って。


うふふ、

いいのよ いいのよ その正直な感想♡

これで私の読者ランキング1位は決まったわね♡



アンドリュー「おっ、おぃ、ジップ

       あの黒いコートを着た男って……

       そ、それに、、、

       あの大鎌の女は……ごくっ」



敵の1人の&(アンドリュー)が、

ゴクリと生唾を呑みこんだのが伝わった。



ジップ「あ、あぁ……

    魔法を使い正確に射抜く狩人(ハンター)

      『魔弾の射手ヴェポ』

    と、、、

    戦場で殺戮(さつりく)の限りを尽くした死神

      『殺戮(さつりく)魔女姫(まじょひめ)なゆ』

    だ、、、

    まっ、間違いねぇ……」



もう1人の敵

ジップが驚きのあまり後退(あとずさ)りした。



アンドリュー「へ、へへっ。

       こんな所でAランクの冒険者たちに

       出会えるとはなぁ。

       ジップ!

       恐れることぁねぇ!!

       こっちには人質がいるんだからよぉ」


   ジップ「そっ、そうだったな、、、」



ジップとアンドリューは、

倒れている生徒たちに目を向けては

卑劣で邪悪な笑みを浮かべた。



 アカベコ「くそっ!あいつらぁ!」



ヴェポ先生「生徒たちは下がっていろっ。邪魔だ」


 甘飴甘味(あまあめかんみ)「かんみたちも手伝う!♪

      心配しなくても、

      シャウぴが敵の1人をやっつけてるわ♪」




私はシャウラが始末した敵を探してみたわ。


すぐに見つけることができたわね。


敵の1人でもあるロックが横たわって

倒れていたのよ。


……あ、あら?

三人衆の内の1人を、

すでに生徒たちで倒していたのね、、、

私ってばさっき、

「見習いの生徒たちでは

 相手をするにはまだ早かったってことね。」

って、

ドヤ顔でカッコつけて言っちゃったんだけどぉ?


さも私は

「すべてわかっているわ!」みたいな感じでさぁー

いやいや、

ちょっと作者さんさぁ?

シャウラの戦闘能力はどうなっているのよ?

ちょっとおかしくないかなぁ?

なに?なんなの??

なんの呼吸を使えばこんなチートができるの??


……え?なに?作者さん?

『シャウラさんの強さの秘密は

 番外編で解き明かすから٩(๑❛ᴗ❛๑)۶』ですって⁈

番外編があるのね?そうなのね?

やったぁー!!

番外編なら私の出番は無いはずよね?ね?

てことはナレーションも違う人がやるってことで

いいのよね?ね?


やっと休みが取れるぅぅぅ♪みんな愛してるわよー♡



ヴェポ先生「なゆ姫先生?

      なんでそんなに嬉しそうなんです??

      ……そんなことより、

      まずは倒れている生徒たちを

      助けましょう」


  なゆ姫「(そんなことですって⁈)

      ……え、えぇ、そうね。

      私が(おとり)になるので、

      ヴェポ先生は私のサポートを!

      その間に動ける生徒たちは

      倒れている生徒たちを助けるのよ!」



そう言い終わった私は、

大鎌をクルッと回して2人の敵に突っ込んで行った。



アンドリュー「バカがっ!

       人質のコイツらが

       どうなってもいいってのかぁ?」


敵のアンドリューが懐から小型のナイフを取り出し

倒れているナカジマに向かって

「息の根を止めてやる!」っと言わんばかりの勢いで

ナカジマの胸元を目掛けてナイフを振り下ろした。



……が、



ーードンッ!……キィーン、、、カラカラカラッ



ヴェポ先生が黒いコートのポケットに両手を突っ込んでいたはずなのに、

いつのまにか、

ほんの一瞬だけ片手を出して

敵に向けて早撃ちをしたのよ。


それはまるで銃でも持っているかのように

「バンッ!」っと、

指先から〈光の魔弾〉を放ったのよ。


……私でなければ間違いなく見逃していたわね。

なんせ恐ろしい速さの手刀なみの速さだったからね。

このネタはわかる人にはわかるネタよね。



ヴェポ先生から放たれた魔弾は

正確にアンドリューが持つ小型のナイフだけを

撃ち抜き弾き飛ばしたわ。

一歩間違えれば、

倒れているナカジマくんに当たるかも

知れないのに、、、


弾き飛ばされたナイフは、

カラカラカラっと、

地面を滑るようにして

回転しながら

薄暗い部屋の奥へと飛んでいったわ。



なゆ姫「さすが『魔弾の射手ヴェポ』ね。

    正確な射撃だこと」



おっと、感心している暇はないわよね。



ーーギラッ。


私は目付きを変えては、

握り締めている大鎌を軽がると振るったわ。



ーーヒュン!



アンドリュー「がっ、ガハッーー」



私の大鎌がアンドリューを襲ったわ!



アンドリューは口から血を出し、

そして彼の胴体は2つに離れていったのよ。


……残念ながら永遠の別れになることでしょうね。



そして同時に私は

もう1人の敵のジップの方にも向かい、

大鎌を振り切ったのよ。



ジップ「ひ、ひぃぃっ⁈」


敵のジップは両腕を顔の前に差し出しては

守りのポーズをとったわ。


それが運良く?悪く?

まぁどっちでもいいことだけど、

ガードとなって、

ジップは両腕の手首の部分を

斬り落とされただけで済んだのよ。


……本当なら首がズリ落ちてるはずだったのにね。


(あらら、

2人同時は行けると思ったのになぁ

やっぱり全盛期のようには行かないわねぇ〜)

    

なにやらおばさんみたいな発言をしてしまったけど、

私は永遠の20歳だからね?

そうゆう設定だからね?忘れないでね?



動ける生徒たちはちゃんと倒れている子たちを

無事に救出したみたいね。


ヴェポ先生も救出に手伝っていたとは言え、

なかなか迅速な行動をするじゃない。




敵のジップは魔力を込め、

なんとか両手の出血を抑えていたわ。



「縛り上げて王都ギルドに連行しましょうね。

 さぁ〜終わった終わった。

 帰りましょ♪」



誰もがこれで終わりだと思っていた。


作者さんでさえも、

ページ数的にこれで終わりで良いと考えていた。



……が、



ーードゴォーン!!!


『クルルルルルルッッ!!』


すぐ近くで爆発音に近い破壊の音が、

この廃城に響き渡った。


そして同時にバカデカい鳥のような鳴き声も……


まだ終わりじゃないってこと?


次回に続く。



ーーー


アカベコ「……なぁ?

     どの辺が『神回』なんだぁ?」



 レート「まぁ、まぁ、

     なんでもこのエピソードは、

     内容をガラリと訂正

     したみたいだよ?」



わるぞう「ほぉー。

     そいつぁオレっちに負けねぇほど

     ワルなやり方だなぁ」



 りと!「訂正するなら私にもセリフを頂戴よ!

     私なんて、

     この廃城に転送されてから

     まだ一度も、

     本編でセリフを貰ってないのよ?

     喋ったのなんて

     訳の分からない掛け合いのシーン

     だけなのよ!」



 にぎぃ「ほぇーたしかにぃ〜。

     りと!ちゃんってば、

     最初から倒れてたよねー」



  夏輝(ナツキ)「そもそもここの俺たちの感想いる?」


カメリア「(ニコニコ)……くしゅんっ!」



ナカジマ「だからもっと俺様の出番を増やせ!」



シャウラ「ふっ……。

     そんなことより、

     お前らより先に

     オレの番外編が決まっちまってわりぃな」



甘飴甘味(あまあめかんみ)「シャウぴの番外編に

     かんみも出たい!♪」



  てふ「いや、かんみ。

     強さの秘密って書いてあったから、

     たぶん過去の修行とか

     そんな感じの話とちゃうかなぁ?

     シャウラさんの回想シーンやと

     ウチは睨んどるわけよ。」

   


十六夜(いざよい)「……なんでもいいけど、

     もうお(うち)着いた?」ボソッ



全員『まだ終わってねーよ!

   てか、

   起きてるなら背中から降りろやぁ!!』



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