エピソード16転送された生徒たち③
またまた場面は変わり
転送された残りの生徒たちの様子がこちらよ↓
廃城の中にある花も枯れ雑草が至る所に
生えている中庭のような場所に転送されたのは、、、
聖騎士見習いの『夏輝』と、
夢魔の『カメリア』だった。
夏輝「どこだよ此処は?」……!
カメリア「どこなの此処は?」……!
同じタイミングで起き上がった2人。
偶然にもお互いに目が合った。
「立てるか?」
聖騎士見習いの夏輝が先に起き上がり、
紳士的にもカメリアに手を差し伸べ起こしてあげた。
カメリア「あ、ありがと」(ニコニコ)
妖艶な魅力の持ち主のカメリアは、
いつものように営業スマイルのニコニコ顔を披露したのだが、
どこかぎこちない感じになってしまった。
男慣れしているはずのカメリアが照れているのだ。
……恋が始まる瞬間を目撃してしまったわ
青春ね。
2人は立ち上がり辺りを見渡した。
場所はお城のような中庭で
ここに日差しがさし込んで来てもおかしくないはずなのに
なぜか薄暗いのだ。
とゆーか、
この廃城が何かに包まれているような
そんな感じだった。
2人は中庭の柵の方まで進み 外の景色を覗いてみた。
夏輝「は?」
カメリア「どうなってるの?」
ーーー
またまたまた場面は変わるわよ↓
ナカジマ「……イテテ、頭を打っちまった」
いじめっ子ナカジマは頭を押さえながら
周りの状況を確認した。
薄暗い部屋だった。
当然、ナカジマは困惑した。
先ほどまでいた桜の木が綺麗だった平原とは
打って変わり。
光に包まれたと思ったら
いきなり廃墟と化した古びたお城のような場所に
いるのだから……
ナカジマが手を地面について立ち上がろうとした。
すると、
地面についた手から何か柔らかい物体の感触があった。
その感触に思わずナカジマはこう思った。
(一緒に転送されたクラスメイトの『いその』
が倒れているのか⁈)っと。
「い、いそのか!??」ーーガバッ!
ナカジマは薄暗い部屋の中で地面に転がっていた物体を思わずガバッと持ち上げた。
持ち上げた物体は軽く
そして冷たかった。
(ま、まさか⁉︎
『いその』は死んだのか⁈)
ナカジマは一瞬そう思ったのだが、
持ち上げた手の感触から触っていて
すぐに物体の正体がわかった。
「……いやこれ、
〈マッチョラビット〉やないかーいっ!」
壁に叩きつけるようにして放り投げた。
ナカジマが掴んでそして投げ捨てた物体は、
依頼のモンスターの〈マッチョラビット〉の
死体だったのだ。
この死体が実は魔法陣の罠が発動して
こちらの廃城に来た瞬間に、
普段ぼぉーっとしていて
なんでも言うことを聞く『いその』が
まさかのあの一瞬で、
この死体と入れ替わっては元いた平原へと
瞬間移動していたなんてことを
ナカジマにとっては知る由もなかった。
ーーガラッ
コロコロコロ。
ナカジマ「(ビクッ!)」ーーサッ!!
ナカジマは腰につけていた自分専用の武器
『いじめっ子専用トマホーク』をとっさに構えた。
……この武器のことを説明するわね。
戦士が扱うような斧をナカジマくんが
投げやすいように手斧にして
改造した武器がこれよ。
音の正体は脆く崩れて転がった
『ただの石ころ』だった。
ナカジマはこの薄暗い場所に独りでいる不安から
少しの物音でも敏感になり
怯えては緊張していた。
それを裏付けるかのように、
額は汗でびっしょりだった。
自分は武器を持っている。
モンスターか何かが
現れたとしてもなんとかなるだろう
っと
この時のナカジマはそう思っていた。
……が、(←この作者さんはこれ使うの好きなの?)
その甘い考えは
間も無く掻き消されることとなった。
『なんだぁ?
孤児院の子供が転送されて来るって
聞いてたが、、、
子供は子供でもこいつぁ
ちょっと大き過ぎねぇかぁ??』
!!!
いつのまにかナカジマの後ろに
何者かが現れていたのだ。
⁈⁈⁈
「なっ⁉︎」
ナカジマは気配も無く現れた男にとても驚いた。
〜〜〜
りと!「わたしはナカジマくんの
『ナ』なだけに、
そう言って驚いたんだと推測するわ」
なゆ姫「いやその前にあなた。
まだ転送されてから出てきてないからね?
作者さん曰く、
この私達の掛け合いのシーンを
カットするかどうか
ちょっとだけ考えたみたいよ?
結論はいま出ている通り、
『ギルド学園編はギャグよりだから
まぁいっかぁ〜٩(๑❛ᴗ❛๑)۶』
だってさ。……アホね」
りと!「たしかにアホね。
これじゃぁシリアスな場面が台無しね」
〜〜〜
ナカジマは急ぎ振り向いた!!
『遅ぇよ』ーードゴッ
強烈な痛みと衝撃がナカジマの全身を巡った。
ナカジマの手から専用の斧が滑り落ちていく……
薄れゆく意識の中で
ナカジマはうつ伏せになり
見つからないようにして
ダイイングメッセージを残すことにした。
『この場所は危険だ みんな逃げろ、、、』
そしてナカジマは意識を失った……




