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エピソード12危険な野外訓練③


甘飴甘味(あまあめかんみ)「みてみて♪

    〈ポヨスライム〉見つけたぁ〜!♪」


そう言ったのは、

ピンクの髪をした元気いっぱいで可愛い声の

甘飴甘味(あまあめかんみ)』だった。


"ぷにょぷにょしたモンスター"を抱きしめている。


その感触の気持ち良さに満足している様子だ。


ちなみに〈ポヨスライム〉とは、

この世界で1番弱いモンスターである。


普通のポヨスライムはこの東の大陸の

この周辺にしか、

生息していないモンスターなのだ。



てふ「かんみ、惜しいな。

   それたぶん〈桜ポヨスライム〉やで。

   うちも見るんはじめてやけど、

   たぶんそうやで。」



『てふ』がモンスターの違いを指摘した。



わたあめ「なにがちがうと??」



他の大陸からギルド学園にきた『わたあめ』が

疑問に思っていた。



レート「僕が説明するよ。

    普通の〈ポヨスライム〉が

    この季節に、

    地面に落ちた桜の花を食べて

    身体がピンク色に変色したのさ。

    それが〈桜ポヨスライム〉だよ。」



東の大陸の出身のレートが答えてくれた。



わたあめ「あーね。

     この子、かんみちゃんと同じで

     ピンク色しとーね」プニプニ


わたあめがプニプニと甘飴甘味(あまあめかんみ)

抱きしめているスライムを指でつついている。



にぎぃ「街ギルドでの依頼のクエストって、

    《マッチョラビット2匹の納品》

    だったよね?

    ウサギさんってことは、

    モフモフできるんかなぁ?♪」


甘飴甘味(あまあめかんみ)「にぎぃたん!

     かんみもモフりたい!♪

     ウサギさんどこかなぁ〜♪」


甘飴甘味(あまあめかんみ)は桜ポヨスライムを抱きしめたまま、

依頼のターゲットのモンスターを探しはじめた。



「〈マッチョラビット〉は脚がムキムキで

 とても素早いモンスターだよ。

 怒ると体当たりしてくるから気をつけてね」



レートも依頼のモンスターを探しながら説明した。



てふ「レートっち詳しいなぁー。

   よう勉強してはるわぁー感心、感心。」



みんなで〈マッチョラビット〉を探していると、、、



ポヨンっ! 


     ポヨンっ!


ポヨンっ!      ポヨンっ!


   ポヨンっ!       ポヨンっ!



にぎぃ「ね、ねぇ?

    なんかちょっと変な音しない??」



にぎぃの耳が拾った音は

まるで周囲を飛び跳ねているような音だった。



わたあめ「どげんしたと??」



まだ"異変"に気付いていない者もいた。



  てふ「……さっきからポヨンっポヨンっ

     鳴っとるね。」



そう言われてみてはじめて、

パーティーのみんなは周囲を警戒し始めた。



ポヨンっ! 


     ポヨンっ!


ポヨンっ!      ポヨンっ!


   ポヨンっ!       ポヨンっ!



甘飴甘味(あまあめかんみ)「……なんかね、

     かんみの周りだけね、

     いっぱいね、

     ポヨポヨくんがいるんだけど……」


甘飴甘味(あまあめかんみ)はポヨポヨくんと名付けて呼んでいるが、

先ほどレートが説明した〈桜ポヨスライム〉のことだ

その数は10匹近くまで集まってきていた。



レート「……かんみ ごめんよ。

    僕もすっかり説明を忘れていたよ、、、

   〈ポヨスライム〉はストレスが溜まると、

    仲間を呼び出して合体して暴れるんだ……

    しかも合体した〈キングポヨスライム〉は

    人間が着ている服だけ溶かすんだよ……」



甘飴甘味(あまあめかんみ)はそれを聞き、

すぐさま抱きしめていたポヨポヨくんこと、

〈桜ポヨスライム〉を手放(てばな)した。


……が、


時すでに遅し!


ぽよっ、ぽよよ、ポヨヨーン!!!


桜ポヨスライムは合体し、

《キング桜ポヨスライム》となってしまったのだ!


キング桜ポヨスライムは

「プシャー」っと液体を吐き出した。


美少女達に液体が少しかかってしまった


みるみる溶けていくギルド学園の制服……


そしてどこからともなく聞こえてくるシャッター音。



美少女パーティーは

突然のことでパニックになり、

慌ててその場から逃げだした。


『キャー!!』


悲鳴をあげて逃げまとう美少女パーティー

ドドドドドッと追うキング桜ポヨスライム



美少女パーティーが逃げた先は、

岩陰に怪しげな魔法陣が描いてある

いじめっ子ナカジマ達が近くにいる場所だった。


『ちょっ、

 ちょっとお前ら止まれって⁈』


『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』ポチッ。



静止するはずもなく、

甘飴甘味(あまあめかんみ)のパーティーは

岩陰にある魔法陣へと

自ら突っ込んで行ってしまったのだった……



ーーーパァァァァァ!!


突如!


辺りが光に包まれた!!


その光は周辺の広範囲まで広がっていた。



とっさに何人かの生徒たちは回避したようだが、

他の何人かは

どこかに『転送』されてしまったようだ。


スタッ!


なゆ姫先生「……間に合わなかったわね」


生徒たちに追いついた私とヴェポ先生。



ーードゴォ!


ヴェポ先生は『魔弾』を、

キング桜ポヨスライムにぶち込んで

一撃で倒していた。


ヴェポ先生は

生徒たちが罠にかかってしまったことに

ひどく落胆していた。


私は残った生徒たちに事情を聞くことにしたわ。


……それにしてもいったい、、、

生徒たちは

どこに転送されてしまったと言うのかしら、、、


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