第三部:二日前のフラッシュバック
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時:デッドリー・キャラクター、イプシロンが任務を受ける二日前。
場所:ミステリアスランド、エリアA3の北側にあるマリアンのレストラン。
・・・
・・・
「(大声で)マヤ~チキンパルメザンをもっと持ってきてくれ!二人に一人はそれ目当
てなんだよ・・・ 早くしてくれ、マヤ~~!」
「(怒った様子で)もう!!!太っちょ親父め・・・何か頼むたびに怒鳴るのやめて
よ!今行くから黙ってちょうだい!」
「(おびえながら)だ、大丈夫、ゆっくりしてくれ!この子は怒ると怖いんだ」
マヤは、ミステリアスランドの北方エリア最大のレストランでウェイトレスをしてい
る・・・。
その無鉄砲さこそ、彼女が特別な存在である所以だが・・・。いやいや!可愛い女の子
であることは否定しない!
日本人の先祖を持つ少女・・・。
背中にまで届く、青味がかった艶やかな黒髪・・・。
そして、ハチミツ色の大きな瞳が、その顔に力強さと幼さを同時に与えている・・・。
だから、彼女の顔が可愛く見えるのか!それとも、顔の下側にあるピンク色の特別な唇の
せいかも?
さらに、彼女のほっそりと優美な身体についても忘れてはいけない。彼女がいかに無鉄
砲で活発であるかを表現する上で重要だから・・・。
マヤは、ひどくお金に困ったのをきっかけに、マリアンのレストランで働くようになっ
た・・・。
****
夕方・・・
12
レストランの営業時間は終わった・・・。辺りが真っ暗になる頃には、周辺のほとんど
の店が閉店している。
マリアンさんが用意してくれた部屋に戻ってきたマヤ!
「あぁ、やっと終わった・・・。あの親父、ずっと叫んでばっかりじゃん!いまだに声
が耳の中でブンブン鳴ってる・・・。頭が爆発しそう。」
マヤはおどけた口調でそう言った・・・。
そして、いつものようにたわいもない独り言をつぶやき続けた。が、ベッドの横に何か
を見つけた・・・。
「ん?いつの間にこんな物?」
その物を調べると・・・突然、思ってもみなかったことが起こったかのように、歓喜の
声を上げた。
「軍団司令部からの手紙?なんてラッキーなの!」
フェニックスの印が押されているため、開封しなくても差出人が分かった・・・。
だが、開けてみないと中身は分からない・・・。
南部のホテルエリアA1大通りに行き、そこで三日間働いてくれ。ホテルのレストラン
のウェイトレスが足りない・・・。賃金は2000TAだ。一人で行くこと。
手紙の中身を読んだマヤは、気が狂いそうだった・・・。もっと良いことを期待してい
たのに・・・。
しかし、彼女は何を期待していたのだろうか?
「マ、マジで!!!どういうこと?ボス、どうかしてるわ!組織のヤツらの頭を叩き割
る、みたいな本気のミッションを期待してたのに・・・。(ため息をつきながら)でも仕
事は仕事ね。どのみち多少なりともお金がいるんだし。」
マヤはマリアンさんに置き手紙をした。マリアンさんが後で心配しないように・・・。
そして準備をし、すぐに依頼を受けた・・・。電車で移動しながら・・・。
ちょうど三十分後・・・。
13 「待って~~~。ここみたいね。」と、マヤは両手に持った小さな地図を確認しながら
言った・・・。
向かいのホテルの高さを見ようと、頭を上げると・・・
「お、大きい!!!うわぁ~」
とても大きな五つ星ホテルだった・・・。耳をノンストップで動かし続ける黒ウサギが
デザインされており・・・それがなんだか可笑しくもあり、同時に可愛くもあり・・・。
マヤは、このような一流の場所で働いたことがなかったことに、少し悔しさを感じてい
た・・・。
明らかに不安げな口調で、マヤは叫んだ。
「こ、こんなの無理!!!!!!!無理・・・いや、いや!マヤ、あの言葉を思い出す
のよ!・・・『どんな課題であっても、やってみなければならない』・・・。」
マヤは勇気を出して・・・そっとホテルに入った。ホテルの入り口で最初に出会ったの
は、制服を着た普通のホテル従業員だった・・・。黒ウサギのコスチューム?
「ブラック・ラビット・ホテルへようこそ、奥様・・・。お部屋はご予約されています
か?」「こんばんは・・・。部屋を予約?(笑顔で)いえいえ、私、村上マヤと言いま
す・・・。期間限定で派遣されて来ました・・・。よろしくお願いします。」
従業員が小気味よく答えた。
「あら、派遣の方ですね。失礼、分からなかったわ。私はライラです。一緒に働けて光
栄です。」
突然・・・・・・・・・!
「ちょっと、ちょっと。歓迎してる暇はないわ。やることはいっぱいあるのよ・・・。
派遣メイドに、料理と皿洗いを同時にやる方法を教わってちょうだい。速く!全員位置に
ついて!」ホテルのボスが、厳格な口調で言った・・・。マヤの突然の到着に気づいた
後・・・。
14 マヤは二日間そこで働いたが、その場所に非常に感銘を受けていた・・・。そして、仕
事がとても快適だったため、すぐに慣れることができた・・・。
あの時までは・・・・・・・・・!!!!!




