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ゴドリックの護りたい存在(モノ) 4

「確かに多いが、何かの称号の効果じゃないか?」


俺も『転生者』とか『渡界者』とかのSP取得値が上がったり、SPそのものを貰える称号持ってるし、他にあっても不思議ではない。


そもそも俺の場合、2倍とかそんなレベルじゃなかったしな。


「確かにそう考えるのが当然ではあるんだけど、SP取得に関わる称号って相当レアなんだよ」


「そうなのか」


まあ、当然と言えば当然か。


SPが増えれば増える程に楽に強くなれる訳だし、珍しくて当然ということかもしれない。


「手前に建築の仕事を教えてくれた親方が『SPで無理矢理急成長させても自力が養われる訳じゃない』と口癖のように言っていたから、スキル取得以外でSPを使わずにやっていたら、いつの間にか『累積者』って称号手に入れてた。それが原因」


「その称号の詳細、見せて貰っても構わないかい?」


「大丈夫」



『累積者Lv.6』

称号及びスキルをSP無使用で連続して累計50回レベルを上昇させた地道を行く者に与えられる称号。

称号Lv.×20% 全EXP上昇補正。

称号Lv.×30% SP取得値上昇補正。

Lv.1特典 全SP必要値半減。

NEXT Lv:称号及びスキルの必要条件によるレベルアップ30回(残り8回) or 160SP



「「うわぁ……」」


その称号を見て俺とティアリエはそう漏らさずにはいられなかった。


称号の効果は正に破格の一言。


だが、これは条件が厳し過ぎるだろ。


取得者が少ない訳だと納得してしまう。


称号とスキルをSP使わないで累計50回、しかも連続でレベルを上げるとか相当根気が要るだろう。


SPを使って手っ取り早く成長させられる余地があるのだから尚更厳しい条件だと思った。


しかも、これはレベルが上がったヤツ程取得が厳しくなるぞ。


ゴドリックの場合、愚直な性格が功を成したのだろう。


恐らくだが、その親方がゴドリックに言った言葉を聞いたその瞬間からコツコツと真面目に積み重ねて来たのだろう。


そして『累積者』の称号レベルから察するに今もそれを継続していると思われる。


取得さえしてしまえば、連続という条件は消えるみたいだが……


何となくだが、こういうのには更に上位の称号がある気がするんだよな。


こうオタク的に。


俺の場合、放置して育てていないスキルや取得可能状態で未取得のままになっているスキルがそれなりにあるので今から頑張れば『累積者』の称号も発現可能ではあろう。


だが、ティアリエは厳しいと言わざるを得ないだろうな。


ティアリエは取れるスキルは片っ端から取得して育てているので、基本的にLv.5以下の低レベルのモノが無いのだ。


称号もスキルもLv.5から先が条件重くなるからな。


称号発現を目指すにしても相当な努力を必要とされるだろう。


「まさか、こういう形で自分の努力が私自身に牙を剥くとは思わなかったよ……」


ティアリエも当然俺と同じ事を思ったのだろう。


明らかにがっくりと項垂れている。


「で、どうするつもりだ?潔く諦めるか?」


「キッツイけど頑張ってみるよ!不幸中の幸いじゃないけど、重量系装備の戦闘スキルは取得可能スキルにも発現してないしね!」


ティアリエのステータス的に相性が悪いからその辺りはノータッチだったんだろうなと容易に想像がつく。


ティアリエ自身のSTR(チカラ)が低いし、何よりSPDが落ちる類の装備だからな。


それは自身の持ち味が殺される訳だし、使おうとは思わないだろう。


「そうか。大変だろうが頑張れよ」


まあ、俺も同じく『累積者』発現の為に頑張るつもりだから、自身のスキルレベル上げも兼ねて手伝ってやろう。


「うん!私、頑張るよ!」


基礎職のレベル上げの時もそうだったが、目標が明確になればそれがどれだけ辛かろうと、せっせと努力を積み重ねて、最期まで成し遂げる彼女の在り方が嫌いでは無かった。


最初に悪態を吐くことはあるが、一度決めてからは泣き言も言わずに、明るく笑いながら突き進む彼女の姿には好意を覚えるというものであった。


それにしても、『累積者』の称号が発現して尚、SP無使用を継続しているゴドリックの精神力は半端ないと思わざるを得なかった。


あの効果だったら普通はサクッと誘惑されるだろうに。


俺なんか『転生者』と『渡界者』のコンボで盛大に誘惑されただけに尚更そう思ってしまうというものであった。


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