教えてティアリエ先生 1
「ところでこの世界にはどんな種族の人が居るんだ?」
獣人はティアリエという例が目の前に居るし、何となく分かるんだが大国の説明の時に出て来た『普人』とか『森人』とか『鉱人』とかが良く分からなかった。
「大別になるけど、特にコレと言った特徴を持たず一番数の多い『普人族』、所謂『人間』と呼ばれる種族ね。私みたいに獣の因子を引き継いでいて獣の部位を有する『獣人族』。妖精や精霊の因子を引き継いでいて何らかの不思議な力を有する『妖人族』。竜の因子を引き継いでいて鱗を有する『竜人族』。蟲の因子を引き継いでいて蟲の特徴を有する『蟲人族』。鬼の因子を引き継いでいて鋭い角と牙を有する『鬼人族』。魔獣や妖魔の因子を引き継いでいて最も多様な進化を遂げている『魔人族』。これらを総じて『7大種族』って呼んでるね!」
「『森人』や『鉱人』はどこに分類されるんだ?」
「それらは両方とも『妖人族』に分類されるね。森人種はエルフ、鉱人種はドワーフとも呼ばれているよ」
おお、エルフにドワーフ!
ファンタジー異世界では定番の種族だ。
その存在が有ると判明して少し心が高鳴ってしまう。
「7大種族は細かく分けるとどれも数が半端なく多いから省略させてもらうよ!」
「分かった」
純粋に面倒くさいんですね?
目を見て一発で分かりましたとも。
「じゃあ次はシュラ君が自分自身の事を知る事を始めようか!」
「自分自身を?」
「うん!この世界には現在の自分の能力を数値化して判別できるシステムがあるからね!自分の内側を覗き込みたいと念じながら『ステータス』と言ってみて!」
高専という変人達の坩堝みたいな学校に通っていたのでオタク知識など自然と身に付くものだったので、異世界転生モノについてもそれなりに理解がある。
この辺りもある意味定番だよな。
さてはて、鬼が出るか蛇が出るか。
運試しと行こうか。
「『ステータス』」
俺がティアリエの言われた通りにすると、俺の目の前に半透明のウィンドウのようなものが視界に映った。
NAME:修羅・蛮道
TYPE:自立式動甲冑
JOB:未選択
SJOB:未選択
AGE:0
SEX:不明
ELEM:無
Lv.1
HP:2500 2500/2500
MP:200 200/200
ST:∞ ∞/∞
STR:1000 ATK:1000
VIT:3500 DFE:3500
DEX:100 HIT:100
AGI:100 SPD:100
INT:200 MAT:200
MND:2000 RES:2000
LUK:5
NEXT EXP:100
SP:100
(1/5)
(ほうほう、こんな感じなのか……って、チョット待て!色々とツッコミ所があるぞ!?)
先ず、名前。
誤字が酷いんだが!!
というか、完全に悪意を感じる当て字なんですが!?
戦闘狂の野蛮人にしか見えないという。
そして次に種族!
ワンダリング・アーマーって直訳すると『彷徨う鎧』じゃん、ヤダー。
え、俺サ○モン?
それとロ○リージョー?
どっちでも一緒か(笑)
そして次に気になるのは……
「ティアリエ『ST』というのは何だ?」
「体力の事だね。その数値が大きい程長時間活動出来ると考えて良いよ!」
あーモ○ハンで言う黄色いバーね、或いはS○3のガッツゲージ。
要はそれ系のステータスと思っておけば良いのだろう。
ほほう、STが無限って事は、つまり俺は気力が持つ限り幾らでも動けるという訳か。
何気にチートでは無かろうか?
まあ、デメリットもあるかもしれないが、それは活動している内に判明するだろう。
そして全体的なステータスなんだが……
完全にタンクだな。
まあ、ティアリエの目標設計からしてそうなって当然か。
でも、運(LUK)一桁は物申したいぞ。
F○teシリーズで言う安定の幸運Eランクじゃないのか?
嫌な予感しかしない……
運はレベルアップで増えない可能性があるから地味に怖いな。




