ヤル気が起きねえ~っ!
んー、彩音ちゃんサイコー!
Fカップ、バンザーイ!
オレは家に帰ってソッコー彩音を思い出してシコシコした。
ウワハハハハ!どうだ、彩音を脳内で汚してやったぞ!
…でも実際はまともな会話すら出来ないんだよなぁ!
このコミュ症という不治の病じゃなければ!
でも、沙織の時みたいに時間かけていけば徐々に話せるようになるかもな。
うん!彩音彼女獲得長期作戦だ!よし、時間をかけて彩音を彼女にするよう対策を練ろう!
まずは自然な流れで会話できるようにならないとな。
オレはあれこれと頭の中でシミュレーションした。
…そういや、彩音って何が好きなんだろうか?趣味とかどういうのが好みなんだろうか?
そうか、そこから話を繋げていけばいいのか、オレ天才!
よし、明日は彩音と出来るだけ話をしよう!
するとスマホから着信音が鳴った。
ゲッ、ポチョムキンからだ!
また転職の話かな。
「モシモシ」
【おぅ、ヨシヒコ?】
「そんなヤツは知らん!」
ソッコーで電話を切り、着信拒否にした。
テメーの胡散臭い転職の話に付き合ってるヒマはねぇんだよ、デブ!
オレは今、彩音と仕事出来るのが唯一の楽しみなんだから邪魔するな、このキモデブが!
さぁ明日が楽しみだなぁ。
ワクワクして眠れないかも!
そんな事を思いながら、気がついたら朝だった。
やっぱソッコーで爆睡したのか。
何だか会社に行くのが楽しくなってきたなぁ、うん!
会社に行くのが楽しいってのは素晴らしい事だ!
オレはワクワクドキドキしながら会社に向かった。
「あ、おはよう仲村くん。坂井さん今日は体調が悪くて休むみたいよ」
へっ?…休み?
何故だ!なんてこった!
オレの楽しみはどこへ行ったのだ!
あぁ、何かオレも休みたい…
ガックリして何もヤル気になれない…
「明日は来ますかね?」
「多分来るでしょ。慣れない職場だから疲れが出たのかもね」
そうか、彩音は慣れない環境に対応しようとして無理がたたったのだな。
よし、明日彩音が来たらリラックス出来るようにオレが上手く教えてなければならないな、うん!
しかし、今日はヤル気が起きねーっ!
「仲村くん、ボサッとしてないで早く作業して!」
…帰りてーっ!




