新入社員 酒井彩音
今に始まった事じゃないが、出会いが全く無い!
社会人になって一人暮らしを始めて身体も鍛えて自炊もそれなりに出来るようになった。
スペックはそれほど悪いとは思わない。
いや、オレはイケメンではない。
だが、それほどブサ男とは思わない。
なのに何でこうも出会いが無いのか?
そして26年間童貞という恥ずかしい記録を持続している。
何でだろう?何でだろう?
ここはフーゾクで卒業しかないのだろうか?
疑問ばっかの毎日だな。
またSNSでも始めて新たな出会いを探そうか?
いや、待てよ、また奈央みたいに昔の同級生相手だったらイヤだしな。
会社行ってジム行って、たまにDVDを購入してウチで酒飲むだけで出会いなんか無い。
どうやったら出会いがあるのか…
ふと浮かんだのは沙織だ。
今のオレはコミュ症にならない相手は沙織ぐらいか。
後は奈央しかいない。
てことは奈央か沙織どっちがいいか?
…沙織だろうな。
てことは、オレは沙織狙いにいけばいいのだろうか?
待て待て、沙織は3つ年上だ。
それにオレを男として見ていない。
…仕方ない、いささか不本意ではあるがフーゾクで卒業しかないだろう。
てなワケでフーゾクを徹底的に調べよう!
オレにとってどのフーゾクでどのフーゾク嬢が相応しいのか調べてやる!
…んー、フーゾクってかなり高いんだな。
いや、値段の事は気にしてはいけない!
とにかく童貞を卒業するのが先決だ。
どれがいいんだろうか?
迷う!かなり迷う!
こんな事を数時間やっていたらあっという間に夜中になってしまった。
よし、今日は諦めて明日また調べよう!
オレはソッコーに寝た。
翌日、オレはいつものように出勤した。
「あれ、何だあの女は?」
見たことない社員だ。しかも若くて中々可愛いじゃないか!
誰なんだ一体?
オレは少し近づいて顔を確認しに行った。
「あ、おはようございます」
オレを見て挨拶したぞ!
「あ、おはようございます」
「あの、私今日からここで働く事になりました酒井 彩音と言います。ヨロシクお願いします」
にゃんと!新しい社員じゃないか!
「あ、あの、仲村慶彦です。よ、よ、ヨロシク」
オレはまたコミュ症が発症してテンパってしまった。
彩音ちゃんか…ロングヘアーにパッチリとした二重、中々のロリフェイス!そして…巨乳!
ストライク!かなりストライクゾーンだ!
ロリ顔に巨乳!これ以上ないほどのストライクゾーンだ!
いや、むしろど真ん中の直球だ!
「あ、仲村くん、新しく入った人紹介するね。酒井彩音さん、年齢は21才。今日からここの部署で働くから仲村くん色々と教えてあげてね」
沙織が入ってくるや、オレにとんでもねえ事を押し付けてきやがった!
オレのハイコー社員になるのかっ!
そしてオレはこの娘のパイセン社員になるのか!
このロリ顔巨乳が!
どうしたらよいものか…
「仲村くん、聞いてるの?」
「あっはい。わかりました」
「じゃあ酒井さん、解らない事があったら仲村くんに聞いてね」
「ハイッ解りました、仲村さんヨロシクお願いします」
あぁ、どうしよう…上手く話が出来ない!
何故、神はオレにコミュ症という試練を与えたのか?
うーん、困った!
「あの、仲村さん」
「えぇ、あ、はい!」
「まず何をすればいいんですか?」
神よ!これは手取り足取り教えろという事なのですね?
わかりました!この試練を受けて立とうじゃないか!
「えっと…まずはその、伝票のチェックを」
「あの、仲村さん。ちょっとよく聞こえないんですが…」
いかん!何故小さな声なんだ!
もっとハキハキと聞こえるように腹から声出せ!
「あー、まずは伝票のチェックからしましょうか」
「はい、わかりました」
こりゃしばらく疲れが取れないぞ!




