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仲村慶彦の憂鬱 社会人編  作者: sky-high
どうやったら卒業できるか
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結婚?

オレはサークルのチャットで

【しばらくオフ会は中止にしないか?何かマンネリ過ぎて飽きてきたゎw】

と書き込んだ。


すると弾丸が

【だなwオフ会つっても3人しか集まんないからなw】

と返事がきた。


ストライカーからの返事はなかったが、とりあえずオフ会はしばらく間をおくことにした。


SNSではメイファこと、奈央が相変わらずポエムのような日記を更新している。


オレは奈央とはサイト内では一切絡むような事はしなかった。


お互いサイトをやってるのは解ってるし、いちいちサイトを通じてのやり取りをする必要がないからだ。

奈央の連絡先は聞いたが、あれ以来メールもLINEもしていない。


っていうかオレはLINEをやってないからだ。


どうもLINEには抵抗を感じる。


あのスタンプだらけのやり取りを見てると何故か無性に腹が立つ。


わざわざ課金してまでスタンプを使おうという気持ちがよく解らない。


奈央や野村にはLINEしようと言われているが、チャットならSNS内でのサークルだけで十分だと思っているからだ。


そしていつものようにサークルでくだらない話をして、寝ようかという時にストライカーからメールがきた。


【ジョニーさん、空いた日で構わないのですが、飲みながら話をしませんか?】

という内容だった。


オレは断る理由もないから、週末なら大丈夫と返事をした。


一体ストライカーは何の話をあるんだろうか?





最近ストライカーはサークルに顔出してないからな。


仕事が忙しくてそれどころじゃないのかもな。

皆社会人だから、それぞれ抱えてる仕事があるから仕方ない。



そして週末オレはいつもの場所でストライカーと会い、居酒屋に入った。


「すいません、中生2つと串の盛り合わせ、それとホッケの塩焼きを一つ」


ストライカーが店員に注文した。


もはやこれが定番になりつつある。


「すいませんね、今日は呼び出したりして。ここは私が払いますから遠慮無く注文してください」


「いや、いいよ。いつも通りに割り勘にしようよ」


「いやいや。ここは奢らせてください」


「何かあったの?」


オレはそれとなくストライカーに聞いてみた。


「いや、実は私にお見合いの話がありまして…」


「えぇ、お見合い?」


「はぁ、私の親が早く結婚して孫の顔が見たいと言うもんで。

で、お見合いをするはめになってしまいまして…」


恥ずかしそうにストライカーは話を続けた。


「えっ、てことはもうお見合いしたの?」


「はい、すぐにでもお見合いしろとうるさくてウチの親が。

以前にも話したと思うんですが、ウチは自営でして。後継ぎがいつまでも独身だというのがダメだ!と言われましてこの前お見合いをしました」


へぇ、ストライカーがお見合いねぇ。


「お待たせしました。中生2つに串の盛り合わせです」


店員がビールと焼き鳥を運んでくれた。


乾杯する前に結果を聞いてみよう。

「乾杯の前に聞きたいんだけど、そのお見合いはどうなったの?」


「それが、向こうの方は私のような人間でも大丈夫だという事で…」


「ってことは結婚?」


「えぇ、まぁそういう事です…」


マジか?ストライカー結婚か?


「やったー、ストライカーおめでとう!じゃ乾杯だぁ~」


「あ、ありがとうございます」


そうかストライカーはお見合いか。

でもどんな相手だ?

ストライカーを旦那にしようってんだから、ツラは期待できねえなww


「で、で、どんな人なの、相手は?」


「それが私より3才下の女性で」


「てことは29才?」


「はい。何でも銀行に勤務してる方みたいです」


「へぇ~銀行員か。でも結婚したらストライカーのウチの手伝いするんじゃないの?」


「いえ、それが仕事はまだ辞める気がないみたいなんですが、私も親もウチの手伝いをしてくれとは思ってませんし、先方の条件が結婚しても仕事は続けたいという事だったので」


「んじゃ、結婚を前提にしたお付き合いってヤツ?」


「は、はい、そういう事になります」


何だよストライカー!

童貞からいきなり結婚かよ!

wwwwww

大丈夫かよ、初夜はww


「で、いつ結婚するの?」


「とりあえず来月にはウチに移る予定ですから、その後ですね」


「やったじゃん!ストライカーおめでとう!バンザーイwwwwww」


「あ、ありがとうございます!」


ストライカーは頭をポリポリかきながら礼を言った。


「だったら弾丸も呼べばよかったのに」


「いや、そう思ったんですが弾丸さんはお酒飲めないですし、あのサークルの主催者はジョニーさんですから。まずはジョニーさんに話しておかないと、と思いまして二人にした方がいいかなと」


「えぇ~、弾丸はそんな事気にしないよ。だったら弾丸も呼ぼうよ」


「来てくれますかね」


「弾丸はそんなヤツじゃないよ」


オレは弾丸にメールをした。


【マジ?ストライカー結婚?で、今どこ?行くよ行く行くwww】


すぐに返事がきた。


「行く行くーだってwww」


「よかった来てくれるんですね」


「だから言ったじゃん。弾丸はストライカーの事祝福してくれるんだからさ」


オレたちは弾丸が来るまで飲んで食べて笑った。


しばらくして弾丸が店に現れた。


「久しぶりー、ストライカー結婚だって?おめでとう!オレも一杯だけ飲んじゃおう」


弾丸はオレたちの中じゃ最年少だが、友達想いのヤツだ。


「よし、じゃ改めてストライカーの結婚にカンパーイ」


「カンパーイ」


「皆さんありがとうございます」


オレと弾丸はストライカーの結婚をささやかながら祝福した。




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