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 どのような人物も、初めてこの女性(ひと)を見たら「まさか」と思う。息も止まる者もいよう、目を押さえてから二度見する者もいよう。


 そう。


 今はもう、立場が変わっておられるが、当時は。



 『姫』だ。



 君らもよく知っているね。



 当時は、私よりもご年齢は上であられたが、青年といえる男よりかは、いくらか、もしくはだいぶん、お年は下…御髪(おぐし)(髪の毛)はヒザくらいまであられたし、端正な上怜悧(れいり)なご尊顔をなされていたし、体つきも…いや、そのことではないね。


 姫を見た瞬間、人がまず目を見張るのは。


 …そうだね。


 森の緑、海の青、空の透ける色、稲光のような輝き。



 彼女の、髪と瞳だ。



 姫は、頭の先から髪の毛の先にかけて、緑からだんだんと青に変わっていく不思議な髪の色と、それと同様に上から下へ、緑から青へ色が変化し、かつ、奥の方で鈍く金色に輝く瞳を持っておられた。



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