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桃源郷に叫(な)く ~4つの王国と一柱の王女の中華風恋愛ミステリー~  作者: 13(C-クレフ)
陶潜「桃花源記」より (本章は飛ばして読んでも可。次章より物語開始)
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陶潜「桃花源記」より



 桃源郷(とうげんきょう)…理想郷であり、隠れ里。呼ばれた者しかそこに出入りできない、中国の伝説上の国。

  『…

   

   林尽水源、…

  (川の始まりだろう滝(水源)まで桃林が続いていて林が終わると)

   

   山有小口、…

  (山が見えて、そこに小さなホラアナがあった)

  

   …


   初極狹、纔通人。

  (穴は、入り始めはとても狭くて人1人がやっと入れるくらいだった)

   

   復行數十歩、豁然開朗。

  (それでもいくらか進んだら、急に目の前が開けて、しかも明るくなった)


   土地平曠、屋舍儼然。

  (出口にあった土地はとても広くて、デコボコがないよう整地もしてあって、きれいに並んだ建物も見える)

  

   有良田・美池・桑竹之屬。

  (良い作物が実っている田畑はあるし、水がきれいな池もあるし、生活するのに欠かせない桑や竹のような植物も十分ある)

  

   阡陌交通、鷄犬相聞。

  (田畑は直線で区切ったみたいに整備してあるし、鶏と犬が鳴きあっているのが聞こえるから、動物も育てている様子)


   其中往來種作、男女衣著、悉如外人。

  (でもその畑で作業をしてる人達はまるで異国の人みたいだ。古臭い服を着てるなぁ)


   黄髮垂髫、並怡然自樂。

  (髪の色が薄くなってるお年寄りも、ツヤツヤした髪をおさげに結った子どもも、みんな楽しそうにしていた)

   

   …』

      陶潜「桃花源記」より抜粋(カッコ内はアレンジし、含まれていない言葉も多く付け加えた訳)




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