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シャインブレイブ!  作者: finalphase
第1章 モンスター出現!
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シャインブレイブ、大ピンチ!?

 その日、政府から緊急事態宣言が発表された。


 理由は――モンスターが街を襲っているからだ。




 学校も会社も一斉休業となり、私たちも当然、家に帰るよう指示を受けた。


 けれど、私と凜華と遥は、途中まで下校する“ふり”をして、モンスター出現地点へと向かう。




 モンスターは、私たちの通う中学から少し離れた光ヶ丘中学校に現れていた。


 校舎も周囲の建物も、容赦なく破壊していく。




「二人とも、行くわよ!」


「うん!」


「はい!」




 凜華の掛け声に、私と遥が頷く。




「光よ、私に力を! プリズムシャインブレイブ!」


「光よ、私に力を! マジカルシャインブレイブ!」


「光よ、私に力を! ミラクルシャインブレイブ!」




 三人同時に変身する。




「プリズムシャインブレイク!」




 凜華の放った矢を、モンスターはあっけなく跳ね返した。


 口から火炎を吐き出し、反撃してくる。




「ミラクルシャインバリア!」




 遥が咄嗟にバリアを張るが、火炎はそれすら貫通し、私たちはまともにダメージを受けた。




「あっつ……!」


 思わず声を上げる私。




「怯んでないで、一気に決めるわよ!」


「わかった!」


「分かりました!」




 凜華の頼もしい掛け声に、再び立ち上がる。




「プリズムシャインブレイク!」


「マジカルシャインブレイク!」


「ミラクルシャインブレイク!」




 三人の同時攻撃。


 しかし、それらも一瞬で弾き返された。




 モンスターの触手がうねり、私たちの身体を拘束する。


 その表面は灼けた鉄のように熱く、腕に絡みつく。




「あっ……!」




 焦げた匂いが立ちのぼり、皮膚がじゅっと音を立てた。


 耐えきれず、涙が滲む。




 ――その頃。




 人間の創始者・デウスは、彼女たちの戦いを静かに見守っていた。




「デウス様、見守るだけでよろしいのですか?」


 眷属ノクティスが問う。




「ええ。信じましょう、彼らの力を。


 この困難は序の口です。


 彼らは未来、更なる試練を乗り越えねばならない……」




 一方その頃、オルフェウスと対話する一人の若い女性がいた。


 彼女の名は――八重森綾乃やえもり・あやの。通称、ルシフェリア。




 かつてピアニストを目指していた彼女は、事故で指を失い、夢を諦めざるを得なかった。


 やがて世の中を憎むようになった彼女に、オルフェウスが声をかけたのだ。




 彼が彼女を選んだ理由――それは、綾乃が持つ特殊な力にあった。


 彼女は他人の精神に干渉する能力を秘めていたのだ。




「オルフェウス様、シャインブレイブ……彼らはいったい何者なのですか?」




「話せば長くなりますね。


 この世界の神、デウスは太古の昔、あらゆる生き物を創りました。


 昆虫、爬虫類、哺乳類、鳥類……


 その中で、唯一“特別な存在”がいた。それが――人間です。




 人間は時に、生きるためではなく他者を傷つける。


 そのことを知った神は、いずれ特殊な力を持つ人間が現れた時、


 その力を悪用するのではないかと危惧した。




 ――そして、そうした人間を抑制するための“制御装置”として生まれたのが、


 シャインブレイブなのです。




 彼らの手にするコンパクトは神からの贈り物。


 首元のブレスレットの宝石は、彼らの生命と精神状態を示しています。


 万全な時は緑に輝き、弱れば茶色く濁る……それがあの宝石の意味です。」




 綾乃が視線を向けると、三人の宝石はいずれもまだ緑の光を失っていなかった。


 凜華とひかりの輝きは眩いほどで、遥の宝石も少し濁ってはいるが、まだ緑の方が勝っている。




「オルフェウス様……私たちは神にとって“穢れ”のような存在なのでしょうか。」


 おそるおそる問う綾乃。




「デウスから見れば、そうかもしれません。


 しかし、我々にも我々なりの“正義”がある。


 たった一つの尺度で善悪を決めるのは、傲慢というものです。




 私は――人間の中で最も神に近い存在。


 ただ、デウスとは考え方が違うだけのことですよ。」




 その言葉の意味を反芻しながら、綾乃は戦いの行方を見つめていた。




 ――あまりの熱さに意識が遠のいていた私。


 それでも、心の奥で声が響いた。




「こんなんじゃ、駄目だ……。


 みんなを守れない。志乃みたいに、もっと強くならなきゃ。」




 その想いは、凜華も遥も同じだった。


 次の瞬間、私たちの身体が――神々しい光を放つ。





【次話予告】




“みんなを守りたい”という私たちの強い想いが、奇跡を呼び起こす。


モンスターの触手から解放された私たちは、新たな力を手に入れる――!




第14話 奇跡の力、ルミナスモード!




必ず、読んでね!

最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。

この作品が面白いと感じられました方は、評価やブクマなどくださると大変励みになります。

第14話は明日21時に投稿します。

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