表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生失敗  作者: 津田陸
1/3

エピローグ もし、生まれ変われるなら

 終わっている。

 俺の人生を一言で表すならこの言葉が一番合うと思う。

 中学で顔が気持ち悪いという理由でいじめられ、そのまま流れるように不登校へとなった。

 高校二年生となった今でも、まだあのトラウマからは逃げきれなかった。

 毎日向き合うのは人ではなく、パソコン。

 増え続けるのは思い出ではなく、ただのゴミ。

 なんて、人生だ。

 こんなんならいっそのこと生まれない方がマシだったと思う。

 

 俺はどう生きれば正解だったんだろうか。

 

 どうやったら俺はみんなに頼りにされる存在になれたのだろうか。

 

 そんなこと、考えても仕方ない。

 わかってる、わかってるけども、頭にはいつもそんな珍けなことばかり浮かんでくる。

 

 死にたくても死ねない。

 生きたいけど生きれない。

 

 もしも来世があるんだったら、もしももう一度人生があるんだったら俺は普通が欲しいな。

 

 別にイケてなくていいんだ。

 今はただ普通が欲しい。

 普通に暮らして普通に学んで普通に死ぬ。

 そんな人生が欲しい。

 でもよくを言うならば、彼女が欲しいな。

 顔はとびっきり可愛くて、優しい女性がいいな。

 もっともっと欲を言うならば、たくさん友達が欲しいな。

 なんなら、学校とかも行きたいな。

 

 あぁ、もうやめよう。

 こんなこと考えても惨めになるだけだ。

 今日はもう寝よう。

 寝たらきっとスッキリするだろう。

 

 俺はそのままベットに入り、深い眠りについた。

 深い、深い眠りに……

 

 

 

 

ブックマークお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ