結論
翌日、朝会がありました
そこでハサミ、カッターを持っている子はそれを没収されました
私はもちろん持っていません、学校のルールなので
朝会で、3年生だけお昼休みに集会があると言われました
多分そこで話をされるんだろうなと思いました
みんなお昼休みが潰れると知って口々に文句を言いました
「説教だよね、めんどくさー」
「どうせ身だしなみの注意だろ」
「ちゃんと生活してる人達を巻き込まないで欲しいよね」
私も混ざって文句を言いました
私がやったのに
お昼休みまでの授業はずっとドキドキしていました
問題を答えられて嬉しかった時も
返事を褒められた時も
先生が私の絵を褒めてくれた時も
ずっとずっとドキドキしていました
こんなにも先生達は私によくしてくれるのに
無駄な仕事をしていてバカみたいだなと思いました
そしてお昼休み
私の絵をほめてくれた生徒指導の先生が、本気で怒りながら靴紐が切られた靴をみんなに見せました
申し訳ないけど親御さんに警察に連絡することを勧めたと言っていました
私はショックを受けたような表情をして話を聞いていましたが
内心はとても焦っていて息がしにくくて、倒れてしまいそうでした
でもみのるくんの友達が話を聞いて泣いているのを見た時でも、先生が本気で私たちに話をしてくれている時でも
あの高揚感が薄れることはありませんでした
教室に戻ったあと、プリントが配られました
そこに私は「みのるくんと私は特別仲がいいわけではないけれど、私の絵をいつも褒めてくれて、学級委員でクラスを盛り上げてくれるとてもいい人だと思っています。だから今回のことは本当に残念だし悔しいです。なにか力になれることがあれば力になりたいです。」と書きました
半分本心で半分嘘です
その日の連絡帳にも同じようなことを書きました
3人で放課後に集まって大笑いしました
より2人と仲良くなれた気がします