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コロナ感染

暫くは順調で、少なくとも「同僚」としてはこのまま持つのではと思っていたけど・・・


ところが、三食渡して一食目のやり取りがあったのを最後にパタっと他の料理を食べたとかの連絡が無くなった。


カレーを食べたのは連絡があったけど、フランスの家庭料理である「ミロトン」とか「牛肉の角切り」をふんだんに使ったビーフシチュー風の「ワイン煮込み」とかランチやお弁当では食べれないメニューだし、事前にミロトンで使う「ピクルス」は好きって言ってたから好みに合わないことはないと思ったけど。


三食渡して、二食目以降反応がないと余計なことをしているのとか、ホントはもう要らないと思っていたのに無理やり渡していただけなのかと悪い方に思えてしまう。


また、こういう時に限って「偶然」エレベーターや出入口で会うこともない。


あまり気にしても仕方がない人なのはもう分かっていたから、しばらくは様子見の方が良いのかなと思い始めていた頃のこと。

もともと、河内さんとのゴールは「たまには誘える同僚で今までの人みたいになんでも言える素でいれる人」だった。


彼女がいる時でも、結婚してからでもそういう人はいたからそれほどハードルは高いと思ってなかった。

一緒に食事の約束やご飯を作ってもらった関係ってだいたいそれなりの仲にはなったけど、なんか初めてこんなに話すのも苦労する、どうして良いのか分からないなぁってもどかしい気持ちになった。

以前から思っていたけど気付かないように自分で蓋をしていたが、なんか一方通行なんだよなとの思いがまた頭を過(ヨギ)る。こちらの一人芝居なのかなって。本当はどうでも良いから縁を切りたいって思われているのかなって。

今まで、そんなにネガティブに自分自身を思ったことはなかったのに。

このあたりはやっぱり「社会人になってから歴代仲良しランキング」で30位に入るかどうかの河内さん相手だと勝手が違うんだなとは思ってしまう。


まぁ、とりあえず彼女の涼葉とは最初の緊急事態宣言が終わってからは安定してきたから、もうこれ以上を河内さんに望むのは贅沢なのかなぁとも考えるようになっていった。


そんな2022年の7月下旬の頃。

コロナが再び猛威を奮っていたときに、涼葉の息子が結婚式を挙げることになった。

子どもを溺愛している涼葉は張り切っていたが、その分コロナに感染しまいと外出を自粛。


まぁ、そこは同世代の子どもを持つこちらとしては理解出来るので彼女の意思を尊重し結婚式明けの再開をお互い楽しみにしていたが・・・


涼葉の息子さんの結婚式が無事に済んだと思ったら、なんと当事者である息子のコロナ感染が判明した。


既に息子夫婦は別世帯に住んでいるので涼葉は濃厚接触者にはならないとのことだったが、息子夫婦には既に子どもがいて、その子を親から隔離や面倒を見ないといけなくなったので大騒動になった。


涼葉は結婚式前は暫く自分の時間を犠牲にして準備をしていて、ようやく結婚式も終わり名古屋で僕と逢うのを楽しみにしていたとの事だったが、それが叶わなくなりとても落ち込んでいた。


時期的にお盆前であったことも追い討ちをかける。

何故なら、涼葉の旦那さんは工場で働いているのでお盆休みが長く、この間は毎年逢えない。


そして、お盆休みもようやく終わった8月の下旬。

涼葉の体調が悪化した。

だいたい、暫く逢えないと涼葉の体調は悪くなるので精神的な部分も多いかもしれない。

ただ、ちょうどこの時期はコロナが大流行していて社内でも感染者が続出。

この時のコロナは結構キツかったと皆は声を揃えていた。


8月の下旬にいつものメッセージで

「体調が悪い」と連絡があり、息子夫婦のこともありコロナの可能性もあるので

「先ずは抗原検査して、症状があればお医者さんに行かないと」と返したあとにプツリと連絡が切れた。

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