後書き
2025年2月
今はセブ島に語学留学でいます。
今いるのはITパークという経済特区なのでフィリピンで最も安全な地区の一つ。
フィリピンの夜は危ないので絶対一人歩きは出来ないけれど、このエリアなら夜遅くまでナイトマーケットもやっているので安心です。
多くの日本人留学生は休日の移動にタクシーを使い、安全な大型モールや観光地に行っているけど、それではつまらないのでフィリピン独自のジプニーに乗って土日はセブ島を廻っています。
なにせ、運賃が13ペソ(35円ぐらい)程度なので。
麻薬中毒者であふれ地元民でも夜は絶対に行ってはいけないカルボン地区も昼間ならスリぐらいしかいないので実際に行くとNHKBSの「世界街巡り」と同じ光景が現れ、観光客がいないローカルの人々の暮らしを見て回ってます。
確か、再放送で見た「世界街巡り」のセブ島編で出てきた場所じゃないかなぁ。子どもたちが狭い路地のお店のパソコンで遊んでいて、その狭い路地は日常で溢れている。
まだ幼い子どもが外国人が珍しいようでハニカミながらハローと声を掛けてくれる。
ジプニーも慣れてしまえば好きなところから乗れて、好きな場所で降りれるからそもそもバス停がどこにあるのか分からないので逆に正規のバスの乗り方の方が分からない。
まぁ、フィリピーナの先生にはジプニーでカルボン地区に行っていると言うとギョとされるけど。
ところで、気が付けば15万字にもなったのですが、賛否はともかく第三者から見てどのように映るんだろうと思って書きました。
だから、もし良かったらレビューや感想、メッセージがあれば嬉しいです。
本当は独身編とかもっと書きたいところはいっぱいあったのだけど、まともに書いていたら半年から1年ぐらい掛かりそうだったのとメール内容と乖離してしまうのでかなり絞りました。
また、長いので「序章」と「最終章」と一番書きたかったエピソード32だけで読んでも良いし、そちらを先に読んでから戻るという読み方も出来るかもしれません。
実際に送ったメールは「最終章」だから、受取った人と同じ感じにはなるのかも。
独身の和歌山時代は同僚で超美人の婚約者、取引先で「夜の宴会部長」との異名を持っていた仲良しの絹子、証券会社の担当者でアイドルのようだった三砂緒ちゃんの三人がいて楽しかった。
あの河内さんと絹子は小柄でタヌキ顔と見た目が似ていたからちょっと絹子の再来を期待していたのかもしれない。
在職中は拒否られているイメージが強かったけど、こうして今改めていろいろ思い返すとどこかで仲良くなるポイントを逃してしまった気もするし、どちらにしても彼女以外との距離感の取り方が分からないので、あんな最後になったのかなとも思うし・・・
このあたりは今となっては永遠の謎にはなってしまったけれど、あの人がお元気ならばなによりです。
長瀬と河内さんにはいつかはこれを見て欲しいなとは思うけれど、これも永遠の夢とします。
完




