【6杯目】天月
今回でメインの登場人物紹介は終わりです。
新キャラクターが出てくれば別ですが。
では、宜しくお願い致します。
こいつも紹介しとくか………。
役に立っているしな。
居候の天月だ。
狐耳の尻尾3本でまあ狐の獣人ってことはわかるんだが。
しかも私の世界であった巫女服の様な服を着てるな。
自称で生年から1000年以上経った天狐と称しているが、眉唾物だな。
確かに雷を扱い魔力、いや仙力の様なものがあるようだけど。
何というか、思考が幼稚なんだよ。
最初に会ったのも「面白そう」だからと、夜叉騎士にちょっかいをかけたことだしな。
まあ、そのせいでおっかなーいお姉さんに力を封印されて、幼女の姿になっちまったな。
それでも力が封印しきれていない様だから、相当な力なんだろうよ。
私はその辺りは能力がなく知識だけだから、詳しいことはわからんがね。
そうそう、天月も酒飲みなんだよ。
幼女の姿で飲んでるから、絵面はちょっとシュールだ。
でも、力のせいかわからないけど、酔い潰れたのを見たことないな。
ぐてっと潰れていたのを見たのは封印を受けた直後だけだし。
食えない奴には違いないな。
……こうやって考えてみると、ろくな奴いないな、ここ。
出自も経緯も年齢も容姿、人種も様々だ。
ゆったりとやっているから、そんなもんか。
まあ、なんだ。
なんだかんだ言ってそれなりに上手く行っている。
だからいいのさ。
さあ、店を開けるとしようか。
如何だったでしょうか?
次からはようやく物語が始まっていきます。
……プロットがないですが。