【3杯目】秋音
今回も短くてすみません。
千冬目線の秋音ですので、こんな感じです。
このBarには料理兼経理担当がいるんだ。
姓は湊月で名は秋音だ。
前回に書いたように草野の名付け親でもあるな。
ほんわかした雰囲気の優しい女性だ。
周りが暖かくなるような、そんな人だな。
怖いけど。
夜叉騎士に殿戦闘の脱出支援後に
捜索依頼された人でもあるよ。
何らかの縁でもありそうだ、訊かないでおくけどね。
この人、すごいんだ。
洗濯や掃除、調理に和洋お菓子作り、完璧だね。
一家に一人だよ、本当に。
男性としては気になるところがあるけれど(一部の好事家には良好)、
私だったら結婚したいね、口うるさいところが無ければ。
まあ、そんなんで良好にやってるよ。
私の方が年上なのにお姉さん呼びしてくれを毎回言うのには、
辟易してるがね。
そんな秋音姉さんも色々とあるようだね。
夜叉騎士が踏みこなせない様にしているのがバレバレだけど、
この関係が続くのも悪くないね。
ああ、そうだ、秋音姉さんの問題といえば私のことを
「千冬ちゃん」と呼ぶことだな。
30手前でそれはキツいよ、秋音姉さん。
慣れさせてる自分が怖いよ。
………ん、いや、辞めてくれるといいね。
本気で考えてしまった。
噂をすれば影だ。
秋音姉さんが呼んでいる。
何の用事だろうか?
とりあえず訊いてない振りは出来ないし、行くとしますかね。
じゃあ、またな。
如何だったでしょうか?
少しは英雄クロニクルの当部隊をわかって頂けたと思います。
御読み頂き有難う御座いました。
※続きます