ハリガネムシの女の子がカマキリに寄生しちゃうシチュ
分かってる、分かってるの
私とあなたじゃ、全然釣り合わないってことくらい…
でも、私はあなたへの気持ちをあきらめられないの…
たとえ、私がハリガネムシで、あなたがカマキリだったとしても…
え、ま、まって…いま、目があっちゃったかも…
まあ私、ハリガネムシだから目、無いんだけど…
でも確かに今、彼が池の中を覗いてたような…
嘘っ、こ、こっちに来る!
どうしよ、まだ、心の準備が…
だめ、そんなに近付かれたら、私、もう…我慢できないっ
ハリガネムシとしての本能を、抑えられないっ…
んぅっ、ごめんなさい、ごめんなさいっ!
もうだめっ!我慢できない!
入りたいっ!入りたいの!あなたの中に入れてほしいのっ!
一緒になりたい!あなたと一つになりたい!
おねがいしますっ…!
は、はいっ、ちゃった…?
…すごい…入ってる…私、あなたの体の中に入ってる…
私たち、やっと一つになれた…私たちの体が、ついに繋がったのね
カマキリであるあなたと、ハリガネムシである私。
二人の体が、ついに一つに…
ああ、嬉しい…これであなたの全てはもう私のもの…
ふふ、ふふふふ…
…ねえあなた、せっかく一つになれたんだし、二人きりでお出かけしましょう?
ハネムーン、じゃないけど、折角の記念だから…
場所は、もちろん水辺がいいよね。
ね、行きたいよね?
私と、一緒に、水辺に、行きたいよね?
行きたいって言って?
悪いけど、あなたに拒否権は無いの。
だって、あなたはもう私のものだから…
君はもう水辺に行きたくてしょうがない…行きたくてしょうがない…
そうだよね?カマキリなら男らしく、水に飛び込みたいよね?
ふふ、認めちゃったね。
それじゃ、さっそくいこっか。
大丈夫、何も心配いらないよ。
君の命は、決して無駄にはしないから。