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左翼軍団の戦い3

 ウルフヘレは、ガレスと共に防御陣地へと下がる。彼の読みでは、ヒューゴがここまで来るのに10分程度と言った所。対して、エレオノール騎馬隊が到着するまでの時間は、伝令兵の言葉によれば30分程度。


(20分…たったそれだけ時間を稼げればいい)


 いくらヒューゴが相手とはいえ、それは決して不可能な事ではない。だが、ここでヒューゴ率いる敵右翼軍団は意外な行動を取った。


「は…?」


 ウルフヘレ達の眼前で、ヒューゴ軍は進路を変更。東側…すなわち、戦場の外へ向かって駆け出したのだった。


「これは…!?」


 ガレスも驚愕の声を上げる。だが、ウルフヘレはすでにヒューゴの狙いに気がついていた。


「まさか…ヒューゴ・トラケウ…逃げるのか…?バカな、ここで…そんな手を…!?」


「逃げる?しかし、そんな事をしても意味は…」


「いや…意味はある。ヒューゴに逃げられたら…自分達は、手詰まりだ…!」

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