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最終戦開始30

 現状、どの戦線においてもエレオノール軍、ヒューゴ軍共に奮戦しており状況は大きく動いていない。カイ率いる中央第二軍とオスカー率いる左翼軍は敵軍をかなり押しているものの、決着までは程遠い。しかし、彼らの戦場から少し離れた場所では、戦いの決着がつこうとしていた。


 ミュルグレスの指揮する別動隊は、ヨハンネス軍こと聖王国残党軍を蹴散らしその本営に迫りつつあった。静かだが、極めて速い進行だ。


「くそっ…防げ、なんとか持ちこたえろ…!」


「ミュルグレス…知略だけの男ではなかったのか!?」


 ヨハンネス軍も、ここを抜かれれば後はない事は分かっている。それ故に兵達は必死に防戦するが…ミュルグレスは、まるで枯草でも狩るかの如く易々と防御を突破する。ミュルグレス・レイは叡智の聖騎士パラディン・オブ・プルードゥンスと呼ばれるだけあって、決して武闘派とは見られていない。が、それはあくまで他の聖騎士(パラディン)に武闘派が多いため今まで彼が前線に立つ機会が少なかったからに過ぎない。


 ミュルグレスの剣技は人並み以上だし、指揮能力に至ってはオスカーと肩を並べる実力を持つ。聖騎士(パラディン)レベルの実力者がいなければ彼を止める事は出来ないだろう。そして当然、ヨハンネスにはそのような能力はない。


「本営ですね」


 副長、ランスロから告げられた言葉にミュルグレスは無言で頷く。彼らの眼前にあるのは、本営の天幕。聖王国残党軍の心臓部たる場所に、ミュルグレスは辿り着いたのだ。

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