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最終戦開始16

「エルンスト軍団長!敵の進軍、止まりません!」


「そうだな」


 ヒューゴ軍中央第二軍軍団長、エルンスト・リヒトホーフェンは部下からの報告に頷いた。報告されるまでもなく、自軍がじりじりと押され続けている事はエルンストにも見て取れる。だが、彼は動じない。


「まあ、敵軍の方が強いからな。こうなるのは当たり前だ」


「そ、そんな事は…!我が軍団は精鋭です、敵より弱いなどという事は…!」


 エルンスト率いる中央第二軍の構成員の多くは、以前からのエルンストの部下達である。元帝国の上将軍(ハイ・ジェネラル)であるエルンスト軍は、同じく上将軍(ハイ・ジェネラル)であるアイヒホルン軍と並び称される精鋭揃いだった。つまり、その配下は精鋭槍騎士と同程度の実力は有している。


 ヒューゴとヴォルフラムという2人の大将軍フィシュタル・ジェネラルの軍団を除けば、エルンスト軍は帝国でも精鋭中の精鋭と言えた。


「けど、現実は『こう』だ。俺達より相手が強い。まずはそれを認めよう。『本当は俺達の方が強い』なんて、安っぽいプライドで造られた色眼鏡は捨ててな」


「ぐ、軍団長…」


「しかし、俺の集めた情報では聖騎士(パラディン)序列第六位カイ・ネヴィルにここまでの実力はなかったはずだ。何かがあの男を変えたんだろう。さて、いったい何があったのか…彼女でも出来たか?」


「え、エルンスト軍団長!そんな悠長な事を言っている場合では…!」


「安心しろ」


 エルンストは口元の無精ひげを撫でつつ答える。


「俺は、帝国を捨てヒューゴ陛下についた。それはヒューゴ陛下が誰よりも強いからだ。つまり、最後に勝つのは俺達だ」

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