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最終戦開始15

「ロータル将軍…やはり情報通り『有能』な人物でしたね」


 副長、ランスロ・フォントヴローは皮肉をこめて隊長のミュルグレスに囁いた。


「そうですね」


 と、ミュルグレスは別段喜ぶ素振りも見せず頷いた。ヨハンネス軍の前線指揮官がロータルという人物であるという事、そして彼が貴族にしては有能な人物であるという情報は、ミュルグレスは事前に入手していた。そして、敵が有能であるのならばある意味で作戦は立てやすい。


 ロータルはおそらく、ミュルグレスについての情報を集めるだろう。そしてその戦法を分析、対ミュルグレス用の戦術を取るはずだ。ならば、こちらはその逆を突けばいい。


 すなわち、最もミュルグレスらしくない策――力推しによる中央突破だ。


「もっとも、相手が聖騎士(パラディン)やエレオノール・アンスバッハ、もしくはヒューゴ陛下やシャルンホスト級の指揮官であればこんな単純な策は通用しなかったでしょうが」


 ミュルグレスが名を上げた者達は、『有能』などというレベルを超えている。時代を代表する名将達だ。そしてミュルグレスもまた、その一人。


 結局のところ、ロータルはミュルグレス・レイという男に蹴散らされた多くの指揮官の一人として歴史に名を残す事となった。


 そして、ロータル率いる前線部隊が壊滅した今…残るは、ヨハンネス率いる本隊のみだ。

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