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最終決戦11
ウィザリシュ平原に昇った太陽が、平原の一隅で隊列を組む兵士達の甲冑を照らしている。その数、約20万。これは全て、皇帝エレオノール率いる中央第一軍の兵達である。
まず、エレオノール直属の兵が10万。このほぼ全てが騎兵で構成されている。
続いて副長のエマ率いる兵が3万。そのうちの多くが弓兵だが、騎兵も1000騎程含まれている。
ホフマン率いる騎兵が2万。
ボゥ率いる兵が3万。この部隊は全てが重装歩兵だ。
さらに、リヒター率いる軽装歩兵が2万。
居並ぶ兵達を見下ろす事の出来る丘の上に、エレオノールと4人の部隊長達が集結していた。加えて、椿とハティの姿もある。
「いやあ、まさか俺が2万の兵を率いる将軍になるとはね…」
とてもこれから決戦とは思えない、気の抜けたような声でリヒターは言った。
「なんていうか、全然実感ねえなあ」
「うう…リヒターさん、なんでそんな余裕なんっすか。もう、自分は…緊張で足がガクガクっすよ…!」
眼下の兵達を恐る恐る見ながらエマが告げた。彼女は、自らが率いる3万という兵の数に圧倒されているようだ。




