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最後の敵13

「ツバキ・ニイミ…それ程の存在…か?俺にはちょっと分からんな」


 エルンスト・リヒトホーフェンが首を傾げる。ヒューゴ軍で上将軍(ハイ・ジェネラル)以上の地位を持つ者の中で、彼は唯一の新参者だ。しかし特にその事に気後れしている様子はない。


「まあヒューゴ陛下がそう言うんなら俺としちゃぁ従うだけだが…」


「いずれにしても、ツバキ・ニイミの対処は私が行おう。諸君らは諸君らの責務を果たせばそれでいい」


 ヒューゴ自らが椿の対処を行う…それは、異様な宣言に思えた。何しろ今やヒューゴは皇帝(カイザー)であり、世界最大最強の軍を率いる司令官――それがまだ年端も行かない少年を警戒し自ら動くというのは普通ではない。だが、その決定に異を唱える者はいない。これまでヒューゴが行ってきた事に間違いはなかった。ただの一兵卒から大将軍フィシュタル・ジェネラルにのし上がり、クーデターで皇帝にまでなった男。彼の選択に誤りがあるとは思えなかった。


「軍の編成準備は?」


「予定通り進んでいます、ヒューゴ陛下」


 ミュルグレスのその答えに、ヒューゴは表情も変えず頷く。


「それでは準備が整い次第、叩き潰すとしよう。我々の最後の敵を」

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