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北統王国・王宮12

「た、頼みます、カイ殿…どうか命ばかりは…」


 そう懇願し追いすがる国王、大臣達に対しカイは冷ややかな視線をチラリと向けるばかり。もっとも内心では、


(まあ、実際に処刑される事はないだろうがな…)


 椿やエレオノールもそこまでの処置は望まないだろうし、生かしておけば後々何らかの形で利用する事が出来るかもしれない。しばらくの間拘留され、庶民に落とされる程度といった所だろう。しばらくの間は監視が付くだろうし、王族、貴族から庶民への転落は悲劇だが…それでも命だけは助かるはずだった。…が、それはあえて口にしない。


(まあ、せいぜい怯えさせておくとするか…オレはツバキほど優しくはないんでな)


 そんな事を想いながら、カイは椿の元へと戻る。


 こうして、北統国王及び側近の大臣達は聖王国軍の首都である聖都に移送される事となった。

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