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決着19

「くすぐったいですよ、リヒターさん…」


 リヒターに頭を撫でられ、くすぐったそうに体を捩りながらも椿は微笑む。


「ユンカース隊長がもしここにいたらこうしてたはずだ。…だから、隊分も撫でてなんねーといけないからな」


 そう言って椿の髪が乱れる程に撫でた後、ようやくリヒターは椿を解放した。


「…とまあ、椿がヴォルフラムを倒してくれたおかげで、この戦後処理が俺にとっての最後の仕事になるはずだ。精一杯務めさせてもらうぜ」


「そうだね。私がこんな状況だし、リヒター君には頑張ってもらいたい所だよ」


 その言葉と共に、天幕(テント)の奥、布で隠されていた場所から顔を覗かせたのはレイアだ。どうやら彼女はベッドで横になっているらしい。


師匠(せんせい)…!」


「やあ、エレオノール。よくやったね、流石は私の妹弟子だ。…それに対して私はこんな無様な姿を晒してみっともないけれど…」


「そんな事はありません、見事ジークフラムを撃退したと聞いております」


「出来れば仕留めたかったんだけどね…まあ、それでも勝利に貢献出来てなんとか君の姉弟子としての面目躍如…って所かな」

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