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終盤戦40

 ハティは椿が馬を止めると同時に、馬の腹から手を離す。そして素早く敵の死角である右側に回った。そして馬鎧を掴みヴォルフラムの急所を狙える高さにまで駆け上がる。


 狙うは首筋だ。本来ならば首も(ヘルム)に覆われているのだが、カムランとの戦闘でヴォルフラムの(ヘルム)は破損している。今ならば、直接その部分を狙う事が出来る。


(きっと…最初で最後のチャンスだ。絶対に…決める!)


 ハティは狙いを定め、短刀(ダガー)を振り下ろす。だが、その瞬間…ヴォルフラム首が僅かに動く。世界最強と呼ばれる男の直感がハティの殺気を感じ取ったのか。だが、すでに短刀(ダガー)の切先は首筋に届いている。そして――それは、ヴォルフラムの首に深々と突き立てられた。


()った…!)


 そう確信した次の瞬間。


「かはっ…!」


 ハティはその腹部に強烈な衝撃を受ける。


(殴られた…!?)


 そう気が付いたのは、弾き飛ばされた後だった。驚くべき事に、ヴォルフラムは首に短刀(ダガー)を突き立てられながらもハティを殴り飛ばしていたのだ。


(でも…これで…ボクたちの勝ちだ…!)


 痛みに顔をしかめつつも、ハティの唇には勝利の笑みが浮かんでいた。

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